丹田、センタリングの効果:自分の中心を感じる腹を据える心理学

例えば、家など建物であれば、

土台がしっかりしているほど、
丈夫で安定するのはいうまでもありません。

精神的な部分でもこれは変わりません。

しかし、心の土台になる部分はどこでしょう。

物理的には感じにくいのですが、

センタリングというのは、
文字通り自分の中に
センターを見つけることを重視します。

つまり自分の中心を感じることで
癒しを得る心理セラピーの一つです。

センターというのは
日本の武道などで強調される

「丹田(たんでん)」「腹」という
概念に近いものです。

ちなみに、丹田はへその少し下にある
ここで気を集め錬ると言われます。

解剖学的には該当する臓器は
ありません。

また「腹を決める」「腹を据える」
などの言葉があるように、

日本独自の発想の中では、
必ずしも思考の座である頭部が
人間の中心とされていたわけではありません。

センタリングはこのような
日本伝統の考え方に
影響を受けており、

自意識とは異なる自分の
中心に達することを目的とします。

●自分の中心を感じて腹を据える

センターを感じる
オーソドックスな方法は、
呼吸法です。

横になって深呼吸をしながら、
呼吸が自分のへそより少し下に集中し、

そこから身体全体にエネルギーが
流れて行くとイメージします。

こうして自分のセンターの
感覚を確実なものにして行きます。
これは日本の丹田呼吸法に
極めて近い方法です。

他にも

「ものそれ自体ではなく、
ものが落とす影を眺めながら歩く」

「ただ風の動きを感じながら
静かにゆっくり歩く」

といった方法が用いられる場合もあります。

センタリングの心理セラピー的な意義は、

他者の評価などの外部情報に
振り回されないようにすることです。

まさに「腹が据わった」対応が
できるようにしようにする事です。

自分の中心に意識を戻すのです。

常に自分を意識できますから、
何事も落ち着いて冷静に対処できる
ようになるのです。

また思考や感情なども
自分のセンターからすれば外部のもの
にすぎないと言う感覚を身につければ

感情に振り回されて
周囲の状況が見えなくなる
という事もなくなります。

センタリングを続けていると、
過剰な自意識から解放され、
悟りにも似た静かな境地に
達するとも言われています。

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