マイケンバウムのストレス免疫訓練法:ストレス予防心理セラピー

「癒し」というのは
ただ優しく包み込むような
イメージを持つかもしれません。

しかし心の癒しを得れる方法は
実際には多角的に考えられるのです。

ストレス解消というのも同じです。

アメリカの心理学者
マドナルド・マイケンバウムが
提唱したストレス免疫訓練法は

クライアントのストレスの適切な
対処行動を身につけるとともに
予防する為の行動を学習します。

いたずらにストレスを避けるよりも、
可能な限りの手段を用いて

ストレスを克服しようと言う
能動的な哲学に基づいているため、

ストレス予防法として

手術を控えた患者、警察官や軍人
などに広がっています。

●励ましがプレッシャーになる事もある

ストレス免疫訓練法の提唱者
ドナルド・マイケンバウム(1940~)は
アメリカ心理学会会員対象の調査で、

20世紀で最も影響が大きい
心理臨床化のトップ10に入る人物です。

彼は有益であるはずの
周囲の励ましが逆にプレッシャーに
なることを指摘しています。

例えば、試験を控えた学生に
「きっとうまくいくよ」と励ます事は
ストレスとなり、

「ベストを尽くそうよ」という言葉の方が
効果的であると言います。

押してもダメなら引いてみる、

セラピーにも必要な考え方です。

また癌を告知された患者に
その話題に触れないように周囲が気を使いすぎると、
逆に患者の孤立感を深めると指摘します。

さらに同じストレスを抱える人々が
グループで話し合う事は大きな力になりますが、

グループ全体が非現実的な
希望的観測によってプレッシャーから
逃れようとする事もあります。

しかもグループ間の不一致を
解消できない場合には、

過剰な興奮状態に陥る事もあります。

マイケンバウムは
アメリカのキューバ侵攻、ベトナム戦争などの
意志決定のプロセスの中で、

このような集団心理から
たびたび不適切な決断が
下されて生きたのではないかという
政治心理的な考察も展開しています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

こちらの記事もおススメ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>