健康も運動機能も筋力も科学的なエビデンスだけで計れない

健康も運動機能も筋力も科学的なエビデンスだけで計れない
今回のテーマは、

健康も運動機能も筋力も科学的な
エビデンスだけで計れない

について紹介します。

前回紹介した人体のアシンメトリー
などバランスですが、

バランスが崩れる事の弊害は
大きな要素となります。

現代社会ではこうしたバランスを
崩す要因が多くあるわけですが、

競技スポーツの世界では
特に顕著に現れます。

例えば、

ゴルフや野球など投げたり
打ったりする場合に、

左右どちらかの同じ方向にばかり
身体を動かさなければなりません。

その為には、

その方向への動きの質を
高める必要があります。

当然ながらある程度の
パワーを養う為には、

あえて偏った筋力のトレーニング
を行なう事があります。

これを専門的には「競技特異性」
と呼んだりもしますが、

偏ったトレーニングをする…

ここまでこのテーマを
読んでくれた人は気づくと思うのですが、

やはりそれは身体にとって
良い事はないと想像もつくでしょう。

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健康も運動機能も筋力もバランス次第

それでも、アスリートならば
それが仕事である以上、

仕方がないわけです。

競技特異性に逆らい、

まんべんなく左右のバランスを
考えた筋力の養成などをすると、

競技パフォーマンスをかえって
落とす危険性がある

と言われるようです。

しかし、健康面から言えば
やはり異議を唱えたい考え方です。

多くのアスリートが身体を壊し、
競技生活から去って行ったり、

引退後も痛みやコリと戦い
苦労している人も多いです。

こうした怪我や不調も
アクシデントだけではなく、

未然に防ぐ為にできた事も
確実にあったでしょう。

やはりその為にはより詳しく
身体に対する理解であり、

自由な思考なのでしょう。

体の声を聞く事はやはり大切です。

科学的なエビデンスの弊害

これからスポーツの世界
として話を進めますが、

最終的には我々誰もに全て通じる
話と思って読み進めてください。

スポーツの世界、

もう少し正確に言うと
スポーツ医学会の世界では、

「エビデンス」という
概念が大きく幅を利かせるそうです。

つまりエビデンス=証拠

科学的に証明されている手法でない限り、

トップレベルの競技スポーツの
トレーニングではなかなか
取り入れられません。

昔であれば選手個人個人が
独自の練習をしたものですが、

最近ではチームがあらかじめ
考えたトレーニングをするのが普通です。

トレーニングのメニューも、

競技特性を考慮した内容
によって組み立てられ、

そこで築き上げた体力ベースの上に
コーチが専門的な動きを加え、

パフォーマンスの向上を図って行きます。

科学的なエビデンスだけで計れない

スポーツである以上なんであれ
勝つ事が目的ですし、

その為にお金をかけているわけです。

中途半端なトレーニングを
取り入れる訳には行きません。

だからこそそこには納得できるよう
科学的エビデンスが求められます。

この考えは一見合理的ですが、
デメリットもあります。

エビデンスに凝り固まり、
身動きが取れないようです。

この15年ほどスポーツの世界での
考え方があまり変わっていないようです。

トレーニングにおいては、

数字が大きく左右され、
データ至上主義がさらに強化され、

身体を機械的に捉える
視点が強まる一方のようです。

しかし、そのデータ分析によって
考ええられたトレーニングが、

競技パフォーマンスに結びつかない
ケースも実はかなり多いのです。

健康も運動機能も筋力も科学的な
エビデンスだけで計れない

これが人体の神秘なのです。

机上の空論のデメリット

これは医学と同じ構造です。

データやセオリーにのみ注目して、

患者の目も見ない医者が増えていますが、

スポーツトレーニングの世界でも

人より理論先行の机上の空論が
流行ってしまっているようです。

選手個人の資質やコーチ、トレーナー
のテクニカルな手法に問題を見出し、

改善を試みてきた所も多いと思います。

ところがやはり限界があります。

チームや競技によっては

ポジション別に必要な強化
トレーニングは行いますが、

始めからそんなトレーニングを
重要視せず、

適当に受け流す選手もいて、

当然、そう言う選手は測定データ
をとる時には良い数値を出さなくても、

試合や練習でのプレーになると
抜群のパフォーマンスを出します。

まさにデータ通りには行かないのが
この世界の現実なのです。

そして、そう言う現実を目の前に、

専門職であるコーチやトレーナーは、

「例外」として扱い、最後まで
考える事を放棄してしまうのです。

健康も運動機能も筋力も高める方法

なぜそうなるか?

私自身も同じなのですが、

分からない事を目の前に
思考を放棄して常識、前例に
従ってしまうのです。

誰かから強制されるわけでもなく、

いつの間にか頭に占めている
「常識」が分厚く立ちはだかるのです。

エビデンスという言葉の後ろに
控える常識がスポーツ医科学の
世界では根強くあるそうなのです。

こうした常識にとらわれる人は、

「説明できない物は全てグレーなもの」

として扱い、そのまま
放置する傾向にあります。

これはあくまで私の意見ですが、

科学が全てではないと思います。

もちろん、科学を否定するつもりはなく、

説明のつくものはとことん
科学で説明すべきだと思います。

しかし、今現時点では科学で
説明できない事はたくさんあるのです。

特に現場で働く人は、

学者ではないので、実際の現象を
目の前にして考える事ができる
立場にいるわけです。

だからこそ考え続け、思考を停止せず、

答えを求め続ける研究者
であるべきだと考えています。

そして、バランスをとる事は
まるでアートのような世界な訳です。

健康も運動機能も筋力も
科学的なエビデンスだけでは
計れない…

これを前提にして取り組むのが
正しい姿勢と言えるでしょう。

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