会話、コミュニケーションの誤解の原因とそれを防ぐ方法


今回のテーマは、

会話、コミュニケーションの
誤解の原因とそれを防ぐ方法

について紹介します。

誤解が元で喧嘩になったり
言い争いが起こったり、

プロジェクトが遅々として進まない、

というケースはよくあります。

この背景には多くの人が
コミュニケーションの前提を

「相手が理解してくれる」

と思って臨んでいるからでしょう。

実はこれは危険です。

「相手は誤解するだろう」

という前提を持つことで
慎重に会話に臨ことができ、

これが余計な摩擦を防ぐのです。

最近になって顕著に
見られるようになったのが

「言った」「言ってない」

という不毛な言い争いです。

もっと分かりやすく言葉を
補足するならば、

「言ったはずだ」
「言っていないはずだ」
「聞いたはずだ」
「聞いていないはずだ」

という事になります。

ここまでくれば明確ですが、

この問題は主観による解釈の
違いに過ぎない事が分かります。

人と人とが密接に
関わっていた時代には、

会話をしている数人もしくは

同じグループの面々が時間を
かけて同じ方向を向く事ができました。

共通の土台の元、
話を進めて来れたのです。

仕事中でも、夜の飲みニケーション
でもお互いの本心を知るために
議論を繰り返していました。

グローバル化時代のコミュニケーション

そのベースにあってこそ

「言葉にしなくても分かる」

事が可能であったのです。

しかし、個々の生き方が
尊重されるようになった現代では、

阿吽の呼吸やツーカーの仲、
以心伝心といった

日本特有のコミュニケーションは、

今の時代はなかなか
通用しなくなっています。

コミュニケーションが
希薄になり、

同じ共同体に属していても

目的すらバラバラで意思統一をする事が
難しくなっています。

さらにグローバル化が進み
この傾向は進んでいます。

このような状況において、

「言葉にしなくても分かる」

事はあまり困難であり、

それを期待する事自体に
無理があります。

「言葉にしない」コミュニケーションは
誤解を生む原因となり

それを防ぐ方法をしっかりと
工夫していくことこそが、

これからの日本人の
課題と言えるのかもしれません。

会話、コミュニケーションの誤解の原因

つまり、主観に任せる
会話方法そのものが誤解の
原因になっています。

この事が気がつかなければ

「誤解は無いだろう」

という誤解をし続ける事になります。

私の経験上、これには二つの原因、
理由があるのではないかと思います。

一つ目の原因は、

ひとつの仕事に掛けられる
時間が短くなっている事、

そして二つ目の原因は、

相手の顔を見なくても
成立するコミュニケーション

(電話、メールだけでなく、
スカイプやツイッターなど)

が増えた事です。

その結果、相手の気持ちを
正確に読み取る
事が困難医なっており、

「誤解のスパイラル」を
助長しているのではないでしょうか。

例えば、

「ひとまず時間が
合う人だけで話しましょう」

だったり、

「作業効率化のために
メールでやり取りさせてください」

だったり、

「打ち上げはこの案件が終わってからに」

だったり、、

もちろんこれら全てが
悪だと思いませんが、

あるプロジェクトに関与している面々が、

それぞれの役割の作業に
取りかかるまでの時間が短くなる事で、

全体として達成すべき、
ミッションや目的を共有する事が
できなくなっている事は否定できません。

どれだけ時間がないとしても

同じスタートラインに
立つまでの意識の擦り合わせをしたり、

直接話す機会を増やせば、

プロジェクト単位での主観を
共有する事はできます。

もちろん、誤解を防ぐ事だってできます。

時間がない時こそ、

チームで集まり
アウトプットの精度を高める事に
注力すべきであると考えましょう。

会話、コミュニケーションの誤解を防ぐ方法

また、組織の発展段階を見ても、
実に興味深いです。

組織の発展は5つの段階に
分ける事ができるとされているので
紹介しましょう。

1.形成期(Forming)

ただ構成員が集められた段階。

意思疎通や共通認識は無く、
組織として機能していない。

2.激動期(Storming)

議論と衝突が行われる段階。

お互いの考えや思想を
ぶつけ合う事で

組織の意味を理解し始める。

3.規範形成期(Norming)

激動期の結果を踏まえて、

組織の目標や各自の役割を
明らかにする段階。

ここで意思統一が図られる。

4.実現期(Performing)

組織が機能し始める段階。

ただしこの段階で淘汰されていく
組織も多い事を認識すべきです。

5.終了期(Adjourning)

組織の目的が達成された事
により解散する段階。

コミュニケーションの仕方も進化する

子供の頃のコミュニケーション、
学生時代のコミュニケーション、
社会人のコミュニケーション、
マネジメントのコミュニケーション、

など、

私たち個人を見ても、

時代を経るにつれ会話の内容や
やり方は形を変えていきます。

社会も同じように進化し、
変化し、成熟していくものなのです。

現代の社会は十分に
円熟しているため、

すでに第4ステップの実現期に
入っている企業が大半を占めています。

そのため、新しい部署において
初顔合わせをしたときに、

第一ステップの形成期から
第四ステップへ移行する事になります。

つまり、議論と衝突を行い、

意思統一を図る第二、第三ステップの
激動期と規範形成期を経る事なく

組織は発展してしまっているのです。

コミュニケーションのやり方も
時代が変わるにつれて

変わっていくわけですから、

私たちはこれに合わせる
必要があるわけです。

組織の発展という見地からも

共通の主観を持てない
組織が増えている事になります。

しかし、それを憂いてばかりも
いられません。

話し合いの時間を極力持つ
よう心がけるしかないのです。

それこそが会話、コミュニケーションの
誤解を防ぐ方法といえるのです。

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