酸っぱいブドウとキツネの法則と負け惜しみの心理学


今回のテーマは、

酸っぱいブドウとキツネの法則
と負け惜しみの心理学

について紹介します。

もちろん人間は誰であれ、
失敗をしてしまうものですが、

その失敗に対する所作や対処には
大きな違いがあります。

失敗した時に多く見られるのが、

「自己正当化」という反応で、

失敗した時に、自分の心を
傷つけない
為に失敗と認めず、

ひどい場合には他人のせいにする
ケースも見られます。

このあたりには人間の興味深い
性質が見え隠れする物です。

私の知人の一人小さな雑貨店を
経営する白石さんは

あるとき、大口の
注文を同様の他の店に

ちょっとした掛け率の差で
取られてしまったそうです。

不景気な時代、痛い所です。

先方から一方的に
断りの電話をもらったときは

まず怒りがわいてきて、
次に大いに落ち込んだそうです。

「あの取引を手中に収めていたら、、
念願の全面改装の資金が出たかもしれない」

当初はそんな風に
後悔ばかりしていました。

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負け惜しみや言い訳の心理学

しかしアルバイトの女の子に
言われた一言にハッとしたそうです。

「あのお客さんも、
見る目なかったのよね。

あんな風に品物をきちんと
見もせずに買い付けるお客さんと
おつき合いすると、

あとが恐いわよ、きっと」

なるほど、
悪いのはこちらばかりじゃない、

あちらに見る目がなかった
と考えれば、いいのか

と白石さんは少し救われた
気がしたそうです。

単なる「負け惜しみ」じゃないか
とも思ったのですが、

心理学的言っても、

自分の都合のいい方に
考えれられるのはいい事です。

白石さんはスッキリ改心して
新たな気持ちで日々商売に励んでいます。

また、他人から言われるだけでなく、

営業活動において、

大きな見込客を競合他者に取られたとき

「あそこの会社は色々と
面倒な事情があると聞くから、

とったとしても決して利益の出る
プロジェクトにはならなかったはずだし、

かえって外れて良かったよ」

などと自己正当化することもあります。

酸っぱいブドウとキツネの法則

ここでこうした心理状況を言い表す
ストーリー、イソップ寓話として、

自分を納得させる

「酸っぱいブドウの法則」

というものをご存知でしょうか?

こんなストーリーです。

あるとき狐が木にたわわに実った
美味しそうなブドウを取ろうとしました。

しかし、ブドウは高い所にあって
手が届きません。

食べようとして飛び上がる物の
ブドウは皆高い所にあり、届きません。

何度飛んでみても届かないので、

「どうせあのブドウは酸っぱいのさ、
誰が食べてやる物か」

と狐はそう捨てゼリフを
吐いて立ち去ったのです。

イソップ寓話「狐とブドウ」より、

このイソップ寓話は普通

「人は自分ができなかった
事については、負け惜しみを言うものだ」

という教訓を示したものとされます。

これは酸っぱいブドウとキツネの法則といわれ
負け惜しみの心理学と言われています。

英語では、

sour grapes(酸っぱいブドウ)

というフレーズは負け惜しみという意味です。

都合良く考える負け惜しみの心理学

確かに失敗したとき、

人の気持ちとしては、

「立場がない」「面目丸つぶれだ」

などと対面的に恥ずかしいとか
悔しいという感情が表れます。

それゆえつい強がりを言いたくなり、
失敗や弱さを認めることが出来なくなり、

周りから見れば明らかな
失敗であっても、

なんとか取り繕おうとしてしまうのです。

しかし、取り繕えば取り繕うほど、

周囲の信頼も損ねますし、
自分自身でも失敗のイメージが
色濃く残ってしまい、

次に同様な状況に直面した時も、
失敗のイメージが頭に残っているので、

正面から立ち向かえなくなります。

つまり失敗から逃げてしまえば、
似たような状況からことごとく
逃げてしまうようになるのです。

酸っぱいブドウとキツネのように、
負け惜しみから始まり、

自らの精神的ダメージを
軽減しようとするあまり、

周囲の信頼を損ねると言った
教訓がある心理学的エピソードといえます。

負け惜しみの心理学のメリット

しかし、この自分を
正当化するキツネの生き方も
実は悪いものではありません。

自分ができなかった事を
後悔して引きずってしまうよりも、

「自分には向いていなかった」
「自分にはメリットはない」

と言い聞かせて納得する
事も大切だという事です。

切り替える為に活用するのです。

西洋のことわざに、

「こぼれた牛乳について
泣きわめいても仕方がない」

と言うものがあります。

負け惜しみは悪い事ばかりではなく
心理的メリットもあります。

もちろん過度の自己正当化や
他人のせいにする態度は、

褒められる物ではありませんし、
それは評価を下げてしまいます。

しかし、気持ちを楽にすることは
悪いことばかりではないのです。

実際に自分がいくら優秀だったとしても、

相手がその優秀さを理解して
くれるかどうかは、

相手次第としか言いようがありません。

現代のように価値観が多様化
していると、

一人や二人に自分の
価値観を否定されたからと言って、

いちいち落ち込んでいては
きりがないのです。

自分の力がないと考えるのではなく、

相手に問題あり、

と都合よく解釈する。

こうプラスの方向に
考えるか考えないかで、

その後の行動も大きく変わって
くるでしょう。

弱気になって、

自ら「自分はダメだ」という思い込みに
浸ってしまうのが一番よくないのです。

もしも自分がベストを尽くしているなら、

誇りと自信は失ってはならないのです。

この思考ができれば、
人生にもビジネスにも自信を持って
望めるようになるでしょう。

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