イスラエルの降水量と砂漠緑化技術に学ぶユダヤ人と農業の発展

イスラエルの砂漠緑化技術に学ぶユダヤ人と農業
今回のテーマは、

イスラエルの降水量と砂漠緑化技術
に学ぶユダヤ人と農業の発展

について紹介します。

イスラエルと日本の国土は、

例えば経度などは共通してたり、
四季がある点などは似ています。

年間を通じてみれば、

気温や湿度、季節の変化は
似ているのですが、

しかしやはり大きく違うのは、

ご存知の通りイスラエルは、
国土の60%以上が乾燥地に覆われる
砂漠の国です。

そんなイスラエルの砂漠緑化技術に
ユダヤ人の農業に関する知恵を
学ぶ事ができます。

降雨量も非常に少なく水がなければ
食物も育たないのが常識であり、

イスラエルで農業は困難で

多くの食料を海外から輸入しているだろう

…と考えるかもしれませんが、

実はそうでもないのです。

前回紹介した
ベングリオンの志は受け継がれ

イスラエルのユダヤ人社会では
砂漠を緑化するための技術が
次々と生まれています。

そしてその技術をイスラエル国内の
問題解決だけでなく、

世界中が注目しています。

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イスラエルの国土の特徴と降水量

イスラエルの三分の一の土地は、

日本と地理的に共通しており、

冬には雪がつもりスキーができる
ヘルモン山や、ショムロンの山々、

ガリラヤ地方は日本の
本州と気候的に似ています。

しかし国の南側には
ケネブ砂漠がのびており、

東からエルサレムやヘブロンへ
向かいまた砂漠が延びていて、

そこから死海方向に広がる
ユダの荒れ野と言われる砂漠地帯があり、

からからに乾いた、
降水量が少ない国土です。

日本にはこうした荒れ野はほぼなく、
豊かな水や緑豊かな土地を持っています。

そうした土地柄が影響し、

日本とイスラエルではまったく違う
農業や住居様式が発達しています。

雨の多い日本では
水田の米が中心ですが、

イスラエルでは水をあまり必要としない
麦が盛んに作られています。

樹木が豊かな日本では、
木造建設が発達し、

それに対し、イスラエルでは
石による建築が中心です。

こうした土地柄が影響する
文化の違いはあるものの、

それ以上に私自身が違いを感じるのは、
「考え方」の問題です。

イスラエルで起きた奇跡の農業

2006年に国連が
イスラエルのネゲブ砂漠で
国際会議を開きました。

そこで世界中の研究者が集まり、
奇跡的な砂漠の緑化を視察します。

ここで緑化に携わる
ユダヤ人はこう言いました。

「このイスラエルの砂漠の緑化計画は
何か奇跡のような事ではありません。
非常に明快な事をしただけです。」

と、

それは例えば砂漠には
強い太陽熱があります。

つまり、それは強力な
ソーラーエネルギーを生み出す事が
出来ると言う事なのです。

それによって豊富な電力を
生み出す事が出来ます。

例えば砂漠にソーラーシステムの
完備したグリーンハウスを建てます。

すると日中は太陽エネルギーで
電力を起こし、

それによって空調を起動させれば
炎天下の砂漠でも

グリーンハウスの中は
常に快適な温度を保つ事が出来ます。

その結果、一年中野菜や
果物の栽培が可能になるのです。

また砂漠の砂は栄養素も
含まれていないので、

そのままでは農業には
向かない土です。

しかしそれは同時に

ばい菌などが存在しない
非常にクリーンな砂と言う事、

このクリーンな砂は逆に
どのような事にでも活用できるのです。

農作物を育てるための土に
自在に変化させる事が出来るのです。

常識的に考えれば
不利な状況でも、

発想の転換で強みに変える

こうした考え方が農業の
発展を生んでいるのです。

テクノロジーが生んだユダヤ人の農業

また土を供給してもその高温故に、

あっという間に蒸発した水に含まれる
塩分が乾いた土の上に残ってしまいます。

それでユダヤ人の技術によって
編み出されたのが、

ビニールのチューブで水を流し、
食物の種や苗のある場所にだけ
水を落とすと言うやり方です。

それはコンピューターで管理されており、
一定の時間が来ると

水が自動的に植物のある
場所に落ちます。

すると、すぐに食物が
水を吸収し、

砂漠であっても良く育つようになります。

ユダヤ人のイノベーション
発明への意識はここにも現れます。

このユダヤ人の技術は
今や世界中に普及されており、

日本の農業でも
既に利用されている方法です。

イスラエルは砂漠の国ながら
世界有数の農業立国でもあり、

食料自給率は100%に近く、

自国で自給するだけでなく
ヨーロッパを中心に多くの農産物を
世界中に輸出しています。

日本は豊かな土壌があるにも関わらず、

食料自給率は戦後大きく低下しています。
平成25年度には39%まで落ち込みました。

ほとんどの食料を輸入に頼っている
のが現状です。

小さく限られた土地と
わずかな降水量にも関わらず、

イスラエルの農業は発展し、
十分に国民の需要を満たしています。

それどころか、ブドウや柑橘類、
野菜や花などの輸出にも成功しています。

一方で、降水量も十分で、
豊かな土壌があるにもかかわらず、

多くの農作物を輸入に頼る日本、

この違いは様々あるでしょうが、

ものがなくても頭を使えば解決できる

こう言った意識は
我々も見習う必要があるのでは
ないでしょうか。

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