孔子の説く仁、思いやりを仕事、ビジネスやセールスで活かす

孔子の説く仁、思いやりを仕事、ビジネスやセールスで活かす
今回のテーマは、

孔子の説く仁、思いやりを仕事、
ビジネスやセールスで活かす

について紹介します。

今も昔も

コミュニケーションは
どんな分野でも求められる能力です。

最近では「コミュ力」と呼ばれ、

就職活動において最も重視されるのも
コミュニケーション能力だそうです。

私の知り合いの採用担当者に
話を聞いた所、

やはり新入社員に求めるものとして
最優先に挙げられるそうです。

しかし、、です。

ここでいう「コミュニケーション力」
とは具体的に何を指すのでしょうか?

このサイトではこれまで
コミュニケーションというテーマで
色々な話をしてきましたが、

華僑成功者が参考にする
古典の教えの中でも、

孔子の「論語」から

コミュニケーションを仕事、
ビジネスやセールスで活かすための
秘訣を考えてみましょう。

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孔子の説く仁、思いやりとは?

コミュニケーション力が高い人と言えば?

多くの人が思いつくのは、

ペラペラと口八丁手八丁で
人に取り入る技術をイメージする
人ではないでしょうか。

もしそうであれば控えめな人、

慎重な態度の人は失格ということ
でしょうか。

孔子は論語で

「巧言令色鮮し仁」

と説きました。

言葉が巧みで外面ばかり飾り立てる
人間には仁が少ないということです。

言葉が巧みな人間ほど
信用できない、

そう言う人に限って「仁」の
思いやりの心がないと言っています。

孔子は、真のコミュニケーションは
「仁」だと考えているのです。

相手への思いやり、誠心誠意尽くすこと、

言葉は訥々としていても
人日がこもっていることが大事なのです。

それが相手のこことを動かすのです。

そう言われてみれば、

私の周りのセールスマンで、

結果を出している人には、

言葉をまくしたてるタイプも
控えめで言葉少ないタイプもいますが、

トップセールスマンになるのは
たいてい物静かな聞き上手です。

思いやりと仕事、コミュニケーション

孔子はよほど「ペラ男」が
嫌いなのでしょうか。

こんなエピソードもあります。

ある人が孔子の弟子の仲弓を評して

「あいつは仁はあるが
佞(ねい:口がうまいこと)じゃない。

上司へのお世辞の一つも言えないから
評価されないんだ」

と言いました。

すると孔子は怒り、

「なぜ口達者でないと行けないんだ。
そんなものが何になる。

口達者な人間は口先で相手を
丸め込もうとして、心がないから、
しばしば人から憎まれるのだ。

仲弓が仁の徳を備えているか
どうかは知らないが、

彼が口下手でお世辞も言えないとして、
それがどうしたって言うんだね。

なんの問題になるというのか。」

と答えたと言います。

孔子はこの中で

「焉(いずく)んぞ佞を用いん」

と二回繰り返しています。

口下手で何が悪いと強調し、

口上手であることが人が世の中で
立身して行くのに不要だと
強く考えていました。

むしろ仁、思いやりを持つことが
仕事で成果を出す道と考えたのです。

本当に信用できるセールスマン

確かにセールスでも

口八丁手八丁は言葉を操れば
物は売れるかもしれません。

が、それで相手が気持ちよくなるか
と言えばそうではなく、

何か損した気持ちになります。

その後そのセールスマンと
付き合って行きたいと思いません。

つまり長期的に続かないのです。

しかし口下手でも真摯に
思いやりを持ったセールスマンからは、

そのとき必要ではなくても
その人を信頼し、

必要な時に購入し、また
自分の知り合いを紹介したくなります。

つまり、長期的に仕事、
ビジネスで成功するのは、

後者のタイプなのです。

またこの孔子の教えに関して、

私の頭に浮かぶのは、

池田成彬という、明治、大正、昭和
と活躍した経済人がいます。

彼は三井銀行に入行後、
日本銀行総裁まで努めた銀行家で、

三井財閥の指導者として知られます。

口達者であれと説いた福沢諭吉

彼は孔子の教えを仕事に
ビジネスに活かした人とされています。

彼が慶応義塾大学の学生だった頃、
福沢諭吉の講演を聴きました。

福沢は、学生たちに

「これからは巧言令色でないといけない」

と言ったそうです。

「巧言令色鮮し仁」

とは真反対の言葉です。

池田さんはその言葉に反発を覚え、
福沢の講演を最後まで聞くことなく、
会場を飛び出したと言います。

恐らく福沢諭吉は、

口達者であれという意味ではなく、

これから多くの外国と渡り合うには
言葉巧みに交渉する力が必要だと
言いたかったのでしょうが、

池田さんはそれに反発したのです。

世界を渡り歩き交渉をする
華僑やユダヤのビジネスマンを見ると、

確かに口達者で攻めの交渉術を
身につけているように思います。

が一方で、仁、思いやりが
なければ良い仕事ができないとも
考えているわけです。

信頼や思いやりという土台の上に
強気の交渉をするのが、

彼らのやり方なのでしょう。

勝ち負けのウィンルーズの関係でなく
ウィンウィンの関係にする為に、

徹底的に交渉するのです。

思いやりこそがビジネス成功の決め手

いずれにしても、

人間関係を円滑にしたり、
相手と交渉するのに、

巧みな言葉が必要だと言うのは
勘違いなのかもしれません。

いくら口達者でも孔子の説いた
「仁」という「真実の心」が
こもっていなければ、

本当のコミュニケーション力には
ならないからです。

もしもあなたが口下手で
お世辞が言えない人であっても

卑屈になることはありません。

あなたの言葉に「仁」があれば、
相手に伝わるでしょう。

逆に、口がうまいと思っている人も
仁、思いやりを磨かなければ、

先々成功することはないとも言えます。

トップセールスマンは口下手の人が多いですが、
お客様への心遣いが超一流なのです。

また上司と部下の関係でも、

お世辞が上手い部下や
プレゼン能力の高い部下、
口達者な部下を

上司は可愛がり、評価しがちです。

しかし本当に仕事で評価すべきは、

そういう孔子が怒るような
「佞」のタイプの部下よりも、

部下の言葉に「仁」があるか
見極める能力も上司には必要です。

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