パブロフの犬の条件づけなど行動療法的心理学セラピーの理論

人間とロボット(機械)には
大きな違いがありますが、

意外にも人間にはロボット
のような要素があります。

繰り返しインプットされた行動は
やがてプログラミングされて、
自動的に動きます。

体の癖や発言の癖、習慣など
気づかぬうちに同じ事を繰り返し
行う特徴が人間にはあります。

このメカニズムを応用するのが
認知行動主義的心理学の分野です。

行動療法の心理セラピーは、

例えば、
犬にベルの音を聞かせてから
すぐに口に中に肉を入れることを
繰り返すと、

やがて犬はベルを聞いただけで
唾液が出るようになる

有名なパブロフの古典的
条件付けの実験ですが、

行動主義と呼ばれる
心理学の学習理論です。

日本人が梅干しを見れば
口に入れなくてもつばが出てくるように、

ある条件が整えば、
特定の刺激に対して
特定の反応を引き起こすと言う
行動パターンを形成することができます。

その行動パターンを研究するのが
「学習理論」と呼ばれる理論です。

●不適切な行動を望ましいものに変える

この学習理論をさらに
発展させたのが

アメリカの心理学者である
バラス・スキナー(1904~1990)です。

彼は報酬の与え方が
学習の成立やその持続時間に
どのような影響を与えるのか調べるため、

レバーを押せば餌が出てくる
という箱の中にネズミを入れて
実験を繰り返しました。

するとレバーを押せば
必ず餌が与えられる場合よりも、
時々与えられない条件下の方が、

学習行動がより強固に
形成されることが分かりました。

さらに、餌を与えられるタイミングが
ランダムになると、

形成された学習行動が
消去しにくくなったのです。

これは人がギャンブルにのめり込む
心理とよく似ています。

つまり、一度大当たりが出ると
以降失敗が続いても

「次こそは」という動機が強力に働き、

なかなかやめられなくなってしまうのです。

このような原理を応用して、
精神症状は学習というメカニズムに
よって形成されるものと考え、

この考えのもと行われるセラピー手法でも、
心の癒しや平安、問題の克服など
様々な効果を発揮するのです。

不適切な学習によって
固定化してしまった行動を
望ましいものへと変化させようとする
流派が行動療法の心理セラピーです。

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