仕事でも使える認知的不協和の解消は行動を変える心理学


今回のテーマは、

仕事でも使える認知的不協和の
解消は行動を変える心理学

について紹介します。

私たちの人生というのは
日々の行動の積み重ねです。

そうであれば、

良い行動を積み重ねれば、
良い人生を送ることができ、

悪い行動を積み重ねてしまえば
悪い人生になってしまいます。

自分の生活パターンを見直し、

悪習慣となっているような
行動を良い習慣に変られれば、

人生の質は向上します。

だからこそ

「行動を変える」

というのは大事なことです。

自分の意思で自分の行動を
変える力があるのは、

恐らく人間だけではないでしょうか。

そしてそのための知恵や
テクニックを心理学は教えてくれます。

私の知人の佐々木課長は、
かなりヘビースモーカーでした。

ところがある日、

部下たちを引き連れて
飲み屋に行ったとき、

女子社員の一人が隣に座った
男性社員のタバコの煙をひどく
嫌がっている事に気づきました。

そこで佐々木課長は
こんな風にたしなめたそうです。

「彼女が煙で迷惑してるじゃないか。

吸っても良いか確かめるのが
エチケットってもんだろう?」

確か彼の言葉は正論ですが、
部下たちの表情は曇っています。

ヘビースモーカーが禁煙に成功した方法

酒が入っていたせいでもあり、
部下の間に失笑がわきました。

なぜなら佐々木課長こそ、
最もそんな事をしそうにない
タイプだったからです。

そもそも彼は社内でもトップクラスの
ヘビースモーカーとして有名でした。

佐々木課長から
そんな言葉を聞くなんて、、

部下たちの反応もまっとうです。

しかし、驚いた事にその後、

佐々木課長がタバコを
数本数が急に減ったのです。

職場でも、これまで自分の
デスクで平気で吸っていたのに、

廊下の喫煙スペースで
吸うようになりました。

部下に冷やかされると、

「エチケットだからな」

と涼しい顔で答える佐々木課長でした。

やがて、

禁煙宣言をするようになります。

どうせ長くは続くまいと
部下たちは思っていたのが、

佐々木課長の「エチケット」は
長続きしているのです。

そんな佐々木課長の禁煙テクニックは

仕事でも使える認知的不協和の解消
という「行動を変える」心理学に
秘密があったのです。

「認知的不協和」は行動のための心理学

禁煙を成功させたいのなら、
一人で我慢するのではなく、

まず周りに宣言してしまう事です。

「そんな事で禁煙できれば苦労しないよ」

という声が聞こえてきそうですが、

この「決意表明」は
心理学の法則に則っています。

人間の信念や習慣というものは
一見強固なように見えますが、

実は案外柔軟なものです。

考え方も行動も案外簡単に
変わってしまうものなのです。

例えば、冷戦時代のアメリカで
以下のような行動心理の実験が行われました。

学生にソ連が好きか嫌いかを問います。

そして、ソ連が好きな学生には
社会主義に反論する論文を

嫌いな学生には社会主義を
賛美する論文を書かせました。

そして、再び、ソ連が
好きか嫌いかを問うたのです。

すると、60%もの学生が、

それまでの考え方を
変えてしまったと言います。

これを「信念変容」といいますが、
そのメカニズムは次のように説明されます。

ステップ1.

自分の態度や信念と違った行動をとると、

心の中に矛盾んが生じて自己対立が始まる。
(認知的不協和)

ステップ2.

不協和をそのままにしておくと、
緊張感、不安が高まり、

ノイローゼになる事もある。

ステップ3.

そこで、不協和を解消しよう
という心理が働き、

態度や信念を変えてしまう。

「心の中では嫌いなこと」
を楽しくやることはできません。

好きなことをやっているのに
「心の中では嫌い」になれません。

人は心と態度で矛盾を抱えていられません。

だからこそどちらかに
合わせて一致させようとする
心のメカニズムがあります。

こうした認知的不協和の解消は
行動を起こす心理学といえるのです。

仕事でも使える認知的不協和の解消

一度宣言したものを撤回
するのは恥ずかしいものです。

だからこそあえて周りに
宣言してしまえば、

自分の行動は変わってしまいます。

この心理を利用すれば、

自分の好ましくない態度や
考え方を変革する事が
出来るのではないでしょうか?

つまり認知的不協和を
わざと作り出すのです。

これが先ほどの佐々木課長の一件です。

佐々木課長は

「タバコを吸うときはちゃんと
吸って良いかどうか断ってから、
吸うのがエチケットだ」

という事をつい
口に出してしまったのです。

これはそれまでの佐々木課長
の態度とは異なるものです。

そこで認知的不協和が生じました。

佐々木課長の心理は、
この不協和を解消すべく、

現実の自分の態度のほうを
先の言葉にあわせるように
変化させてしまったのです。

こうして見事禁煙に成功したのです。

この心理学は仕事や様々な
ケースに応用できます。

例えば、

苦手なタイプの取引先があったら

「私はああいったタイプとは
ウマが合うんですよ。」

と同僚の前で公言してしまう。

現実とは反対の事を公言すると、

大きな認知的不協和が生じます。

そこで現実の自分の方が
変わろうとするのです。

ただし、とんでもなく
不可能な事を公言するのは
単なるほら吹きでしかないのですが、、

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