上司に従うべき?無視すべき?臨機応変の対応と経営者の役割

上司に従うべき?無視すべき?臨機応変の対応と経営者の役割
今回のテーマは、

上司に従うべき?無視すべき?
臨機応変の対応と経営者の役割

について紹介します。

人のつながりを大事にする
華僑流経営ですが、

華僑が参考にする古典である
孫子の九変篇に

「君命に受けざる所あり」

という言葉があります。

孫子は兵法を説いたわけですが、

戦争というのは、

現場によって臨機応変に
対応しなければならないものであり、

上官の命令だけを素直に聞いて
従っているだけではいけない
というものです。

「通ってはならない道路もある。
撃ってはならない敵軍もある。
攻めてはならない城もある。
争奪してはならない土地もある。」

と言い、

最後には

「君命は、受けてはならない君命もある」

と続きます。

「戦っている現場では君主の命令を
聞くことでかえって混乱に陥る事もある」

ということでしょう。

これはまさしくビジネスの現場でも
通じるないようではないでしょうか。

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上司に従うべき?無視すべき?

ビジネスの現場での君命は
上司からの命令と行った所でしょう。

理不尽な命令が来て、

上司に従うべきか?無視すべきか?

葛藤した経験のある
ビジネスパーソンは多いでしょう。

警察官の物語で
大ヒット映画となった

「踊る大走査線」

という物語がありましたが、

主人公の青島俊作巡査が
捜査本部の幹部たち(上司)に

「事件は会議室で起きてるんじゃない!
現場で起きているんだ!!」

と叫ぶシーンがありますが、

仕事での臨機応変の対応の必要性は

まさにあのような場面と
言えるのではないでしょうか。

経営者の役割というのは
規律と自由な柔軟性のバランスをとった

仕組みを作り上げることにもあります。

またこの例で思い出されるのは、

東京電力福島第一原発事故の際、

所長である吉田昌郎さんが、

東京本社の注水中止命令に反して
原子炉に注水を続けたことも
思い出されます。

そのお陰で原子炉の爆発を防ぐ
ことができたということになっていますが、

この吉田さんの判断も

孫子の言った「君命に受けざる所あり」

と言った所でしょう。

戦争の兵法と経営者の共通点

華僑成功者のバイブルである
古典の孫子は、

上司の命令があまりにも
馬鹿げていたら現場の判断で
無視して良いと言います。

手段やプロセスを大切にし、

上司の命令を律儀に守る日本人に比べ

目標達成するなら
手段は何でも良いと、

現場で臨機応変にやり方を
変えてしまう華僑の仕事術

まさにこうした教えをそのまま
やっている気がします。

我々も孫子の教え通り
馬鹿げた命令であればときに
無視することも必要かもしれません。

ではどういう時に
上司の命令を無視すべきなのでしょうか。

孫子は謀攻篇で実際に現場に
口出ししない方が良い場合を
三つあげています。

これは現場で働く人も上司や
経営者にも役に立つ言葉です。

その1.

君子が進軍しては行けないことを
知らず進めと命令したり、

退却しては行けないことを
知らず退却せよと命令する場合。

その2.

君子が軍政を知らないのに
軍政に口を出した場合。

そうすると、兵士たちを混乱させる。

その3.

君子が指揮系統を無視して
軍令を発した場合。

そうすると、兵士たちに
不信感を抱かせる。

臨機応変の対応と経営者の役割

上記のようなことをしたら

「軍を乱して勝を引く」

すなわち、軍隊を乱して
自ら勝利を失ってしまう
と警告しているのです。

現場のことを良く知らないトップは

現場のことは現場の指揮官に
任せなさいということでしょう。

軍でも企業でも、

トップ、経営者のやるべきことは、

現場の指揮官と密接に
コミュニケーションを図り、

良い関係を築き、
大局観を持つことなのです。

上司に従うべき時と無視すべき時を
臨機応変の対応が求められます。

孫子も君主と将軍の関係が
良ければ国は強いが、

隙間風が吹くような関係なら
国は滅びると言っています。

現場が受けられrないような
命令を発するトップも困ったものですが、

そうならない為にはどうすれば良いのでしょう。

華僑経営者は「とにかく現場に赴く」
と言います。

経営者は会社で偉そうに
命令するのが役割ではなく、

経営者であっても現場に近い場所
にいるべきということでしょう。

上司と部下の関係はスムーズだと

以前あるインタビューで

JALの大西賢会長が再建に至る
過程を話していましたが、

その秘訣も

「とにかく現場に足を運ぶんだ」

というものでした。

彼は元々、整備畑出身で現場のこと
を葉よく熟知していたと思います。

しかしそれでも、

経営者の役割として現場に自ら
足を運ぶことで距離が近くなり、

彼の考えも直接現場に
浸透して行ったのでしょう。

世間で優良と言われる会社の
経営者は誰も現場に足を運びます。

そして現場の素の姿を見るのです。

抱え上げられて経営者は、

化粧された姿を見て判断を誤ります。

経営が悪化し、他社に吸収されて
しまったような会社では、

経営者が現場に行く時に
赤絨毯が敷き詰められていた
と表現されるほど化粧が施され、

実態が見えなくなっていたと言います。

これでは本末転倒です。

現場でもときには上司の
命令に順うだけでなく、

無視することで臨機応変の
対応をしながら職務を果たし、

トップはトップの経営者の役割として
見識を磨き、

現場と円滑な関係を築く、

こう言う関係を築くことが理想と
孫子から学ぶことができます。

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