コミュニティー心理学:社会的、環境的要因の心理学セラピー

今回のテーマは、
コミュニティー心理学:社会的、
環境的要因の心理学セラピー
について紹介します。
コミュニティー心理学は
心の病をクライアント個人の問題とせず、
様々な社会的、環境的要因との
相互作用として捉えます。
治療よりも予防を重視し
悩みを軽くするより社会的能力の強化を
目標とするのが特徴の心理セラピーです。
コミュニティー心理学が
誕生するきっかけとなったのは
1963年にアメリカで
ケネディ大統領が発表した政策です。
当時のアメリカでは
精神障害者の多くが大型精神病院に
入院させられていましたが、
それが「地域精神衛生センター」の
援助を得ながら社会復帰を積極的に
推進するという政策へと転換されたのです。

この転換により、
個人中心であった精神医学や心理学の世界に
「個人セラピーから地域の中に」という
第三の精神医学革命と呼ばれる
変革が引き起こされます。
そしてクライアントがやってくるのを
面接室で待っていればよかったセラピストに
自分から出向いて地域に働きかけると言う
新しい活動が要請されるようになります。
●セラピストには指導力も必要
コミュニティー心理学の
主要な業務は以下の三つです。
一つがコンサルティング
学校の先生や組織の管理者など、
一つのコミュニティーの精神衛生に
責任を持つ立場の人に
心理学的な知識に基づくコンサルティングを行います。
もう一つが危機介入
自殺企図など緊急の危機状況に介入します。
ここレは通常の心理セラピーと異なり
「とりあえず聞きが生じる前の状態に戻す事」
が目標とされます。
そして三つ目が、
社会的支援組織オーガナイズ
障害者や障害児に対する
地域の支援活動を組織したり、
援助したりします。
このようなことから
コミュニティ心理セラピストは
指導、教育的な力量が要求される場合もあります。

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