粋、以心伝心など日本文化らしい独自の会話も難しい原因

粋、以心伝心など日本文化らしい独自の会話も難しい原因
日本文化らしい独自の会話も
コミュニケーションを難しくする
原因となります。

確かに日本には素晴らしい文化があります。

粋な会話、以心伝心、暗に意味する、暗黙の了解、
行間を読む、あうんの呼吸、ツーカーの仲、

目と目で会話する、1を聞いて10を知る

…など、

そしてこれらに共通するのは、

言葉にしない美学です。

日本には古来から言わなくても
よい事まで言葉にする事は

粋でなく下衆である、

という「わびさび」の考え方が
根付いています。

確かに現代においても
この流れは変わっていないように感じます。

その代表格とも言える
フレーズがあります。

「そんな事まで言わせないでよ」

このフレーズには
日本人の持つ性格や特徴が
実によく現れています。

質問をした側としては
確証を得たいのに、

質問をされた側はあえて
明言を避ける事で

相手をやきもきさせる事ができます。

いわば会話のテクニックなのです。

これらは手練手管(てれんてくだ)
とも呼ばれ、

人の心を惹き付ける
会話術として江戸時代から現代まで
脈々と使い続けられています。

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日本文化の独自のコミュニケーション

このように日本語会話は
心理的な駆け引きで成り立っているものが
多く見受けられます。

それが日本文化の独自のものと発展し
素晴らしい文化を創りました。

ただ、、風流である反面、
正確に理解する事が困難な事もあります。

会話の趣旨やニュアンスは
分かったけれど、

具体的に何を話していたか
よく思い出せません。

そして、それが日本国内だけで
村や街レベルでの

コミュニケーションをするならば
それほど問題は多くないかもしれませんが、

現代社会のグローバル社会且つ
情報過多時代では難しくする原因となります。

そんな事が多いのも、
日本語の特性として
理解しておいた方が良いでしょう。

前回の話しとも共通しますが、

外国人の人々が日本語を
難しいと感じる理由の一つも
ここにあるのかもしれません。

しかし、現代この「わびさび」の
考え方に基づく会話が
通用しなくなっています。

粋や以心伝心は外国人には
なかなか伝わりません

つまり、全てを言わなければ
分かり合うのが難しくなってきた
といえるのかもしれません。

日本語とコミュニケーションの関係

ここでひとつ面白い
データがあるので紹介します。

アメリカ国務省の外郭組織である

FSI(アメリカ人の外交官や職員に
任務地での語学を研修させるための組織)

から出されている

「言語習得難易度」

というものがあります。

FSIのリストでは

世界の主要な言語が

レベル1(やさしい)から
レベル4(難しい)まで、

4つのグループに分類されています。

レベル1.

オランダ語、フランス語、ドイツ語、
イタリア語、ルーマニア語、スペイン語、
スワヒリ語、スウェーデン語、ほか

レベル2.

インドネシア語、マレー語、
ブルガリア語、ギリシャ語、ほか

レベル3.

ベンガル語、ビルマ語、ヘブライ語、
ハンガリー語、ポーランド語、
ネパール語、トルコ語、タミール語、
フィンランド語、チェコ語、ほか

レベル4.

日本語、中国語、アラビア語

付随して、グループ事に
必要とされる研修時間の目安が
示されています。

レベル1の言語群であれば
24週(720時間)

レベル4なら
80~92週(2400~2760時間)
とされ、

4倍近い開きが認められています。

一般的に言語の難易度を
左右する要素は、

「母国語との違い」が
大きいとは言え、

日本語の難しさを示す
興味深い資料です。

その難しさに加え

言葉以外の方法で伝える
粋、以心伝心など日本文化ならではの
独自の会話も難しい原因となります。

この辺りをしっかりと踏まえた上で
コミュニケーションスキルを高め、

誤解を減らしていく工夫が必要なのでしょう。

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