思い込みが変える健康と病気、体調不良、脳の性質・変化盲とは?

思い込みが変える健康と病気、体調不良、脳の性質・変化盲とは?
今回のテーマは、

思い込みが変える健康と病気、
体調不良、脳の性質・変化盲とは?

について紹介します。

前回紹介したように、

眠れない夜になぜ私は
「何となく」パソコンを立ち上げて
しまったのでしょうか?

どうしてストレッチではなく、
ネットサーフィンを選んで
しまったのでしょう。

本気で眠りたいなら、

パソコンを立ち上げても
あまり効果はなさそうだと言う事は
分かりそうなものです。

しかしまるで眠る事より
居着く事の方に引き寄せられて
しまったというに感じます。

実はこうした思い込みが
健康と病気、体調不良など、

私たちの状態を変える事があります。

これまで

古武道で言われる「居着き」
という現象を理解する

最後の鍵として考えたいのが、

そもそも私たちの人間らしさを
司る新しい脳は、

「居着きたい」という性質を
持っているのではないでしょうか。

直面している状況について、

言葉を駆使してあれこれ思案し、
解釈するのが本質的に好きなのです。

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脳の性質・変化盲とは?

私たちの脳は思い込みにより
見える世界が変わってきます。

東京大学大学院薬学系研究科の
准教授で、脳機能の研究者である
池谷裕二さんの

『脳はなにかと言い訳する』

という本があります。

ここで、先ほどの例のように
あれこれ理屈を付けて解釈したがる
新しい脳の性質を、

たくさんの事例を挙げて
興味深く紹介しています。

ここで一つの事例を引用してみます。

ここでは「変化盲」という
人間の性質を取り上げているのです。

「スウェーデン・ルンド大学の
認知科学者ホール博士は、

2005年10月の
『サイエンス』誌に報告した論文で、

変化盲の実験をさらに進化させている。

彼は二人の女性の写真を見て、
どちらが魅力的かを選ばせる試験を
120人に対して行った。

この実験では試験者と被験者は
机を挟んで向かい合っている。

試験者は両手に写真を持って提示し、
相手は左右どちらの女性が好みかを選ぶ。

すると試験者は二枚の写真を
一度机上に伏せて、選ばれた方を
前方に押し出して手渡す。

実は、彼は凄腕のマジシャンで、
このとき巧妙なトリックによって
左右逆の写真を相手に渡すのだ。

すると驚いた事に、
80%もの人が、そこに
写っている人が選んだ女性とは
異なる事に気づかないと言う。」

そうです。

自分が自分で選んだ女性が
違う事に気づかないのです。

一度こっちと思い込んだ脳は
変化に気づく事ができません。

思い込みが世界を変える脳の性質

こんなふうに、目にしている
ものが違うものに変化しても
気づかない性質の事を、

「変化盲」と言います。

変化に対して盲目的だから、
変化盲と呼ぶのです。

人間は

「まさか変わるはずがない」

と思い込んでいると、

たった今、自分が選んだものを
入れ替えられても、

驚くほどその事に気づかないのです。

これは心理学の世界では
良く知られている現象だそうです。

問題はその後で、

先ほどの続きを池谷さんは
こう続けます。

「”どうして君はその子を選んだのかね”

と訊ねる事で、さらに驚くべき
事実が明らかになった。

もちろん選択の理由は
人によって様々だが、

人によっては

“微笑んでいるからさ”
”イヤリングが気に入ったよ”

などと、手渡された写真に写った
女性の特徴を挙げ始めるのだ。

もともと自分が選んだ
好みの女性の写真には、

イヤリングをしていないどころか、
微笑んでもいないのだ。

ここには”選択の理由”を後から
作り上げてしまう潜在的な意識が
働いている。」

この話を聞いて何を感じますか?

私たちが「これ」と決断するのは
どれだけ曖昧な根拠で決めつけているか…

考えると恐ろしくなります。

思い込みが変える健康と病気、体調不良

「病は気から」という言葉がありますが

私たちの脳は思い込みによって
体調が変わる事があります。

それで健康になれば良いですが、

病気や体調不良を起こす事があります。

ちょっとしたきっかけで
なにかを思い込んでしまえば、

実際に体の機能が変わるのです。

そう考えれば無闇にネット情報を
見聞きして行く事にも
恐ろしさを感じます。

先ほどの実験では、

写真を入れ替えられた事に
気づかないのですから、

この研究の被験者は、
手渡された写真の女性を、

「自分はこの人を好みだと選んだ」

と信じているわけです。

最初の直感的な好みで言えば、

入れ替えられたもう一方の
女性の方に惹かれたのに、です。

でも自分はこちらの
女性を選んだ(と信じている)
のだから、何か理由があるはずだ、

と、そこから新しい脳の
思案が始まります。

納得できる理由をひねり出さないと、
新しい脳は気がすまないのです。

だから、最初は微笑んでいない方の
女性を選んでいた人が、

平気で「微笑んでいるからさ」
などと口にしてしまうのです。

脳の性質、思い込みで体調が変わる

これは口からでまかせを
言っているのではありません。

本人の意識としては
心底そう感じているのです。

新しい脳が、そう感じさせているのです。

これが脳の性質、変化盲という
私たちの特徴なのです。

眠れない夜にネットサーフィンを
始めてしまった私の脳は、

「夜中なのに自分は眠っていない」

という現実に対する、
なにかもっともらしい説明を
見つけたかったのでしょう。

自分の事なのに「○○でしょう…」

と表現するのはおかしいですが、

この研究の被験者と同じく、

私も、自分の新しい脳が
どんな事を考えているのか、

自分ではよく分からないのです。

新しい脳にとっては、

現実をそれらしく解釈する事の方が、

実際に眠るよりも大事なのです。

それで私はネットサーフィンで

「快眠枕が解決法だ」

と知った事で安心したのです。

冷静に考えればそれが解決策ではないのに
新しい脳はそれを求めたのです。

もちろん古い脳は眠りたいはずなのに、、

でもそんな声は聞いてはいないのです。

こうした思い込みが変える
健康と病気、体調不良の仕組み、

脳の性質である変化盲を
ここではしっかりと受け止めて
ほしいと思います。

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