仕事、職場で使える心理学、単純接触効果、熟知性の法則


今回のテーマは、

仕事、職場で使える心理学、
単純接触効果、熟知性の法則

について紹介します。

一見難解でとっつきにくいと
思われる心理学の世界ですが、

知れば知るほどその奥深さを知り、

どんどん楽しくなってきます。

実はこの特徴こそある
心理学理論の一つなのですが、

こうした経験は誰にでもあるでしょう。

初めはそれほど興味もなく
見始めたスポーツでも、

見続けていると面白くなり
虜になってしまったり、

初めはそれほど好きでも
なかった人であっても、

付き合っているうちに
どんどん好きになったり、

この心理学的な要素を
使いこなしていくだけで、

仕事でも職場でも
何事でも有利になってきます。

私の知り合いの事例でも、

まさしくこのやり方で
成果を逆転した事例があります。

加藤さんの会社は、

二つの商社にOA機器回りの
品物を納入させています。

A社は以前から付き合い
のある大手の業者で、

メインの汎用コンピューターや
ネットワーク端末など、

基幹になるハードを
全て納入してくれました。

一方、B社は新参で

ノートパソコンや携帯端末、
OA機器の消耗品や
細々したパソコンソフトなど

比較的小さな額のものを扱っています。

普通であれば、A社が
圧倒的に有利でしょう。

しかし、、です。

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接触頻度で印象が変わる心理学

業者との折衝を担当している
加藤さんは、

大きなリース契約を
更新する機会にふと思いました。

「そういえば、A社の担当者って
ほとんど顔を出さないな」

A社は大手商社であり
こちらから呼び出さなければ
人を寄越さないような体質があります。

大企業ならではの殿様商売
のような気質があります。

もちろん製品の質や価格には
何の問題もありません。

「まあ、ウチは中小企業だし
しかたないか、、」

と加藤さんは考えて
納得しているのですが、

一方で、新参のB社の方は必死です。

頼んでもいないのに
こまめに担当者が顔を出し、

加藤さんと何がしか話しを
していくのです。

他愛もない話をしながらも
よく話を聞いてくれます。

一緒に飲みにいった事もあります。

実は加藤さんの会社では現在、

支店のネットワークの構想を
練っており、

順当に行けば老舗のA社に
全て任せる事になるのですが、

加藤さんは一生懸命なB社の
担当者の事が気になっています。

「あれだけこまめに
顔を出してくれるのだから、

きっと熱心に取り組んで
くれるに違いない。」

一度B社にチャンスを与えても良いかも、、

そんな風に思っているそうですが、

実はこれは心理学で言えば
単純接触効果、熟知性の法則
と呼ばれるものが働いているのです。

マメに顔を出すのは仕事、職場で使える心理学

お客さまの所には、
とにかくマメに顔を出す」

というのは営業の鉄則です。

いくら電話や電子メールでいつでも
連絡を取れる時代になったとはいえ、

実際に顔を合わせる事は
人付き合いの基本でもあります。

これは歴史を見ても同じです。

「三顧の礼」という言葉があります。

三国志に出てくるエピソードで

諸葛孔明を参謀長として
招こうとした劉備が

三度目の訪問にして、

ようやく口説き落とした
と言うエピソードです。

何度も訪問して礼を尽くしてこそ、

ようやく目的が果たされる
という意味です。

ドイツの作家トーマス・マン
もこんな言葉を残しています。

「幸福とは愛する事であり、
また愛する対象へ、

時としてわずかに心もとなく
近づいてゆく機会を捉える事である」

誰かを好きになった時、

「毎日でも会いたい」
「なるべく長い時間一緒にいたい」

という気持ちが自然に生じます。

逢瀬に逢瀬を重ねて、さらに好きな
気持ちは膨らんでいくのです。

一目惚れや衝動買いなど、

一気に好意を感じることも
もちろんないわけではありませんが、

基本的には人間というのは
接触頻度によって好意が決まります。

この何度も会えば会うほど
好感度がアップするという現象を、

心理学では

「単純接触の効果」「熟知性の法則」

と呼んでいます。

仕事、職場で使える単純接触効果、熟知性の法則

アメリカの心理学者
ザイアンスは次の実験を行い

これを実証しています。

卒業アルバムからランダムに
抽出した女子学生の写真を
ペアにしてA〜Fの6組に分け、

何人かの男子学生に見せます。

A組は1回、
B組は2回、
C組は5回、
D組は10回、
E組は25回

というように、見せる
回数に違いをつけ、

F組については一回も
見せない事にします。

しばらく時間をおいて、

もう一度それぞれの写真を見せ、
その印象を尋ねてみる、

すると男子学生たちは、

多く見せた組の女子学生に、
より好感を抱いていると言う
傾向が見られたのです。

この実験結果は、

逆に男子学生の写真を
女子学生に見せた場合、

そして、写真ではなく
実際の人物と対面させた場合でも
同じような結果が出ています。

つまり、接触する回数が
多ければ多いほど、

好感を抱くようになるという事です。

人は一般に、初対面の人

よく知らない人に対しては
不安を抱くものです。

人間の本能に根ざした心理学

何を考えているのか
分からない未知の存在を
相手にするのは、

確かに不安です。

しかし、何度も顔を合わせて
慣れてくるにつれ、

不安は小さくなり、
親しみや好意が生まれるようになります。

恐らく原始時代の狩猟採取を
人類が行なっていた頃からの、

サバイバル本能なのでしょう。

それが現代人にも色濃く
残っているのです。

選挙の時、テレビで顔を知られて
いるタレントやスポーツ選手が
多くの票を獲得するのも

「熟知性の法則」が
大きく働いていると言えます。

ただしこの心理法則を使いこなす
上で気をつけなければならないのは

あまりに目につきすぎてうんざり…

という事も起こり得るという事です。

一般に始めて会ったときの
第一印象が悪いと、

その後いくら接触を重ねても、
好感を与えるのは難しいと
言われています。

それどころか、
逆に嫌われかねません。

ワイドショーや週刊誌に出れば
出るほど嫌われるタレントなど
良い例でしょう。

仕事、職場では効果的に、
単純接触効果、熟知性の法則を
使いたいものですね。

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