笑顔と無愛想のコミュニケーションへの影響力と心理的効果


今回のテーマは、

笑顔と無愛想のコミュニケーション
への影響力と心理的効果

について紹介します。

キャビンアテンダントや
企業の受付などで働く女性たちは、

スマイルトレーニングと呼ばれる
笑顔の訓練をするそうです。

なぜなら彼女たちはいわば
企業の顔と言える存在です。

プロフェッショナルな笑顔を
身につける事で、

職場に良い影響を与えるわけです。

ここで私の知人の一人飯島さんは

脱サラして5年ほどの修行を経て

遂に自分で和食屋を
開業する事に成功しました。

夢の実現を喜んでいました。

開店早々順調な滑り出しで、

若者向けの雑誌にも取り上げられ

行列ができるほどの
人気店になりました。

そして勢いに乗った飯島さんは

アルバイトを雇いさらに
お店を頑張る決意をしていました。

しかし、、

開店から半年が過ぎ、

慣れてきたころから、
次第に客数が減り始め、

売り上げがダウンしてきたとの事、、

味を落とした覚えもなく、
値段を上げたわけでもない…

客足が遠のく心当たりはありません。

「あの賑わいは新規開店の
ご祝儀だったのかな。。。」

と思ってビギナーズラックのような
ものと納得しようと思ったのですが、

あるとき、開店当初からの
なじみのお客さんに言われた一言で
ハッとしたそうです。

「バイトの子、いつも疲れている感じだよ。
仕事キツいんじゃないの?」

よくよく聞いてみると、

たった一人雇っている
アルバイトの女性の表情が
無愛想でどうも暗いと言います。

笑顔と無愛想のコミュニケーションの影響力

「やっぱり新しい子、
雇った方がいいでしょうかねえ」

そういう飯島さんにそのお客さんは
笑ってこう釘を刺したのです。

「ははは、店主に似たんじゃないの?」

飯島さんは、無愛想なのは
自分の方なのだ、

と言われている事に気づきました。

表情や感情はあくびのように
伝染するものです。

店主が無愛想だと、
確かに萎縮してしまって

店員にまで伝染して
しまうのかもしれません。

思えば、飯島さんは

開店以来調理に一生懸命になるあまり、

笑顔を忘れていたような
気がすると言います。

幸い飯島さんは決して
根暗な方ではありません。

早速意識して笑顔を作るようにして、

まずは朝から仕込みを手伝ってくれる
バイトの女性に笑顔で接するようにしました。

もちろん、お客さんの前でも、

どう見られているのか、
なるべく意識するようにして、

笑顔を心がけました。

昔から「笑う門には福来たる」
と言いますが、

無愛想でいるより笑顔でいれば
周囲にも良い影響を与えます。

すると、売り上げが急に
伸びる!…訳ではなかったのですが、

例の常連さんには

「最近愛想がいいね。
いい事でもあった?」

などといわれて、
まずは成功と微笑む飯島さんでした。

そして少しずつまた
店に活気が戻ってきたのです。

笑顔の影響力と心理的効果

職場でピリピリした
雰囲気が続いていると、

その中で笑顔を浮かべるのは
難しいでしょう。

できれば上司から笑顔を作る
というのが理想ですが、

自分が笑顔を心がけるうちに
徐々にその影響の輪が広がって
行くのではないでしょうか。

欧米では

「エモーショナルワーク」

と呼ばれ、

笑顔の効果が経済活動に
直結すると真剣に研究されています。

嫌な事があって
落ち込んで帰宅したときも

テレビでお笑い番組を見ているうちに
いつの間にか大笑いして、

明るい気分になっていた…。

という事は多いのではないでしょうか。

ただ笑うというだけで、
気分が明るくなり、

リラックスできるのです。

イギリスの政治家であり
詩人であったグレヴィルは

「人間は笑う力を授けられた
唯一の動物である」

と書いています。

また、ドイツの哲学者
ショーペンハウエルは、

「多く笑うものは幸福にして、
多く泣くものは不幸である」

と書いています。

人間心理には好意の返報性
というメカニズムが働くので、

相手が横柄な場合でも
こちらがにこやかにしていれば、

相手も自然と穏やかになるのです。

人間は、生後三週間もすると、
微笑みらしき表情を現します。

そして6週間目には
はっきり微笑んで、

機嫌のいい事を表現するようになります。

「笑い」というのは人間が
最初に身につけるコミュニケーション
の手段でもあるのです。

笑顔と無愛想のコミュニケーションの違い

生まれたばかりのときは
「泣く」ことによって

一方的に主張するだけですが、

「笑いは」双方向の
コミュニケーションです。

「笑い」が及ぼす生理学的な
作用は次のようなものがあります。

笑うと頸動脈がふくれ、
顔面の筋肉が運動する形になり、

頭部の血液の流入量を増加させます。

血液の流れが増加すると、
血液がアルカリ性となります。

すると精神は安定し、
気持ちが明るくなります。

つまり、たとえ「作り笑い」
であっても、

何らかの効果があると考えられます。

先ほど紹介したスマイルトレーニングを
受ける女性たちも、

常ににこやかな
対応をするというのは

実際には精神的な負担の方が
大きいのではないかと
思われがちですが、

笑顔コンサルタント人が言うには

「笑顔でいた方が相手だけでなく
自分も気分よくられるののです」

と言います。

ファーストフード店の店員たちも、

確かにマニュアル通りに
笑顔を作っているの過ぎません。

ただ、アルバイト体験者によれば、

始めのうちは意識して
笑顔を作っていても、

本当にお客さんには笑顔で
接しようと言う気持ちが
身に付いてくると言います。

いくら疲れていても、

お客さんを前にしたら
自然に笑顔がわいてきて、

気持ちが明るくなってくるのです。

形から入る事で
心理の方も変わってしまう訳です。

笑顔と無愛想ではコミュニケーションの
影響力に大きな差が生まれます。

笑顔は様々な場所に
よい効果を生み出してくれるのです。

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