心と体のバランスを取るストレスとホメオスタシスは表裏一体


今回のテーマは、

心と体のバランスを取るストレス
とホメオスタシスは表裏一体

について紹介します。

ストレスという言葉は
現代社会に溢れていますが、

実際にはとても広い意味を
持っているものです。

一般的に「ストレスを感じている」
と聞けば、

例えば、

仕事の締め切りのプレッシャー、
上司の小言、苦手な取引先、
暗いニュース、忙しいスケジュール、

など精神的な圧迫感をもたらす
モノを指す事が多いです。

しかし医学的な用語としては
もっと広い範囲で使われています。

例えば暑さ寒さなどの気温変化、
水分や栄養の不足と言った
体内環境の悪化、

毒物や病原菌の感染など、

体に負担を与えるものは
全てストレスと呼びます。

心身に刺激を与える影響は
全てストレスなのです。

より正確に言えば、

体に負担を与える外部要因が
「ストレッサー」

それによって平穏が乱された
体の状態を「ストレス」
と呼ぶのですが、

ストレッサーという言葉は
馴染みが無い言葉ですから、

このサイトではどちらも
ストレスと呼ぶようにします。

ストレスとホメオスタシスは表裏一体

要するに、

「体の平穏を乱して負担を強いるもの」

であれば、

何でもストレスな訳ですが、

これが見覚えのある概念です。

そうです。

このテーマでこれまで語ってきた

「ホメオスタシス」と
非常に似ています。

「体の平穏を保つ」というのは、

まさしくホメオスタシス=恒常性を
保とうとする体の働きの事です。

そしてホメオスタシスを
乱すものがストレスなのです。

つまりホメオスタシスとストレスは
表裏一体なのです。

そしてバランスをとるという事が
ここでは重要になってきます。

バランスをとるシーソーのような仕組み

体は非常に精巧にできていて、
偏り過ぎないようにシーソーの
バランスをとるような仕組みが

あらかじめ備わっているのです。

「気温が上がる」という
ストレスに対して

「体温を保つ」という
ホメオスタシスが働き、

「水分が足りない」という
ストレスに対して

「水分を一定に保つ」という
ホメオスタシスが働きます。

ホメオスタシスという
言葉は一般的に、

体温や水分など「体」の
恒常性を指す言葉として
使われます。

でも、脳などの体の器官が働いて
「心」を生み出すわけですから、

体の恒常性は結果として
心の恒常性にも繋がります。

つまり心と体のバランスを取るのです。

このメカニズムは次回説明する
セロトニン神経のような、

精神的な安定をもたらす
ホルモンや脳内メカニズムの
存在も知られている訳ですが、

つまりホメオスタシスというのは
心と体を守る仕組みなのです。

心のホメオスタシスと体のホメオスタシス

そう考えれば、

ストレスとホメオスタシスの関係は、

肉体面だけでなく精神的な領域でも
成り立つ事になります。

「嫌な上司の小言」

などという御馴染みの
精神的なストレスに対しては、

「心の平安を保つ」という
精神的なホメオスタシスが
働くのです。

例えば、

そこから逃げる…だったり、
反論したり、愚痴を言ったり、

平穏を保とうとする中で、
ときに体の声が出てきます。

例えば、

暑さというストレスに対して、

「暑いなあ~」という
不快な気分が湧いてきて、

どこか涼しい所に行きたくなります。

一方精神的なものであれば、

上司の小言に対して
「こいつ、分かってないな…」
などという不快な気分が湧いてきて、

どこか上司のいない所に
避難したりするのです。

このように、ストレスを
受けたからだが発するサインは、

これまで説明してきた
恒常性を保とうとする

「体の声」と基本的に
同じ仕組みなのです。

心も体もこうしたバランスを
守る仕組みで守られているのです。

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