呼吸が幸福感、感情、心に与える効果、二酸化炭素のメリット

呼吸が幸福感、感情、心に与える効果、二酸化炭素のメリット
今回のテーマは、

呼吸が幸福感、感情、心に与える
効果、二酸化炭素のメリット

について紹介します。

私たちが普段意識せずとも
行っている呼吸について、

古代の宗教家や哲学者たちは
真剣に考えてきたようです。

特に東洋の宗教は、呼吸法研究の
歴史であるとも言われています。

ヨガや仏教の世界でもそうですし、

インド、中国、日本の宗教家たちは、

数千年に渡ってさまざまな
呼吸法を開発しながら、

その実践を通じて心身の安定を
図ってきたようです。

しかし、あまりにそこに追求するあまり、

習得に数年を擁したり、
呼吸そのものが目的化したりと、

やはり欠点も生まれました。

特に現代社会では、

当然呼吸は大切なことですが、

呼吸法にとらわれすぎていれば
生活すら出来なくなります。

スポンサーリンク

呼吸にとらわれすぎて見失うもの

そうです。

呼吸というのは老若男女、
世界中の人が毎日誰でもするものです。

健康長寿の為であれ、
心身の幸福感のためであれ、

家庭料理と同じように、

すぐに理解習得できて無理なく
継続できるものほど、

優れた呼吸法と言えるでしょう。

あまりに難解なものであれば
仮に効果が多少上乗せされたとしても、

そこを追求することに
あまりメリットはない気がします。

そう言う意味でも前回紹介した、

横隔膜呼吸というのは、

こうした条件を満たす優れた
呼吸法であり、

60兆個の細胞全てに効率的に
酸素を届けることが出来るでしょう。

ぜひ実践してほしいのですが、

呼吸を通じた健康長寿法は、
シンプルに集約すれば、

「タバコをやめること」
「浅い呼吸を辞めること」

の2点に集約されます。

呼吸と二酸化炭素のメリット

例えば、

潜在的な寿命が80歳の人が、

毎日20本、40年タバコを吸うとします。

すると慢性の酸素不足に陥り、
老化は1.2倍ほど加速します。

60歳前後で肺がんの発症率が
飛躍的に高まり、

66歳前後まで寿命が短縮する
と言われています。

逆に、毎日10分でも
横隔膜呼吸を実践すれば、

酸素の供給増加により老化は
1.2倍ほど減速し、

60歳を過ぎても免疫力は高く
ガンのリスクは減り、

96歳くらいまで寿命を
延長することも期待できます。

生きることは息をする事なのですから、

その質の違いによって人生が
変わることは容易に想像できます。

そして呼吸が日々の幸福感、
感情、心に与える効果もあるとしたら、

しっかりとした呼吸を意識することは
非常に大切ではないでしょうか。

そしてもう一つ考えてほしいのは、

呼吸というのは、

酸素を取り入れ二酸化炭素を吐くこと、

というのは小学校の教科書にも
乗っていることですが、

こうした表現からすると、

二酸化炭素は人体にとって
不要な有害物質のように
感じてしまいがちですが、

一概にそうとは言えないのです。

二酸化炭素とセロトニンのメリット

近年、二酸化炭素が幸福感と
大きく関係するという仮説も
発表されています。

科学と宗教はなかなか
相容れないものであり、

呼吸で幸せになり心の安定を図れる
という考え方は非科学的なものと
捉えられててしまいがちです。

宗教と呼吸のイメージとして
座禅を組みゆっくり深呼吸をする
という姿を想像するでしょう。

体験的にこうした実践で
心が落ち着くという経験を
したことがある人はいるでしょうが、

実際には脳内物質も変化しているのです。

脳を構成する神経細胞は、

神経伝達物質と呼ばれる
一群の化合物によって

情報伝達を行っています。

その神経伝達物質の一つに
セロトニンがあるのですが、

このセロトニンというのは
幸福感という感情の原因物質と
考えられています。

うつ病という幸福感の欠如を
特徴とする心の病というのも、

セロトニンの脳内分泌が
低下することで起こると言われます。

だからこそうつ病患者に対して
精神科医が処方するのも、

このセロトニンを人為的に
分泌させる薬剤です。

そうするとメカニズム上は
幸福感を取り戻すので、

セロトニンは、別名「幸せホルモン」
と呼ばれています。

しかし薬剤を摂取すれば
ひどい副作用もありますから、
お勧めすることは出来ません。

ここで呼吸法を使うことで
このセロトニンレベルを高める
ことができるのです。

副作用無しで健康長寿、
そして幸福感も高めることができる、

まさにメリットだらけの方法です。

しかもここには有害と思われていた
二酸化炭素が関わっているというのです。

呼吸が幸福感、感情、心に与える効果

セロトニン幸福仮説というのは、

大脳生理学者の有田秀穂さん
によって提示された発見ですが、

有田さんはさまざまな実験や研究から、

ドーパミン分泌が高いと
欲望、意欲が増強されること、

セロトニン分泌が活性化されると
静かな幸福感が生まれること、

ノルアドレナリンは不安感、
危機感を察知して分泌されること、

を発見しました。

さらに有田さんは、

脳内セロトニン分泌の効果を
促す方法の一つとして、

血中二酸化炭素濃度の上昇
というか説を証明したのです。

つまり、一分間の呼吸回数を
減らすと体内に二酸化炭素が蓄積し、

それが刺激となって脳内で
セロトニンが分泌することが
明らかになったのです。

それまで人体にとって不要な
物質と考えられていた二酸化炭素は、

実は幸福感という感情をもたらす
セロトニンと深く関係し、

心の健康にメリットがあったのです。

こうした考え方によって、

禅宗の僧侶たちが深呼吸状態で
至福の境地に達するのも理解できます。

二酸化炭素がセロトニン分泌を促し、
セロトニン分泌が幸福感を作り出しているから、

と科学的にも説明がつくわけです。

呼吸一つで心身に効果があり、

心身の状態をある程度
コントロールできるわけですから、

これほど素晴らしいことはないでしょう。

ぜひ呼吸法を続けて行ってほしいと思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

こちらの記事もおススメ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>