不快な感覚で行動する意味、人間の生存本能の健康への効果

不快な感覚で行動する意味、人間の生存本能の健康への効果
今回のテーマは、

不快な感覚で行動する意味、
人間の生存本能の健康への効果

について紹介します。

前回、脳という観点から
体に起こる快・不快の衝動
について紹介しましたが、

そもそもどうして体の声には
情動が伴うのでしょうか。

これはホメオスタシスと言う
働きの重要性を考えれば、
理解できます。

ホメオスタシスは、

生きて行く為に体の中を
一定に保つ作用の事です。

そして体が何かしらの
不健全な状態に傾いたとき、

健全な方向に戻す
アクションを促す為の手段です。

いわば生存本能ですが、

例えば、

体内の水分が足りなくなれば
「水が欲しい」と感じます。

そのとき、水分を心から
渇望するような

不快な感覚を伴うから
解決したいと切実に思い、

行動に動くわけです。

こうした人間の生存本能を
満たそうとする声を聞く事は

健康への効果として重要です。

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不快な感覚で行動する意味

普段、腰の重い出不精の
性格の人であっても、

通常こうしたアクションは
とるものです。

そしてこの衝動が不快という
シグナルを送る事には意味があります。

ここでもしもの仮定の話で、

体の声に情動が伴わない
場合どうなるでしょう。

少し想像してみましょう。

例えば、

今この文章を書いている
私は馴染みの喫茶店にいます。

いつもと同じ店、店員、
そして馴染みのお客さんがいます。

注文の仕方も店員さんの
顔もしっかり認識しています。

しかし、もう何年も通っているので
コーヒーを飲んでも特に
何に感慨もありません。

いつものコーヒーです。

つまりあまり情動は
わき上がって来ないのです。

でももしこれが、

何年も前から行きたかった
ミシュランの星がつく
レストランであれば、

私の神経は研ぎ澄まされ、

見せの雰囲気から定員の反応
料理の一つ一つに注目します。

人間の生存本能の声のメカニズム

ここでもし「体の声」がです。

馴染みの喫茶店にいるように
淡々とした感じで

「私の体は今喉が渇いている」

と伝えてきたらどうでしょう。

快も不快も無いようなものなら、

私は今すぐ水を飲む
アクションを起こすかと言えば、

飲むかもしれませんが、
無視する可能性が高いです。

それより先に本を読もう
電話をしなければなどと、

後回しにしてしまいます。

体の声には気がついているが、
どっちでも良いか、という感じです。

平穏とほとんど変わらない
心の中に情動的な働きが無ければ、

たいして重要な事と言う
気が起こらないものです。

不快な感覚だからこそ行動する訳で、

健康への意味や効果は
大きいのです。

人間の生存本能の健康への効果

淡々と当たり前のように伝える…

では後回しにしがちです。

でも、それでは困るのです。

水を飲む事は生存本能として
最も重要な事の一つです。

何をおいてでもとにかく
今すぐ水を飲みたくなるくらいの
気分になってくれないと、

生き物として生きて行けないのです。

だからこそ、

人間に行動を最も起こさせる
不快な衝動として

体からメッセージが
発せられるのです。

健康を守る上でもこの
機能の効果は大きな意味を持ちます。

そもそも「不快」という
感覚の起源は、

太古の昔、何かしらの
生存本能を脅かす身の危険に
対して反応する為に

生き物の体に宿ったシステム
だったと言われています。

現代人の生存本能は薄い?

毒性のあるものを食べたとか、
近づくと危なそうな熱や光、
襲われる危険を影で感知する、

環境が悪化してこのまま
じっとしていたら死んでしまうなど、

そんなときの警告シグナル、

何もしないと「不快」だから
アクションをとらざるを得ないのです。

動物が厳しい自然界で生き残る
為に身につけた、

最も基本的な防御システム
の一つなのです。

そして人間にももちろん
こうしたシステムが備わっています。

しかし知恵の発達した人間は
技術を進化させ、

暮らしが便利になりました。

サバイバルで生き残りを
かけた状況は少なくなりました。

そこで体の声を無視してしまう
という自体が起きているのです。

前に紹介した「体の声が聞こえない」
現代人の特徴を思い出してください。

肩こりに気づかない、
あくびが出ない、
便意が湧かない、
冷え性に気づかない、

など、どれも「不快」に
相当する衝動を感じる事が
麻痺している事が分かります。

つまりこれは生き物としての
最も基本的な危機管理システムを
上手く使いこなせていないのですから、

少し大袈裟に言えば、

生存本能を脅かす

人間という種の存亡に
関わるほどの大きな問題

とも言えるのです。

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