反省と後悔の心理学的違いを知り失敗を次につなげる力を持つ


今回のテーマは、

反省と後悔の心理学的違いを
知り失敗を次につなげる力を持つ

について考えてみましょう。

人生は前に進みます。

悩んでも悩まなくても
明日はやってくるのです。

生きている限り、
失敗からは避けられません。

問題はその後の対処です。

気持ちを切り替える
心理学的なメカニズムを
理解しておくことは、

長い人生においてとても有効です。

私の知人の一人の事例です。

定例の記者会見が近づくにつれ

広報部の田淵さんの
胃はきりきりと痛み始めます。

人前でスピーチをする、

ということは大抵の人にとって
苦手意識を持っているでしょう。

しかし田淵さんは違いました。

だからこそこの仕事を選んだのです。

そこに自分の強みがあると
信じていました。

しかしあるきっかけで、
考え方が違ってしまいました。

新製品発表を
アナウンスする記者会見は

いわば、田淵さんにとっての
晴れ舞台であるはずですが、

田淵さんには一年前の失態の事が
今でも忘れられないと言います。

気合いを入れて作った
配布資料の中で

ごく単純な校正漏れがあり、

読み方によっては大きな
誤解を招きかねないという事で、

記者会見の後、

慌てて報道各社から回収する
という騒ぎになってしまったのです。

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反省と後悔の違いを知りる事の大切さ

対して実害はなかった事で、

上司も、その事はもう
忘れているくらいなのですが、

本人にとってはまだ
昨日のような出来事で、

今年もまたそんな事が
起こるのでは。。

という悪夢に田淵さんは
うなされているのです。

アスリートがよく言う
イップスのような状態です。

その時の後悔が脳裏から
離れなくなってしまったのです。

田淵さんのやり方がまずかったのは、

ミスの捉え方を間違って
しまったことです。

失敗をしたら反省をする、
それは悪い事ではありません。

失敗の原因を分析し、
同じ失敗を繰り返さないようにと
心がける事は、

ビジネスにおいても、
人生においても欠かせない事です。

反省と後悔の心理学

しかし、

「あのとき、手を引いておけば
こんなことにならなかったのに、」

とか

「あそこでもう一押ししておけば
話しがまとまったかも」

などと、仮定に仮定を連ねて
後悔してみても、

いったん起こしてしまった事が
帳消しになる訳ではありません。

それどころか、

いったん心にわいた後悔の
気持ちは、更なる後悔を呼び、

ああすればよかった、
こうすればよかった、

という仮定ばかりが心の中を
ぐるぐる回り始める事になります。

このような状態でいると、

次のアクションを
起こそうというときの瞬発力、

勢いが決定的に削がれる事になります。

ここから負のスパイラルが始まります。

失敗をして後悔する事の悪影響

再び同じような場面に
出会った時、

「今度は上手くやろう」

という方向にではなく、

「また前のように
失敗するんじゃないか」

という弱気な方向に
意識が働いてしまうのです。

後悔と反省では大きな
違いを生んでしまうのです。

失敗した直後が心理的な
ダメージが一番少なかった時期です。

この時期にうまく切り替えるのが
次につなげる秘訣だったのです。

しかしここからさらに
落ち込んでしまえば、

後悔はどんどん大きくなります。

これを「ハウリング現象」
と呼んでいます。

ハウリングというのは、

講演やコンサートなどで、

マイクの位置によってスピーカーから
キーンという耳をつんざくような
音が出る迷惑な現象の事です。

スピーカから出た音を
マイクが拾ってしまい、

それが循環してしまうために起こります。

なにかで一度失敗をして、
それに対する後悔の気持ちを
いつまでも抱いていると

再び同じ場面にであった時に、

前の失敗を思い出すだけでなく、

また失敗するのではないかと
言う不安に駆られがちです。

そのような方向に
自分の気持ちをもっていってしまっては

うまく行くはずの事も
うまく行かなくなります。

そして、また失敗します。

「やっぱり失敗だったか」

と再び後悔が始まります。

ハウリングのように、
失敗が繰り返し増幅されて
いってしまうのです。

失敗を次につなげる力を持つ

後悔という気持ちをもっただけで、

人は萎縮し、本来もっている
はずの能力を伸び伸びと
発揮する事ができなくなります。

過去をクヨクヨ思い悩んだ所で、

心の負担になるだけで、

何か物事がプラスに
変わる訳ではありません。

時間とエネルギーが
無駄になるだけで

何のメリットもないです。

人間とはしばしば
失敗するものです。

失敗してしまったときは

実際は少しは後悔の念がわく事でしょう。

そんなときは

「ここで考えるのはやめ!」

と決意して、

心の中の引き出しに
しまってしまうのが

自分を伸ばせる人の心構えです。

考えたところで結果が
変わる訳ではないのですから。

商談で十分相手の理解を
得られなかったときなどには

「この話しが通じないなんて、
なんて見る目がない奴だ。

そのうち分かる時が来るだろう」

と自分を絶対的に信じる
くらいの前向きな気持ちでありたいです。

失敗を次につなげる力を持つのです。

反省と後悔の心理学的な違いを
しっかり踏まえた上で、

切り替える必要があります。

自分の糧にする必要があります。

もちろん、そう信じるためには、

それなりの根拠と準備が
あってこそ可能です。

自分が万全の準備をし、
ベストを尽くしたという自信があれば、

結果が失敗に終わったとしても、
悔いは残らないものです。

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