理由付けし納得し正当化すると脳は安心できる心理メカニズム

理由付けし納得し正当化すると脳は安心できる心理メカニズム
今回のテーマは、

理由付けし納得し正当化すると
脳は安心できる心理メカニズム

について紹介します。

前回紹介したように、

変化盲や思い込みなど
脳には不思議な性質があります。

そしてそれが体の声を聞く
というこのテーマで一番伝えたい
健康法にとって、

有利になるか?…と言えば
そうではない事の方が多いです。

現代社会において

何か情報収集をする時の
常套手段はネット探索です。

私も仕事柄そう言う
習性が身についているので、

何かを見つけたくて
無意識のうちにパソコンの
スイッチを入れてしまう事があります。

そして私は不眠で悩み、
夜中に「快眠枕」というものを
調べ興奮していたのです。

そしてますます眠れない…

という本末転倒な状況に
陥ってしまったのですが、

私の新しい脳は、

「そうそう、自分は
これを探していたんだ」

と思い込む事で
納得していたのでしょう。

理由付けし納得し正当化すると
脳は安心できる心理メカニズム
があるわけです。

しかしこれは後付けの理屈です。

もし誰かがその瞬間の私に

「こんな夜中に何をしているの?」

と訊ねれたら、

多分、真顔で

「いや、まあ、良い枕を探して
いたらこんな遅くなっちゃって…」

などと本当は考えてもいなかった
理由を答えていたでしょう。

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理由付けで脳は安心できる

体の声に素直にしたがっていたら

とにかくリラックスして
眠りにつくようにしよう…

と言う行動もできたでしょう。

しかし「なぜ眠れないのか」
その理由探しに奔放してしまいした。

こうしてひとたび何か
理由をにひねり出したら、

そこに固着するのも
新しい脳の性質なのです。

前回紹介した池谷さんは、
こんな風に解説しています。

「この論文の事例から、

人間は、理由を後から付けて、
それを固辞してしまう変な性癖が
明らかにある事が見えてきます。

会議で、何か意見を求められたとき、
何らかの意見を述べたとします。

その後に、反対意見が
突然現れたとき、

”反対意見の方が自分の
意見より良いかも”

とすぐには心が変わらなくて、
むしろ自己弁護に入って

”私の意見の方が良い”と
固辞する傾向が生まれる事が、

心理学的には古くから
知られています。」

こうした理由付けし納得し
正当化する心理メカニズムは、

実は厄介な面があるのです。

頭でっかちの現代人の健康

「これが正しい」と思い込むと、

別の意見に耳を傾けるのが
困難になってきます。

これこそ居着きの典型例
と言えるではないでしょうか。

「病気は医者が治すもの」
「薬を飲めば病気は治る」

と言った常識も脳で固定化
されるとなかなか変わりません。

それらしく納得の行く
解釈を見つけた新しい脳は、

その見解に固執したがるのです。

私の場合は

「自分は枕を探していたのだ」

という理由付けを正当化する為に、

「この枕はまさに必要なものに違いない」

と盲目的に信じて、

説明書きにのめり込む必要
があったのでしょう。

新しい脳がそう望んでいたのです。

理由付けし納得し私の新しい脳は
安心したものの、

古い脳は不安定な状態のままです。

正当化して体調不良を抱える現代人

肩こりを抱える人たちの
新しい脳は、

肩こりの解決法よりも

「私の肩はなぜ凝っているのか」

という自分らしい理由を見つけたかったし、

便秘の人の新しい脳であれば

「何を食べれば解消できるか」

という知識を得る方が
便秘解消より大事だった、

嫌な上司の前でいつも小言を
聞かされる人の新しい脳にとっては、

理不尽な状況を受け入れなければ
いけない事について、

納得でき説明をひねる出す方が
「逃げろ」という声を
受け止めるより大事なのです。

だからあれこれ思案が
止まらなくなるのです。

そして、それらしい解釈を
見つけた新しい脳は、

その理屈を頑に保持する。

固定観念化するわけです。

こうした理由付けし納得
し正当化すると脳は安心できる
心理メカニズムを

池谷さんの本のタイトルを
借りるなら

「新しい脳はなにかと居着きたがる」

というわけです。

しかし、それが本当に私たちを
健康にしてくれるか?と言えば、

そうではないのが問題です。

次回はこうした脳の対処法に
ついて考えて行きましょう。

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