体と心のメッセージを無視しない、体の声と脳の連携の仕組み


今回のテーマは、

体と心のメッセージを無視しない、
体の声と脳の連携の仕組み

について紹介します。

さてこれまで現代人の多くが抱える
さまざまな心身の不調の裏には、

古い脳と新しい脳の
コミュニケーションがうまくいかない

「体の声が聞こえない」

事から来ていることを
紹介してきましたが、

ここでもう一度、

「体の声」について考えてみましょう。

ホメオスタシスと言う
体のバランスを守る機能があり、

それを乱さないように
心と体はメッセージを送るのですが、

現代人はそれを無視してしまいがちです。

それが数多くの不調を呼ぶ
原因となっているのです。

この部分を真剣に考えない限り
真の健康は取り戻せません。

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体からのメッセージの声は大きい

例えば、

心身症の一種である
過敏性腸症候群(IBS)というのは、

腸が過敏になりすぎて、

ちょっとした刺激にも敏感に
反応してしまい、

その反応が大脳辺縁系を
動かす所まで広がると言う
データを以前に紹介しました。

この仕組みを考えてみれば、

腸も古い脳も大きな声で
「不快だ!」と体の声を
叫んでいるようなものです。

そんなに大声が出ているのなら、

声が聞こえないというのは不思議です。

今私の目の前で選挙カーの
メッセージが流れていますが、

聞きたくなくても聞こえてきます。

声が大きいメッセージというのは
「不快」なものであっても
耳には届くはずです。

これが聞こえなくなるというのは
考えればかなり不思議な事です。

脳そのものがストレス源になる?

しかし我慢ストレスと言う
現代人に特有のストレス状態を
考えてみると、

聞こえなくなるのも納得できます。

この場合、大脳皮質など
思考を司る新しい脳は

体の声が「聞こえない」のではなく
「聞いていない」のです。

あえて耳栓をして聞こえない
ようにしているようなものです。

ストレスがかかれば、

視床下部など古い脳から

「不快だよ!」というメッセージが
発せられます。

でも新しい脳は、現代社会の
事情を優先させ、

古い脳の声に耳を貸さないのです。

すると古い脳は

「あれ?聞こえていないのかな?」

とさらにイライラして
どんどん声を大きくします。

それでも新しい脳はさらに
無視する…

こう言った仕組みを理解すれば

「大きな声が出ているのに
聞こえていない」

という状況も納得できます。

とは言え体の声というのは
大きいほど不快な症状は大きくなり、

それを放っておけばやがて
病気に繋がるわけです。

そう考えれば新しい脳が
体と心のメッセージを無視するのは、
やはり得策ではないのです。

新旧の脳の連携をやはり
上手くする事こそが、

健康長寿にとって重要なのです。

体の声と脳の連携の仕組み

新しい脳のつれない振る舞いが、
古い脳のストレスを増幅させ、

声を大きくします。

我慢ストレスという状態では、

いわば新しい脳の態度が
古い脳のストレス源となるのです。

この辺りの因果関係は、
医学的解明はまだされていない
部分も多いのですが、

専門家の意見を統合すれば、

大まかにはこうした仕組みで
説明できるでしょう。

例えば、

便秘のテーマでも考えましたが、

便意という古い脳からの
メッセージを

習慣的に我慢する事が、
やがて便意に鈍感になり便秘になる
という仕組みを紹介しましたが、

これも脳の連携ミスによるものです。

「今はトイレに
行っている場合ではない」

など仕事を優先させたい新しい脳が

「便を出したい」という
体の声を無視するわけですから、

やがて新しい脳では聞く耳が
鈍って行ってしまいます。

やがて便意を感じなくなり、

古い脳はストレスが溜り、
機能が破綻して便秘になる、

そうすれば宿便が腸に溜り
デトックス機能が低下しますから、

老化や病気のリスクが増えます。

体と心のメッセージを
無視し続けた結果、

体の声と脳の連携に不具合が生じ、

やがて心身が壊れるまで
気づかないという結果になるわけです。

体と心のメッセージを無視しない

似たような仕組みメカニズムが

体の声全般で起きているのが、
現代人特有の問題なのです。

例えば、

失感情症に関する研究では、
こんな事が言われています。

失感情症の原因というのは、

子供の頃に育った環境に問題が
あると考える説が有力ですが、

その説では、子供が感情の表現を
抑えなくてはならない環境

(親が躾の観点から笑う事を禁じたり、
騒ぐと親から暴力を振るわれるなど、)

で育てられた場合、

いつも感情を抑える事になる為、

心や体の中で沸き起こった
情動を感じ取る仕組みが上手く
発達できなくて、

失感情症になると説明されています。

まさにこれも新しい脳と古い脳の
連携が健全に形成されないで起こる
問題な訳ですが、

子供の頃だけでなく大人になっても
同じことが脳で起きていると考えても
不思議ではありません。

もちろん大人の場合
「発達できない」という
問題は起こらないでしょうが、

心と体のメッセージを聞く耳の
感覚が鈍り体調を崩すというのは
十分に起こり得る事ではないでしょうか。

私たち現代人が本来の
健康を取り戻す為には、

しっかり脳の連携をとり
心や体の声に耳を傾ける
必要があるのではないでしょうか。

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