呼吸、汗、脈拍など健康を調整するホメオスタシスのメカニズム


今回のテーマは、

呼吸、汗、脈拍など健康を調整する
ホメオスタシスのメカニズム

について紹介します。

私たちの体の中は、

生きて行く為の様々な
営みが絶えず行われています。

心臓が脈を打てば血液が流れ、

呼吸によって取り込まれた
酸素が全身を巡り、

食べたものは胃腸で消化、
吸収されてエネルギー源となり、

そのエネルギーを使って
筋肉が収縮や弛緩を繰り返す。

そして体内の不要になった
老廃物を外へ排出する…

私たちの体はこうした
絶妙にできた仕組みで動いており、

体内の世界はまるで、

化学工場や精密機械を
合体させたような一大プラント
なのです。

そしてこの流れのメカニズムの
良し悪しが

健康美容長寿のカギを握るのですが、

こうした活動を順調に進む為に、

体の中の環境は、例えば
温度などはなるべく一定に
保っている方が良いのです。

こうした一定に保とうとする
機能をホメオスタシスと呼びますが、

これからアンチエイジングを
実現する為に、

ぜひとも覚えておいて欲しい言葉です。

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ホメオスタシスのメカニズム

分かりやすいよう機械に
例えてイメージしてみましょう。

例えば車のエンジンは、

熱くなり過ぎると
オーバーヒートしてストップ
してしまいます。

そこでラジエーターで
熱を逃して加熱を防ぎます。

一方で、厳しい寒さで
冷えきってしまうと

スターターを回しても
なかなかスタートしませんから、

寒冷地仕様の自動車には
エンジンを温めるヒーターが
ついています。

テレビやパソコンなどの
電気製品にも、

加熱すると問題が起きるので、

そうならないように、

スイッチを入れると内部を
冷やすためファンがまわる
仕組みがあります。

同じように私たち人間の体内にも、
こうしたメカニズムが働いており、

なるべく一定の状態に保たれている
方が働く上で調子が良い訳です。

大きな変動がないよう
調整する仕組みを備えています。

健康を調整するホメオスタシス

例えば、

「最近太ってきた…」

など体重増加に悩む人は
多いでしょうが、

その体重はいきなり増えた
訳ではありません。

生活習慣が変わり徐々に時間をかけて
お腹に脂肪がついて行ったのです。

そしてダイエットに励んでも、
それほど簡単には痩せません。

むしろ、短期間で
急激に痩せるとしたら、

それは体内に問題がある
という事なのです。

もちろん体内がまったく
変動しないわけではありません。

しかし、体温、水分量、塩分濃度
血圧や血糖値など、

健康診断で御馴染みの数値も
あまり急激に変化せず保たれている方が、

体はスムーズに働いてくれます。

そこで体の中には、

内部の状態をコンスタントに
保つ調節システムが備わっていて、

呼吸、汗、脈拍などで健康を
調整するメカニズムがあるわけです。

これを生物用語で

「ホメオスタシス(恒常性の維持)」

と呼ぶのです。

呼吸、汗、脈拍などで健康を調整する

体温で言えば、

外の気温が高くなった時に
汗腺を開いて汗をかき、

気化熱で体を冷やそうとします。

運動をして体温が
上がったときも、

やはり汗をかいて熱を逃がし
体温を下げようとします。

逆に寒くなると、

体の表面付近の血管が収縮し
皮膚の血流を減らして

熱を逃さないようにします。

こうしたホメオスタシスの仕組みで

体温は、車のエンジン温度などより
遥かに精密に体温を一定に保つのです。

呼吸や心臓の拍動も同じです。

脳が血液中の酸素濃度を
常にモニターしていて、

例えば、

体を動かして息が切れ、
体の中が酸欠気味になったときは、

呼吸スピードを速めて
取り込む酸素の量を増やし、

同時に心拍スピードを速め
取り込んだ酸素を素早く全身に
送り届けます。

ホメオスタシスは繊細な働きをする

私は以前、

吐き出す息に含まれる酸素と
二酸化炭素の量をリアルタイムで量る

呼気分析検査と言う
ものを受けた事がありますが、

通常、大樹には酸素が
20%ほど含まれていると
言われていますが、

しかし、肺に吸い込まれた空気
殻は酸素の一部が体に吸収されるので、

吐く息の酸素というのは
15%くらいに減っています。

逆に、二酸化炭素は
大気中には0.04%ほど
しかありませんが、

呼気中には5%も含まれています。

しかし、こうした数値は
あくまで平均的なものです。

体が取り込む酸素量と
吐き出す二酸化炭素量は、

体の状態によって変動し、

吐き出す息の中の濃度も刻々と
変化するのです。

私が受けた検査ではその
変化を調べる為に、

顔に密着するマスクで
鼻と口を覆い、

息を回収して分析するのですが、

計った数値はパソコンの
モニターに時系列で表示されます。

健康美容長寿を実現するメカニズム

それを見ていると例えば、

イスの上でちょっと座り直す
くらいに体が動いただけで、

その動作の為に筋肉が酸素を
消費した分だけ、

吐き出す息の中の酸素が
わずかに減少し、

二酸化炭素の量が増えるのです。

でも次の瞬間には自然と
呼吸が速くなって調整され、

数値は元に戻るのです。

こんな繊細で微妙な調節を
私たちの体は24時間ずっと
行ってくれているのです。

ホメオスタシスというのは

体を取り巻く環境が様々に
変化をしても、

呼吸、汗、脈拍などを少しずつ
変化させ内部の状態をできるだけ
一定に保とうとする

本当に上手くできたシステムです。

ストレスや環境に負けず、

忙しい現代人が日々、
元気で若々しく働ける為に、

次回からもう少し深くこの
ホメオスタシスという人体機能の仕組み
について考えて行きましょう。

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