想像力を使うトランスパーソナル心理学派のイメージセラピー

人間の想像力というのは偉大ですが、

普段暮らしているなかで
顕在意識だけでその力を使おうとすれば
それはほんの一部しか使えないのです。

そこで前回紹介したような、

催眠、トランス状態と組み合わせれば、
潜在意識にまでアクセスすることになり、
非常に大きな効果を生むことがあります。

トランスパーソナル心理学というのは、

心理学の学説の主流派とは
一線を画す手法を用いるのが特徴で、

いわゆるスピリチュアリティの世界まで
その範囲を広げます。

中でもイメージ療法というのは
かなり興味深いセラピー手法です。

イメージ療法というのは
診断用と治療用の二本立てで用います。

診断用では
まずリラックスした状態で
「病気」「治療」「防御」
の状態をそれぞれイメージします。

「病気」では、

それがどの程度の持続性と
強さを持ったものとして
象徴化されているかという点を評価します。

「治療」では、
その描写の鮮やかさや

どのようなメカニズムのもとに
イメージされているかを、

「防御」では、
その描写の鮮やかさに加えて、

防御する行動としてどのような行動が
選ばれているかを、

それぞれ評価します。

これらイメージは
医学的知識を詳細に反映している
というよりも、

適切かつ高度に象徴化
されている方が予後が良いと言う
結果が得られています。

反対に「治療用」では
イメージが正確な医学的知識を
反映していなければなりません。

例えば、糖尿病患者の場合、
血糖値を象徴化したイメージが
小さくなる、弱くなると言うのではなく、

「糖を栄養へと新陳代謝する
機能が回復する為に治癒する」

事をシンボライズしたイメージ
でなくてはなりません。

実際にイメージ療法を行う前に、
病気やその治療法に関する

正しいイメージを強化する為、
その病気に関する情報を
記したパンフレットなどが提供されます。

●イメージで病を癒す

イメージ療法のこの技法を考案したのは、
アメリカ出身のジーン・アクターバーグは

トランスパーソナル心理学協会の
第七代の会長を務めた女流研究者です。

彼女は著書の中で、
シャーマニズムとはトランス状態のもとで
鮮烈なイメージを生みだし、

想像力で人を癒す
治療システムであると位置づけています。

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