仕事の中断で集中力が継続するゼイガルニク効果の心理学

仕事の中断で集中力が継続するゼイガルニク効果の心理学
今回のテーマは、

仕事の中断で集中力が継続する
ゼイガルニク効果の心理学

について紹介します。

心理学の世界では
「馴化」と呼ばれる現象、

簡単に言えば、

「慣れによって感覚が麻痺する」

という事で、

私たちは胎児の頃から
何度も同じ刺激にさらされると
慣れてしまう性質を持っています。

普通、長編の小説など
読んでいると、

面白い部分は一気に読み、

つまらない部分になったら
中断したくなるものです。

しかし読書家の渡辺さんの
読み方はちょっと独特です。

面白そうな部分にさしかかり、

これから盛り上がりそうだと言う
部分で本を閉じ中断してしまうのです。

「先が気になって仕方ないのでは?」
「自分なら最後まで読んでしまう、、」

と誰もが思うはずですが、

渡辺さんに言わせれば、

「そこがいいんだ。次に
読み始めるのが楽しみになるから」

と、こうすれば、

途中で読むのを辞めてしまう事は
なかなかないのだと言います。

実はこの読書法は
心理学的にも効果が実証された

ゼイガルニク効果と呼ばれる
集中力が継続する方法なのです。

面白い所で中断する
この心理的効果について考えてみましょう。

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持続力の鍵、ゼイガルニク効果の心理学

面白そうな部分は一気呵成、

つまらない部分では本を閉じる、

こういう読み方から
「積ん読」は生まれるのでしょう。

つまらない部分で、

「続きは明日」と
やってしまうと、

その本を読もうと言う
心理的な動機がもはや
薄らいでいる事になります。

結局再開しません。

したがって、

盛り上がってきた所で中断し
もうちょっと読みたいという所で
本を閉じるのです。

すると、次に読むのが心待ちになり、
きっと読み続けられる事になります。

一般に、心理が高ぶった
ところで物事を中断すると

記憶や集中力が継続しやすいのです。

この現象はドイツの心理学者
ゼイガルニクさんの名前から

「ゼイガルニク効果」
と呼ばれています。

本の読書であれば、
短時間ですが

例えば長く続ける作業のばあい
この心理的効果は非常に役に立ちます。

仕事の中断で集中力が継続する

このゼイガルニク効果は
仕事にも応用できます。

仕事が乗ってきた所で
中断してみるのです。

楽しい仕事なら何時間でも
やっていられるという人も
いるかもしれませんが、

以前にも紹介したように、

人間の集中力というのは、
そう長くは続かないようにできています。

「一番楽しい所から再開できる」

という心理的期待を残して
中断した方が、

集中力も伸び、むしろ
長続きできるのです。

集中力は無限にはありません。

貴重なエネルギーを
大切に使う工夫が必要です。

長期的プランの仕事のプロジェクトも
一気に終わらせるのでなく、

中断を入れながら続ける、

こうしたモチベーションの
コントロールの工夫を

成功者は持っている傾向にあります。

仕事の区切り方の付け方次第で
能率はグンとアップします。

続きの仕事がやりやすいように、

面白くなりかけた所で
中断するというのも一つの手なのです。

楽しい事は中断し、辛い事は一気にやる

このゼイガルニク効果の心理学
傾向を応用するなら他にも
こんな事が考えられます。

例えば、

こんな事を考えた事はありませんか?

仕事をまとめて頑張ってやって、
まとめて休暇を取ってしまおう。

あれもやりたいし、これもやりたいし、

きっと楽しい休暇になるぞ?…

しかし嬉しいのは最初だけで、
時間がたち慣れてしまえば、

休暇の日々も退屈になっていく事です。

それよりも「休暇の始まり」
の日をなるべく多く作る方が、

気持ちの高ぶりは持続します。

1年分の有給休暇は、一気にとるより
少しずつとる方が賢いやり方です。

一方で、気の進まない
苦痛なシチュエーションでは、

中断を入れれば逆に作用します。

新しく始める度に、
イライラが増してしまうのです。

ストレスの多い仕事も
やり進めれば慣れて苦痛も薄れます。

しかしそこで中断してしまえば
再開するときまた憂鬱な気分
始めなければ行けないのです。

だからこそ、嫌な仕事であれば、
なるべく手を止めずに、

一気にやるべき事を終わられてしまえば、
嫌な事も次第に苦にならなくなります。

不快な思い(刺激)も慣れれば
気にならなくなります。

逆に幸せな思い(刺激)も慣れてしまえば
その効果は薄れます。

だから、中断する事で
慣れによる影響は薄れ、

再開するとき幸せな状態で
続きを楽しむ事が出来ます。

中断で人の気持ちは高まる心理学効果

またこんな心理学実験もあります。

ある映画ファンを
二つのグループに分けて

それぞれ映画を鑑賞してもらいました。

一方ののグループは
映画の途中でCMが入り、

もう一方はCMなしでした。

そしてその後、映画の感想を
それぞれに尋ねた所、

CMありのグループの方が、
強い満足感を得ていた事が分かりました。

CMそのものを不快に
感じていたのにも関わらずです。

これは他のシチュエーションでも同じです。

嬉しい気持ちというのも、
何かを新たに始めるごとに、

つまりいったん中断する度に、
高まっていくのです。

最初どれだけエキサイティングな
ことだったとしても、

どんなことであっても、
時間が経つにつれ退屈になります。

もちろん人は慣れるからこそ、
何かを学ぶ事ができるのです。

この心理学的性質を
どうにかする事は出来ません。

でもなれを日々の生活に
上手く組み入れ、

プラスに活用する事は可能です。

仕事も中断を入れる事で
集中力が継続することが出来ます。

ゼイガルニク効果の心理学を
ぜひあなたも活用してみてください。

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