ジグムント・フロイト派の心理学理論、コンプレックスやリビドー

心理学に詳しくない人でも
名前くらい知っているであろう人物が

ジグムント・フロイトさんでしょう。

20世紀三大偉人の一人でもある彼は、

19世紀末のヨーロッパでは、
身体の疾患は無いのに、身体の
機能が制限される症状、

ヒステリー

という名のもとにその謎に付いて、
大きな注目を集めていました。

人類が心の病気の存在に
気がつき始めたわけです。

まさにセラピー手法の先駆けを
作った人物とも言えます。

そして若きフロイト博士は、
このヒステリー患者に対して、
催眠療法をやっているうちに、

催眠によって、想起される事は、
幼少期に性的体験に多い事
に気がつきました。

フロイトはそこからまず、
幼少期の性的虐待と
精神疾患を結び付けて考えます、

しかし必ずしも、そのような事実は
患者の過去とは関係がないと言う事
が分かってきます。

そこから、
自分の片親と性的関係を持つ
という患者の想像の産物と
位置づけるのです。

フロイトはエネルギー論的な考え方から、
人間には生まれつきに性欲エネルギー
が存在すると言う事を仮定しました。

これをリビドーと呼びます。

いわゆる人間にとって性欲は
生存に欠かせないものですが、

道徳的に社会的にも抑圧があったりします。

リビドーは最初その排出口がありません。

いずれは異性との生殖行為によって
快楽を感じると言う方に向かいます。

そして幼少期、
リビドーが最初に向けられる他者は

異性の親、
男子の場合は母親、
女子の場合は父親、

となります。

ところが、母親との間には
父親と言うライバルが存在します。

幼児はそのことから、

父親を排除し、母親と結び付きたい願望
父親から去勢されるのではないかという恐怖

父親へのあこがれ、愛情など
複雑な感情を体験していきます。

これをフロイト派では、

エディプス・コンプレックス

と呼びます。

そして幼児はやがて、性的対象としての
母親をあきらめ、父親のようになりたい
と言う願望が表面化してきます。

この時、母親以外の異性への
愛情が可能となるのですが、

幼児の性欲はいったん潜伏期に入り、
思春期までは目立たないようになります。

つまりフロイト派の理論を
一言でいえば、

親の愛情から生まれるコンプレックスと言う事です。

男子は母親を独占しようとするあまり、
父親への対抗心が生まれますが、

ライバルとしての父、
恐怖の対象としての父、

…などを踏まえて、

父のようになりたいと思うようになります。

男子は、母親が受け入れている
父親の存在に気づきます。

そして自分を父親と同一化させるのです。

そこで、

父親を敵視する自我と、
父親と同一化した自我
その間で葛藤が生まれるのです。

こうした葛藤や摩擦から生まれる
心の問題を解決するために発展したのが
精神分析学的セラピーなのですが、

次回はその中の代表的な手法について
詳しく解説していきましょう。

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