セルフヘルプグループの効果や特徴:悩みを共有の心理セラピー


誰であれ心の内側に溜め込んだ
悩みや葛藤を、

近しい友人や家族に打ち明ける事で
晴れやかにスッキリした経験は
あるのではないでしょうか?

その特徴を応用した
セラピー手法が今回の手法。

セルフヘルプ・グループは
アルコホーリクス・アノニマスと同じく、
当事者のみで構成されたグループですが、
出入り自由な所が特徴です。

特にアメリカでは発展した
集団セラピーですが、

どの州の電話帳にも
セルフヘルプ・グループが
一つのカテゴリーとなっています。

悩みの種類は多々ある…

また特定の問題について
述べられている書籍ではしばしば

「お住まいの州の電話帳で
セルフヘルプ・グループを探して参加し、
情報を集めて下さい」

と記載されているほど
その存在価値は社会的にも
広く認識されています。

前回紹介した、AAはアルコール
がメインのテーマでしたが、

こちらは幅広いテーマがあり、
ギャンブル、DV、薬物など各種依存症者、

最近ではソーシャルゲームやSNS
といった依存で悩む人も多いようです。

あるいは、身体的な病気を持つ
糖尿病やがん患者などの患者や、

いじめ、不登校や学習障害などの
問題を抱えた子をもつ親のグループ、

LGBTなどセクシュアルマイノリティ
が集まるグループなど様々です。

悩みを共有し、連帯感を深める心理セラピー

セルフヘルプ・グループの
主な目的は情報交換です。

セラピストとクライアントのような
先生と患者といった関係性ではありません。

同じ悩みを抱える仲間
というスタンスであることが
最大の特徴でしょう。

何か解決したい問題がある人は、

「利用できる支援システムはあるのか」
「どの治療機関の評判がいいか」

といったものから

「わたしはこうしてうまくいった」

などの体験談まで
様々な情報を得られます。

またセルフヘルプ・グループには
治療的な意義もあります。

例えば肉親に先立たれた人々の
グループの場合、

悲しみのどん底にある人が既に
立ち直った人の姿を見て、

その体験談を聞くと言うのは
たいへんなプラス効果があります。

「悲しいのは自分一人」
「誰にも分かってもらえない」

というような考えは社会的な孤立を招き、
ますます事態を悪化させます。

参加者は同じ悩みを抱えた人たちばかりなので、
グループ内には強い連帯感が生まれ、

さらには

「同じ悩みを持つ人のために力になろう」

という積極的な姿勢も引き出されます。

ときにはセルフヘルプ・グループは
法的整備を求めてロビー活動や
啓もう活動を行うなど、

社会運動団体に発展していく場合もあります。

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