解決志向ブリーフセラピー:ソリューションフォーカストアプローチ


私たちは、世界を
ありのままでは見ていません。

必ず自分の解釈を通じて
偏見を持って世界を見ているのですが、

この視点の偏りによって
悩みや問題が生まれます。

解決志向ブリーフセラピーは
ソリューションフォーカストアプローチ(SFA)
(Solution Focused Approach;解決志向アプローチ)

とも呼ばれ、
原因の究明よりも、

解決法を重視するのが特徴の
心理セラピーです。

ブリーフセラピーのエッセンスを
初心者にも習得しやすいように
定型化しているので、

今では広く用いられています。

例えばちょっとした質問で
視点がガラリと変わることがあります。

こうした物事の見方を変化させる
セラピー手法なのです。

理想の人生を生きる方法とは?

例えば、
セラピストはクライアントに

「奇跡が起こってあなたの
悩みがすべて解決するとしたら
翌日はどんな一日になるでしょうか?」

と尋ねます。

これはミラクル・クエスチョンと呼ばれます。

そうして「理想の一日」を
クライアントに思い描いてもらいます。

このときに、不眠で
悩んでいるようであれば、

「不眠が解消する事」

ではなく、

「ぐっすり眠れるようになった結果、
仕事がはかどるようになる」

といったふうに、
問題がなくなることではなく、

「問題がなくなった結果になる
望ましい事態」を目標として設定します。

これをウェルフォームド・ゴール
(適切に形成されたゴール)
と言います。

「問題が起こっても不思議ではないのに軽く済んだ」

という過去の経験を「例外」と位置付けて
そこに問題解決のカギがあるとします。

クライアントを褒め、長所を伸ばす

元々、精神分析の土台は
ヨーロッパで生まれたわけですが、

その治療プロセスで数年もかけて
何百回もの面談をするというものでした。

そこでアメリカでは短期に
治療を済ませるブリーフセラピー

というものが始まったのですが、

スティーブ・ド・シェイザー、
インスー・キム・バーグ

を中心にソリューションフォーカストアプローチは
1980年代半に活気付いて行きます。

ソリューションフォーカストアプローチの
基本的なテクニックは、

コンプリメント(ほめること)です。

セラピストはクライアントの
長所を見つけたらすぐに褒めます。

言葉で表現する場合もあれば、
うなずく、ほほ笑むと言った肯定的な
ジェスチャーでも構いません。

褒めることで長所を伸ばし、
クライアントに能力を発揮させようとするのです。

これは、クライアントの事情を
一番熟知しているのはクライアント自身なので、

一番適切な解決法を案出し、
問題を解決できるのもクライアントなのだと言う
考え方が背景にあります。

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