腸の神経細胞と思考力、生物の進化とホメオスタシスの働き


今回のテーマは、

腸の神経細胞と思考力、生物の
進化とホメオスタシスの働き

について紹介します。

私たちは普段何も考えなくても
無意識のうちに、

体のバランスを保つ
仕組みが備わっているわけですが、

体の健康を守るホメオスタシス
の重要なカギを握る

さらに強力な声を発する
場所があるのですが、

それが「腸」です。

腸は「体内最古の臓器」
と呼ばれているのですが、

その起源は全身の
ホメオスタシスを担当する、

原始的な脳よりさらに
昔にさかのぼると言われます。

進化の順番で言えば、

まず腸を身につけた
生物が登場し、

その後に脳や他の内臓、
目、手足などを備えるものが
表れたと考えられているのです。

当然人間にとっても

腸は重要な役割をして
健康アンチエイジングにとって
欠かせない働きがあります。

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生物の進化とホメオスタシスの働き

「最初に腸を身につけた動物」

というのは、今存在する
モノで言えば「ヒドラ」のような
生き物に近かったようです。

体が筒状の袋のようになっていて、

この中で食べ物を
消化、吸収します。

だから体内に腸を備える
というよりむしろ、

全身が腸で生きている
ということです。

ヒドラの腸の周りには
ネットワーク状の神経系があり、

人間の脳ほど高密度に
神経が集まっているわけでは
ないのですが、

ある程度密集した
ネットワークを作っています。

もしかしたらヒドラに似た
太古の生物たちは、

こうした腸の周りに神経系を持つ
動物が溢れていたのかもしれません。

ここから生物の進化は
始まって行くのです。

脳と腸の思考力の相乗効果

やがて進化して行った
後の時代に表れる動物の体内には、

神経細胞が頭部に集まり、

それが脳になって行きますが、

腸の神経系は失われず
しぶとく生き残っており、

独自の発達を遂げて行きました。

この構造は人間にも
受け継がれているのですが、

人間の腸にはものすごい数の
神経細胞が存在しています。

その数は約一億個と言われ

脳とは別に腸そのものが
思考力を持つとも言われます。

腸の神経細胞の数は多い

この一億個という数は、

人の脳の神経細胞の数
(1000億個以上)

にはもちろん負けます。

だからこそ腸の思考力とは言え、

複雑な計算や想像などは
できないわけですが、

例えば、マウスの脳の神経細胞は
2000万個程度と言われているので、

これよりは多いわけです。

マウスは迷路の学習実験
などに用いられるほど、

かなり賢い動物ですが、

その脳の細胞数を凌ぐとなれば
なかなかのものです。

もちろん神経細胞の数が
そのまま賢さを示すわけでは
ありませんが、

腸では相当な規模の
情報処理をこなしている
というのは間違いないのです。

そしてこれが体の声や
健康を守る仕組みとして、

重要な機能を果たしているのです。

腸の神経細胞が担う思考力

つまり腸全体を覆う
神経細胞のネットワーク、

いわば腸というのは

頭にある脳よりもさらに
起源の古い「自前の脳」を
持っているのです。

こんな内臓は体中を探しても
他に無いわけです。

生存を司るホメオスタシスの
中枢を担う古い脳は、

生命のご先祖様のような存在ですが、

例えて言うならば
腸こそはご先祖様の中の
ご先祖様なのです。

腸が無ければ我々生命は
進化しなかったわけです。

そんな腸の思考力働きは、

かなりの程度まで自前の
脳機能でコントロールします。

腸の神経細胞と思考力の働き

例えば、

腸の中に未消化の食べ物が
あるとしましょう。

これを肛門の方に移動させるには、

今その食べ物と接している
部分がギュッと収縮する一方で、

すぐ下流の部分が緩む
必要があります。

そして緩んだ場所が、

次の瞬間には収縮するのです。

こうした動きがどんどん下流に
伝わって、

ちょうどは磨きチューブを
絞り出すように、

排泄物を先に進めて行くのです。

かなり繊細な制御が必要ですが、

腸の神経系はこの働きを

頭の脳の思考力に頼る事なく
自力でコントロールしています。

生物の進化と健康とホメオスタシス

今から100年ほど前、
ドイツである実験が行われました。

生きたモルモットのお腹を開き、
腸管を切り出し、

培養液に入れます。

なんと切り出された腸は
培養液の中でしばらく
生きていたのです。

さらに驚くべき事に、

この状態で腸の口側の
断端から空気を入れれば、

腸はくねくねと動きながら
空気を肛門方向へ送り、

オナラのようにぽこっと
吐き出したそうです。

確かに腸以外の内臓でも、

体外に取り出してしばらく
培養しておく事は可能です。

心臓は培養液の中で
拍動を続けますし、

腎臓や肝臓の組織も
長らく生きて行く事は可能です。

でも、脳から切り離された
状態で刺激を加えた時に、

刺激に対して適切な反応が
できるのは腸だけなのです。

生物の進化を腸に見出す事が
できます。

もし心臓を体の外に
取り出した上で、

その心臓を叩いたら
驚いて心拍数を上げた…

というほど無茶な事です。

そんな芸当を腸はこなすわけですから、

その振る舞いはまるで独立した
生き物と思えるほどで、

生命維持において貴重な働きを
している事は言う間でもありません。

こうした腸の神経細胞が
と作り出す思考力を作り、

ホメオスタシスの働きを
味方にして健康や若さを
手に入れて行きましょう。

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