日本語は誤解しやすいコミュニケーションが困難な特殊な言語


前回まで、

実際にコミュニケーションに重要な
要素というのは話す内容よりむしろ、

外見や感情、トーンやボディランゲージなど
そういった部分が大事とお伝えしました。

さらに、

コミュニケーションの前提という意味で
もう1つ考えておかねばならないのが、

日本語そのものかもしれません。

話者数の数は約1億2000万人
その世界順位は第9位…

(ドイツ語の上とロシア語の下)

と世界的な影響は高い言語ですが、

ただ日本語を話す人はほとんどが
日本に住む人に限られていて、

狭い地域内でしか通用しない
という特徴があります。

外国の人たちにとってはなかなか
習得が難しい語学でしょう。

そんな日本語を使って私たちは
コミュニケーションをとっていく
必要があるのですが、

日本語というのはそもそも誤解しやすい
コミュニケーションが困難な言語の1つ
と言えます。

「その場では自分の思いが相手に
伝わっていると思っていたけれど、
実は上手く伝わってなかった…」

ほとんどの人がこのような

歯がゆい経験をした事が
あるのではないでしょうか。

そして次の瞬間には

「あの会話は何だったのだ!」
「時間の無駄であった…」

と憤慨し相手を責め立てたくなります。

こうしてコミュニケーションに
苦手を感じてしまったり、

人間関係にストレスを抱えたりします。

誤解を前提に会話をする効果

ここで考えてみましょう。

そもそも、

「伝えた事は、伝わっているはず」

という前提に立てば、

不理解や誤解が生じている事に憤り
を感じてしまうのは納得できます。

しかし、その前提が
間違っていたとしたならば

…伝わっていなかった事自体、

当然の結果に過ぎなかったと
言えるのではないでしょうか?

例えば、

いつの時代も若者たちが使う
特殊な独特の表現があります。

最近そうした言葉をまとめた
サイトを見ていたのですが、

私には全く意味が分かりませんでした。。

そういう言葉を使われれば、当然
ジェネレーションギャップが生まれ、

意見は食い違うことでしょう。

しかし、です。

そもそも同世代であっても同性で
あってもコミュニケーションに
誤解はつきものです。

言語学のある統計によると

日本語の会話の判読率
(正しく理解できる確率)は
2割に過ぎないとされています。

つまり、会話の8割は理解されず、

誤解されているのが現実なのです。

理解が前提ではなく誤解が前提なら、

我々の会話への取り組みの姿勢も
変えなければいけない気がします。

誤解しやすい日本語のコミュニケーション

しかもこの傾向は、近年になって
悪化しているというのですから
見過ごす事はできません。

誤解を招いている理由は、
大きく2つに分ける事ができます。

1点目は、

話す側、聞く側の姿勢によるものです。

そして2点目は、

日本語の特殊な言語構造が持つ
独特の難しさという点です。

この2点を簡単に整理してみましょう。

1点目の話す側、聞く側の姿勢は

会話をしているお互いの
コミュニケーション能力と
言い換える事ができます。

コミュニケーションツールは
この10年で圧倒的に進化しました。

電話が携帯電話になり、
パソコンがスマホになり、
情報力は格段に増えたのですが、

その分、1つ1つの会話が
軽視されつつあります。

話し上手、口下手、聞き上手、聞く耳が無い

…などという言葉がありますが、

これらはコミュニケーションの技術であり、

普段からの訓練と心がけ次第で
改善する事ができます。

便利になったが故に、逆に
自分の言葉を軽視してしまうのが、
現代社会の特殊な状況かもしれません。

しかし意識をすれば、

8割と言われている誤解の割合を
少しでも減らせます。

コミュニケーションが円滑になれば
人間社会での成功というのは
保証されたようなものです。

だからこそこのスキルは
もちろん上げて欲しいですが、

そもそも…

私たちが使う日本語は特殊で困難な
言語という点も見逃せない部分でしょう。

日本人にも日本語は難しい?


2点目の日本語の言語構造が
持つ難しさについては、

日本語は世界レベルで見ても
非常に難しい言語であると言われる
事に起因します。

その理由は多岐に渡っています。

日本語は、

・主語が無くても会話が成立する事、

・イントネーションを変えるだけで
 肯定文にも疑問文にもなる事、

・指示語が多い事、

・尊敬語、謙譲語丁寧語がある事、

・若者言葉などによる言葉の多様化、、

などの理由です。

これらが組み合わさる事で、

日本人同士の会話であっても
相手が意味している事を正確に
理解するのは困難とされています。

ある意味、日本語は

「曖昧さ」

を含む言語なのです。

こうした曖昧さが故に、

侘び寂び、阿吽の呼吸など
独特な文化ができた、

というメリットはありますが、

誤解を生みやすいあやふやさという
デメリットも存在するのです。

特にこれからグローバルに
なっていく社会において、

曖昧さというのは危険な要素
なのかもしれません。

日本人は日本語をマスターするべき?

hira
日本語はそもそも難しい言語であり、

コミュニケーションにおいて
誤解が生まれるのはある意味
仕方ない事とも言えます。

ただ、

もちろんそれは変えがたい
事実ではありますが、

諦める事はありません。

普段話しているからこそ見落としがちな
難しさを意識さえすれば、

誤解を避けるコミュニケーション
ができるようになるはずです。

丁寧に自分の言葉に責任を持ち
正しくコミュニケーションをする。

こうした意識を持つと良いです。

もちろんその具体例やテクニックも
これからどんどん紹介していきますが、

これだけで飛躍的に会話力が向上します。

私たちは日本語から逃れられません。

先ほどの理由以外にも、

漢字とひらがなとカタカナと
文字が3種類あったり、

「橋」と「箸」と「嘴」の様な
発音の違いだけで意味合いが変わる
ということもあります。

でも…

それは他の語学でも同じで、

日本語より複雑で特殊な
言語もあるでしょう。

そもそも言語の難解さを定義するのは
難しいことです。

ただ日本語の持つある部分が

ミスコミュニケーションを
発生させる可能性が非常に高い

という部分には注目です。

そして簡単ではないからこそ、

磨けば磨くほど人生に良い影響を
与えてくれるのが

コミュニケーションスキルなのです。

日本語を磨くと聞くと、日本人は
違和感を感じるかもしれませんが、

英語より中国語よりアラビア語より、

まずは母国語を見つめ直す

それが人生を変える近道でもあります。

では次回はさらに日本人らしい
ある文化が誤解を生む背景について

詳しく考えていきたいと思います。

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