敵やライバル会社を出し抜く、風林火山のビジネス、経営戦略

敵やライバル会社を出し抜く、風林火山のビジネス、経営戦略
今回のテーマは、

敵やライバル会社を出し抜く、
風林火山のビジネス、経営戦略

について紹介します。

孫子の兵法では、

「兵は詭道(きどう)なり」

と述べられています。

つまり戦いというのは騙し合いだ
と断言しているのです。

負ければ国も命も奪われるのですから、

どんな手段を使ってでも
勝たなければ行けないという
思想が生まれるもので、

騙し合いというのは
謀略戦のことであり、

これに勝つ事で、力によって
戦わずして勝利が得られるという
考え方なのです。

『孫子』の軍争篇でも、

「兵は詐を以て立ち、利を以て動き、
分合を以て変を為す者なり」

とここでも「詐」、
則ち騙すことを強調しています。

この言葉の意味は

「戦いは敵を欺き、有利な状況で動き、
兵力を分散させたり集中させたり
機動的に動かさなければならない」

ということを意味します。

さて現代の道徳的には

騙すことは悪いことであり
やってはならないことと教えられていますが、

敵やライバル会社を出し抜くために、

古典である孫子の教えを
いかに現代の経営戦略に
応用すれば良いのでしょうか。

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敵やライバル会社を出し抜く戦略

先ほどの言葉の後には、

日本の戦国時代の武将である
武田信玄が掲げたことで有名な

「風林火山」という言葉、

「疾きことは風の如く、
其の徐なることは林の如く、
侵掠することは火の如く、
動かざる事は山の如く」

と続くのですが、

さらにこの他に孫子では

臨機応変、変幻自在の戦略の例として

「知り難き事は陰の如く、
動くことは雷が震うが如く」

と続くのですが、

こうした風林火山の教えを
ビジネス、経営戦略に活かすには
どう考えれば良いのでしょう。

当然、孫子が「兵は詭道なり」
と言ったからという理由で、

経営者が「企業経営は騙し合いだ」
などと宣言しようものなら、

ひんしゅくを買い、不買運動が起き、
株価は下がる一方でしょう。

しかしこの考え方が通用しない
というわけではないのです。

現代企業家も敵やライバル会社を
出し抜く為に戦わなければ行けない
状況は多々あるわけです。

風林火山の思想をビジネスに応用

こうした孫子の考えを
企業経営、ビジネスに置き換えるなら、

「十分な作戦を立てろ」

ということでしょう。

「兵は詐を以て立ち」

というのは、ライバル企業の
後追いをするのではなく、

独自性のあるマーケティング、
そしてイノベーションをすること、

そして「利を以て動き」

というのは、自社に有利な
経営環境かどうか、

或は其のマーケットが自社に
有利かどうかを常に検討し、

ビジネス判断を行うこと、

「分合を以て変を為す」は、

ヒト、モノ、カネ、情報、といった

資源を臨機応変に分散し、
集中投資すること、

或は提携や合併、M&Aを
大胆に行うこと、

と言えるのではないでしょうか。

そして風林火山が如く、

動くときは素早く動き、
動いてはならない時はじっとしている、

しっかりと戦況を見つめて
適材適所に動ける企業こそが、
勝ち続けることができるのでしょう。

まさにこうしてみると、

孫子は企業経営の容態を
見事に捉えられていると言えます。

華僑の経営者だけでなく
世界中の経営者が参考にするのも
うなずけるものです。

トヨタと日産のビジネス、経営戦略

「兵は詭道なり」という

この孫子の風林火山経営の
教えを日本を代表するライバル企業、

トヨタと日産と言う
大手自動車会社で考えてみましょう。

「兵は詐を以て立ち」

については、

トヨタは独自のハイブリットカーを
作り上げ、エコカーという新しい
マーケットを開拓しました。

それに対して、

日産は電気自動車で勝負します。

お互い物真似はせず
独自性を発揮しました。

「利を以て動き」に関しては、

日産は中国マーケットに深く入り込み、

日系自動車メーカーとして
トヨタに先んじました。

国内や欧米で活躍するトヨタに対し、

中国市場では先んじようと
考えたのでしょう。

「分合を以て変を為す」は、

トヨタでは、小型車のダイハツ、
トラックの日野自動車、
4WDの富士重工業(スバル)

などを傘下に収め、
市場の変化に対応しています。

一方で日産は、ルノーと
提携することで生き残りを測りました。

ライバルの切磋琢磨が価値を生む

こうしてみると、

トヨタと日産は、同じ商品を扱う
お互いライバル関係にありますが、

「兵は詐を以て立ち、利を以て動き、
分合を以て変を為す者なり」

という敵やライバル会社を出し抜く、
風林火山のビジネス、経営戦略
を地で行っているのです。

また「風林火山」の思想を、

実際の経営に当てはめれば、
以下のことも考えられるでしょう。

意思決定を「風」のように早く行い、

計画を静かにじっくりと
考えるのは「林」のようであり、

いったん動き出したら「火」のように
一気呵成にマーケットを攻め、

耐える時期だと判断すれば
「山」のように動かない、

こうした経営を両者とも
行っているのでしょう。

孫子の時代は勝てば栄え、
負ければ滅びるというシビアな
時代でしたが、

現代の経営の世界では
切磋琢磨をして市場に価値を
もたらして行くわけです。

敵やライバル会社を出し抜く、
風林火山のビジネス、経営戦略
に長けた会社だからこそ、

日本だけでなくグローバル競争を
勝ち抜いて行ける企業となれるのでしょう。

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