メンタルヘルス、ストレス対策として座禅の効果と呼吸のやり方


今回のテーマは、

メンタルヘルス、ストレス対策
として座禅の効果と呼吸のやり方

について紹介します。

さて、前回まで紹介した、

現代人特有のストレスの
対策としては、

面前に危機的な状況が
繰り広げられているときこそ、

緊張したり、そのことに
心をとらわれては行けない
ということです。

こうした心のあり方を

平常心」と呼びますが、

日本や世界中の宗教や
古い格言でも言われている言葉です。

武道でも、古い脳からの指令
心と体の声を滞りなく聞くには
こうした心境が大切と教えてくれます。

さらに今回はこうした
平常心を得る為の具体的なやり方
を考えるべく、

こうした心境を実現する為に、
まずは座禅の効果を考えてみましょう。

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平常心を保つための座禅のやり方

座禅は最近でも静かな
ブームになっていると言います。

若いカップルもよくお寺での
座禅体験に良く参加するそうです。

だから体験したことがある
人もいるかもしれませんが、

一般的なやり方は以下の通りです。

坐蒲(ざふ)と呼ばれるまるっこい
座布団に腰を下ろし、

手印を結んで静かに瞑想にふける、

その凛とした研ぎすままされた
雰囲気が多くの心を惹き付ける
のでしょう。

メンタルヘルス、ストレス対策にも
確かに効果がありそうです。

しかし、実際にやって見ると、

座禅はなかなか思い通りにならない
ものです。

頭に中に、色々な妄想、
雑念、心配などが湧いてくるのは
私だけではないと思います。

座禅をしても雑念が湧くのはなぜ?

私が参加した座禅体験では

「雑念を取り払うのじゃ!」

と背中をパシっとは
やられなかったのですが、

瞑想状態に入ろうとしても
妄想が湧いてきてしまい、

「いかん、いかん集中せねば」

などと考え始めると、
逆に雑音が増すばかり、

あれこれ頭の中で思案が
始まってしまいます。

やはり平常心というのは
なかなか難しいものと実感しました。

やはり現代人がストレスや
メンタルヘルスに悪影響が出るのも、

こうした脳の状態が慢性的に
なっているのかもしれません。

メンタルヘルス、ストレス対策として座禅

さてこうした雑念をやり過ごす
やり方、対策としては、

初心者向けの座禅の教えでは

「呼吸をゆっくりと数える」
「呼吸に伴うお腹の動きに意識を集中する」

などというやり方を指導してくれます。

もちろん流儀によって教え方は
色々でしょうが、

結局のこと呼吸の効果は
どういったものなのでしょうか?

メンタルヘルス、ストレス対策
としてどんな関係があるのでしょうか?

ここで禅僧であり芥川賞作家である
二つの顔を持つ玄侑宗久さんの

対談書「禅と脳」という本の中では
彼が実践する瞑想のやり方を説明しつつ
こんなことを語っています。

座禅の効果と呼吸のやり方

「(座禅における呼吸のやり方は)
私たちの体を空っぽの容器と見なすんですね。

足の裏からでも脳天からでも
いいんですけれど、

空っぽの容器である私たちの中に、
息を吸うと水が入ってくるイメージを
思い浮かべます。

光でもいいんですが。

イメージの中でその喫水線を
描き続けるんです。

息を吸う時は速いですから、
ふーっと喫水線が足から脳天まで
一気に来ます。

で、吐きながら、その喫水線が
どこまで下がってきているかという
イメージをできるだけ細かく
具体的に持つんです。

何も考えないで『呼吸だけに集中しろ』
と言われると難しいんです。

その喫水線というのを
映像としてきっちり描いて行く。

鳩尾まで来た、胃の噴門部
あたりまで来たと思うわけですね。

(中略)

その映像感覚というものが、
古い脳に入口をつけてくれる
んじゃないかと、

私は思っているんです。

ところが言葉を浮かべると、
瞬時にその古い脳への入口が
塞がれてしまう。

そう言うことじゃないかと
思うんですね。」

古い脳と新しい脳と座禅の効果

玄侑さんも古い脳を使って
説明しているあたりが、

このサイトとも共感を
感じてしまいますが、

この対談書で語り合っている
相手は以前も紹介した、

東邦大学教授の有田秀穂さんで、

メンタルヘルス、ストレス対策に
深い関わりがある、

セロトニン神経の働きを切り口に、

呼吸法や座禅に置ける
脳の働きを研究されています。

そんな有田さんは、玄侑さんの
行う座禅、瞑想のやり方を
こう解釈しています。

「玄侑さんが言われているのは、

言葉や概念などで構築されている
脳の活動を意識的に止めるという
ことだと思いますね。

代わって活動するのは(中略)
『脳幹』と言ってもいいですね。」

そうです。

生存本能などを司る「古い脳」と
思考や分析を司る「新しい脳」の

摩擦がストレスを生んでいる
という説明をこれまでしてきました。

要するに、座禅をする時の
効果を発揮する為には、

新しい脳はなるべく静かに
して欲しいのです。

ストレスまみれの現代人の平常心の保ち方

新しい脳は休ませておき、
古い脳がのびのび活動できる状態を作る、

これが座禅や呼吸のやり方の
秘訣であり、

メンタルヘルス、ストレス対策の
効果を発揮するやり方なのです。

これを続けていれば、

いわゆる平常心の状態
=座禅が目指す悟り

澄み切った無の境地に入るこ
とができるのでしょう。

私自身悟りを目指すわけでは
ないのですが、

日常にこうした座禅や瞑想の
状態を少しでも入れることは
意義があることだと思います。

そして、新しい脳が休んでいる
状態に持って行く為のポイントは

「言葉」を消して行くことです。

頭の中で言葉が飛び回っていれば、
新しい脳が働いているわけですから、

何とかして言葉が働かない
心境を作り出すのが秘訣です。

その具体的なやり方を玄侑さんは、

呼吸に合わせて体の中を
上下する喫水線のイメージを
集中することをオススメしています。

別の指導者であれば、

呼吸をゆっくり数えたり、
お腹の動きに集中すると言う
やり方を進めたりします。

いずれにしてもこれらは全て、

頭の中の言葉の働きを止める
テクニックと言えるでしょう。

言葉が働いてしまえば、
すぐに頭の中で思考が始まり、

体が固まる居着きが始まり、
ストレスの悪循環にハマってしまうのです。

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