オンディーヌの呪いに見るホメオスタシスと無意識の本能の働き


今回のテーマは、

オンディーヌの呪いに見る
ホメオスタシスと無意識の本能の働き

について紹介します。

さて、前回紹介した
ホメオスタシスのメカニズム
の働きですが、

その大半は無意識のうちに
行われているのです。

そんなの当たり前と
思うかもしれませんが、

実際にはこれは凄い事です。

もし暑くなった時に

「お、このままでは体温が
上がってしまうから汗をかかなければ」

などといちいち意識をして
汗腺を開かなければならない
ようなやり方であれば、

私たちは普通に暮らして行くだけで、

目が回るほどたくさんの
事をやらなくては行けなくなります。

まさに生きていくだけで
精一杯になり、

仕事をしたり生活を楽しむ
余裕はなくなってしまいます。

それどころか気を緩めればすぐに
生存の危機にすら陥るのですから、

生きて行く事も困難です。

生物を作ったのが神様…か
どうかは分かりませんが、

非常によくできたシステムなのです。

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オンディーヌの呪いとは?

もしホメオスタシスが
無意識のシステムでないと
どうなってしまうのでしょうか。

ドイツの民間伝承に

「オンディーヌの呪い」

という話があります。

これはオンディーヌという
水の妖精と人間の男性が
恋に落ちるという話ですが、

結婚の誓いをするとき、

妖精は男性に決して
人間の女性と恋をしないよう

約束をして二人は結婚します。

ところが後に男性は
その約束を破ってしまいます。

裏切られたオンディーヌは
男性に呪いをかけます。

それが

「意識して息をし続けなければ、
呼吸が止まってしまう」

というものでした。

まさにホメオスタシスの
機能を狂わせるわけですが、

これだけで無意識のときは
呼吸ができなくなってしまいます、

眠ると死んでしまうので
生き地獄のような生活になるのです。

オンディーヌの呪いに見る呼吸と本能の働き

もちろんこれは物語ですが、

現実世界にも、無意識の
呼吸がうまく行かなくなる

「中枢性肺胞低換気症候群」

と呼ばれる先天性の難病が
知られています。

この病気の別名も

「オンディーヌの呪い」

と呼ばれているのですが、

通常は無意識で行っている
呼吸ができなくなると、

ドイツの伝承オンディーヌの呪い
のように普通に生きるのも
困難になってきます。

ありがたい事に私たちの体は
そう言う作用を私たちに気づかない
ところで、

自動的にやってくれるのです。

これがホメオスタシスと
本能の働きなのです。

ただし、全ての調節が
全自動というわけではありません。

人の意識が介入する事で
ホメオスタシスの働きも
変化を加える事ができます。

呼吸も無意識だけでなく
意識的にも調整できますが、

だからこそ例えば深呼吸で
自律神経をリラックスさせる
なども可能になってくるのです。

健康やアンチエイジングの実現には

ホメオスタシスの無意識と
意識の働きかけが重要になるのです。

体の声とホメオスタシスのメカニズム

そして「体の声」に耳を傾ける
という事が重要になってきます。

例えば、

暑くなった時に、

ホメオスタシスの無意識の
本能の働きで、

自然に汗が出る所までは
体が勝手にやってくれますが、

私たち自身の意識も

「ちょっと暑くなってきた」

と気づいたら、

上着を脱いだり、エアコンの
スイッチを入れたりもできます。

屋外であれば、木陰を
見つけて涼む事も可能です。

そして喉が渇いてきたら、

コンビニや自動販売機を探して
飲み物を手に入れて飲むでしょう。

この

「ちょっと暑いな」「喉が渇いた」

というのが体の声なのです。

「汗をかく」のような
自動的な調整メカニズムの場合、

そんな調節が体の中で
稼働している事に、

私たちは通常気がつかないものです。

本能の働きは神秘的な働き

オンディーヌの呪いのような
呼吸であれば、

私たちは認識しやすいですが、

汗をかくという場合、

「あ、今汗腺が開いた」

などと気づく事はありません。

しかし「汗が出る」だけでなく
「汗を出す、出さない」という
選択も私たちにはできるのです。

ここで、体から見れば、

汗というのは体内の
貴重な水分を体の外に捨てる
という営みですから、

できれば最小限にとどめたいわけです。

だからこそ、木陰に移ったり、
空調を効かせる事で涼めるのであれば、

体内の環境を維持するには、
その方が望ましいのです。

そんな場合にアクションを促す
衝動が体の中から湧いてくるわけです。

「暑いから木陰に移る」

という行為一つ見ても
そこには面白い仕組みが働いています。

こんな風に考えると、

体の声は体内の恒常性を
維持するメカニズムである

ホメオスタシスの重要な一環
という事が分かります。

今回紹介した
オンディーヌの呪いのように、

ホメオスタシスと無意識の本能の働き
そして私たちの意識の持ち方

人体の神秘が見える一瞬ですが、

この仕組みを上手く活用して
日々を元気に過ごす為のテクニックも
今後紹介して行きたいと思います。

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