世の中の変化、快適さ便利さの脳や健康に対するデメリット


今回のテーマは、

世の中の変化、快適さ便利さの
脳や健康に対するデメリット

について紹介します。

前開までの解説を聞くと、

人間らしい思考を司る
新しいのこそが、

不健康の諸悪の根源だ!

と言っているように
聞こえるかもしれませんが、

決してそうではありません。

ただ、現代人は古い脳と新しい脳
の使い方を心得ておらず、

それが結果的に不調を
生んでいる事を伝えたかったのです。

大脳皮質が司る新しい脳は、
素晴らしい可能性に満ちています。

身の回りの状況について

ああだこうだと思案して解釈
したがる特性は、

人間の知性や文化を担う能力です。

こうした能力がある脳を
手にしたからこそ、

人類は繁栄し、私たちは今、
豊かで快適で便利な暮らしを
手にしている。

これは間違いない事です。

しかし、こうした進化も
脳や健康の事を考えると

メリットばかりではなく
デメリットもあるのです。

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人間の新しい脳の秘めたパワー

人間の思考力というのは
本当に凄いと感じます。

ニュートンは、

リンゴが木から落ちるのを見て
万有引力の法則を発見した

と言われています。

もちろんこれが史実かどうかと言う
議論は置いておいて、

新しい脳の解釈したがる働きを
上手く表したエピソードです。

リンゴの落下という
単純な出来事の背景に、

万物を支配する法則を見出したわけです。

普遍的な科学法則を発見するのも、
歴史の中に教訓を読み取るのも、

そしてそこから環境や社会を
治める技術を確立するのも、

人間という生き物の新しい脳
だけがなし得る事です。

サバンナのシマウマやライオンの
目の前でリンゴがいくら落ちても、

彼らの頭の中に宇宙の原理が
閃く事は決してないのです。

世の中の変化を起こし、
快適さ便利さを追求できる、

これは唯一の人間に与えられた
特権と言えるでしょう。

新しい脳と古い脳の葛藤

しかし、こうした人間らしい
仕組みが力を発揮するほど、

古い脳の声が省みられにくくなるのです。

体の声が聞こえなくなります。

つまり、健康を損なう
事に繋がってしまうのです。

もちろんこれも決してデメリット
ばかりというわけではありません。

寝食を忘れるほど仕事や趣味
熱中できるというのも、

人間の能力を支える重要な特性です。

「集中力がある」という
表現に置き換えるのならば、

価値のある事として受け止められます。

あなたも自分の人生を
振り返ったとき、

何かしらの事をやり遂げたと
思える場面では、

食べる事も忘れ、
寝る事も忘れ、
身体の疲れや痛みも気づかない、

きっとその過程で、
体の声が耳に入らないほど

没頭して新しい脳を働かせた
時期があったのではないでしょうか。

世の中の変化が脳や健康に問題を生む

しかし、そんな状態が長く続けば、
心身は摩耗し、消耗し、

当然、病気という結果に繋がります。

だからこそメリハリを持って
物事に没頭する事が必要なのですが、

ただ問題は現代人の生活環境です。

既に触れてきた話題ですが、

最近の10年ほどでインターネット
など情報環境が爆発的に拡大しました。

世の中の変化は凄まじいものがあります。

情報だけではありません。

住宅や職場、街の作り、
社会の仕組みなどが、

ここ十数年ほどの期間で
大きな変貌を遂げているのです。

社会の変化とは裏腹に、
私たちの脳と体は原始時代から
変わらない仕組みを持つのです。

そんな中で、新しい脳と古い脳
の働きぶりのバランスも急速に
変化しています。

古い脳の出番がどんどん少なく
なっているのです。

ここから生まれる脳と健康の
デメリットに注目せねばなりません。

快適さ便利さの健康に対するデメリット

世の中の変化は
「便利さ」「快適さ」を
追求してきました。

かつては身体を動かしていた
労働を今やボタン一つで機械が
やってくれるようになっています。

当然、運動量は減ってしまいます。
脳の刺激も減ってしまいます。

暑さ寒さのような不快な環境を
エアコン一つで自動調整してくれるのです。

そうなれば、汗や体温調節
自然なホメオスタシスの機能が
乱れてくるのも当然でしょう。

たいていの事が思い通りに
実現される世の中な訳です。

しかしこの「思い通り」というのは

あくまで「新しい脳が思った通り」
という意味なのです。

色々と思案したがり新しい脳の
意向に添って物事が動けば、

新しい脳、つまり私たちの意識は

それを「便利」「快適」と感じるわけです。

新しい脳は理由付けを
ひねり出すのが得意ですから、

「ああすればこうなる」

という因果関係で物事を
考える傾向があります。

原因があって結果がある
という道筋をハッキリさせたいのです。

人間脳と自然の因果関係は違う

この脳は不眠で悩む私に

「ネットサーフィンでサーチすれば
解決策が見つかる」

と考えさせました。

しかしこの考え方は

「パソコンこそ不眠の元凶であり
離れてリラックスすべき」

という単純な事実を見えなくさせました。

新しい脳は世の中に対しても、

因果関係をスッキリさせれば
便利で快適に思えるのです。

何か操作をすれば、予想通りの
結果が実現するという仕組みが
好きなわけです。

スイッチを入れれば機械が動く、
お金を払えば物が買える、

そう言う仕組みは新しい脳が好む
典型的な仕組みと言えます。

しかし自然界にはそれほど
単純な因果関係は存在しません。

自然の食物はスーパーマーケット
のように整然と食材を陳列しないわけです。

自然に合わせて作られた脳と健康

そして、人類も長い歴史をかけて
古い脳の時代を生きてきました。

つまり古い脳は新しい脳と違い、

理路整然とした因果関係で
物事を考えないわけです。

この摩擦こそが現代人の脳や健康
に対するデメリットを与えています。

「今、目の前にある状況に対応する」

のが古い脳の基本ポリシーです。

古くなったら身を縮め、
暑くなったら汗をかき、
お腹が空けばなにかを食べ、
ウィルスが入れば熱を出す、
ライオンが来たら逃げる、
ウサギが来たら捕まえて戦う、

場当たり的と言えば場当たり的ですが、

自然の野生の中で生き残るには、
こうしたやり方がしぶとい強さを
発揮するのです。

なぜなら自然現象は
予定調和的に進んだりしません。

突発的に起こる自然の営みに対応して
その場その場を乗り切るには、

情報を集めてあれこれ予測するより、
とっさにパッと反応する方が、

分が多い事も多いのです。

それに合わせて人間も
健康状態を作ってきたのです。

ところが世の中の変化が
環境を一変させ、

快適さ便利さを享受するようになりました。

ある意味新しい脳が勝つ
時代になってきたのです。

しかし遺伝子レベルではこうした
環境にフィットするような

身体の仕組みは変化していません。

ここにまず気づく事が、
現代社会でも健康に生きるための
第一歩と言えるのではないでしょうか。

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