ユダヤ人の成功の秘密はタルムードにある?その内容や意味とは?


前回見てきたように、

世界の中で特異な存在として、
なぜか各分野で成功者を生み出す、

偉業を成し遂げる偉人の中に
なぜ多くのユダヤ人がいるのか?

その秘密の1つの要因となるのが、
「ある本」に隠されているかもしれません。

タルムードというのは、

紀元前500年から
紀元後500年までの口伝を

10年かけ2000人の
学者が編纂したものと言われ、

旧約聖書を補足しさらに広げた、

一言でなにが書いてあるか…

と内容を説明するのは難しい

ユダヤ人の古代から伝わる知恵であり
口伝をまとめたものと言われています。

ユダヤ人の成功の秘密は
そんなタルムードにある…

という意見があります。

イスラエルのユダヤ人は
一般的にこどもの時から

トーラーを含むヘブライ語聖書と
タルムードの勉強をするそうです。

意味は分からないうちから
とにかく読み始めるそうです。

これはかなり特別な習慣です。

日本では幼少期から仏教のお経
読む子供などほとんどいません。

このタルムードに成功の一体どんな
秘密が隠されているのでしょうか?

大人になっても宗教的な生活を送る
ユダヤ人はタルムードを毎日のように
紐解くと言われています。

では…

タルムードの内容そのものがそのまま
成功法則に結びつくかと言われれば、

そういう訳ではないでしょう。

しかし優秀さを作る要因の1つ
とは間違いなく言えるでしょう。

タルムードとは何か?意味や内容


何か成功するための具体的な
ビジネスモデルがそこに書かれて
いるわけではありません。

しかし大切な人生の知恵を学ぶのです。

ここでタルムードについて
簡単に説明すると、

古代エジプトで奴隷として生きていた
ユダヤ人はモーセを指導者として
同国を脱出し、

約束の地カナン(現在のイスラエル)に
定着して王国を作ります。

紀元前10世紀、この王国は
イスラエル王国とユダ王国に分かれますが、

紀元前8世紀にイスラエル王国は
アッシリアに敗北します。

ユダ王国も紀元前7世紀に
バビロニアに侵攻され、

多くが虐殺された末、
生き残った者たちはバビロニアに
強制移住させられます。
(バビロン捕囚)

彼らはユダ国の遺民という意味で
ユダヤ人と呼ばれます。

このバビロニアも紀元前6世紀に
ペルシャ帝国に滅ぼされ、

このためにユダヤ人は解放されます。

エルサレムに帰還したユダヤ人は
神殿を立て、ユダヤ教を成立させます。

やがてローマ帝国の属州となるのですが、

紀元1世紀半ば、反乱を起こし鎮圧され、
ローマ帝国からの徹底的な弾圧を受けます。

エルサレムの神殿は廃墟と化し、
イスラエルを追放されたユダヤ人は

ヨーロッパをはじめ世界中に
離散することになるのです。
(ディアスポラ)

そしてこうした中でタルムードも、

キリスト教によって没収され
禁書にされ、焼かれたと言います。

ユダヤ人がタルムードを読む事を
法令で禁じられ、焼かれたのです。

タルムードの内容を語り続けるユダヤ人


さらにこの時以来2000年近く
国を持たない民族となるのですが、

イスラエルを追放された挙句、
力を付けたキリスト教社会から
迫害と差別を受ける中で、

ユダヤ人にはユダヤ教の
存続に危機感が募ります。

そこで彼らはユダヤ教の教えをラビ
(ユダヤ教の学者、指導者)たちに語らせ、

長年をかけて少しずつ編纂します。

こうして約1500年前に出来上がったものが

ユダヤ教の聖典「タルムード」です。

何百年の間失われたもので、
読んでいくと途中で内容が
繋がらないこともあるそうです。

タルムードは6部からなり、

1.農業
2.祭事
3.女
4.民法、刑法
5.寺院
6.純潔と不純

に分かれていますが、

宗教、法律、哲学、道徳など
人生と生活のあらゆる事柄
について書かれている、

いわばユダヤの知恵の宝庫です。

全部で二十巻におよび、
1万2000ページに及び、

語数は250万語以上、
重量は75キロという膨大なものです。

またタルムードには最後の1ページは
必ず白紙になっているそうです。

これは常に書き加える
余地が残されているという
意味を象徴しているそうです。

そういう意味では、

まだ未完の大作であり、
現代のそして未来の知恵が
そこに加わっていくのです。

ユダヤ人にとってタルムードの勉強は
知的研究を超えた、宗教的行為です。

彼らにとって神を称える行為は
「勉強をする」事なのです。

こうした知恵を伝承するある種の
システムがユダヤ人には存在する。

これこそが他の民族にはあまり類を
見ない特殊性があると言えるでしょう。

ユダヤに伝わる古代からの知恵


タルムードには、

ラビたちの教えが書かれていて、
色々な意見を知ることができます。

しかし、

実は書かれている言葉よりも、

その書かれているものを
どう考えるかということで、

それについて喧々諤々とする事
こそがユダヤ人の優秀さの下地に
なっているのではないでしょうか。

その内容そのものより、
学ぶこと自体に意味があり、

長きに渡り培ってきた知恵を
伝承するシステムがそこにあります。

ユダヤ教では、

キリスト教におけるローマ法皇
のような最高権威者はいません。

言うなればラビがその
権威性を持っているのですが、

ユダヤ人にとって最高のよりどころは、

トーラーでありタルムードなのです。

つまり、

タルムードをどれだけ研究しているか
だけが権威を測る尺度になります。

そのタルムードの知識を
一番持っている人がラビであり、

だからこそラビには
権威があるとされるのです。

まさに実力と権威が伴う、

フェアな条件であり、確かに
尊敬に値するのもうなずけます。

日本に根付く仏教にも
お経や教典はありますが、

誰しもが幼少期から教えられ、
触れるものではありません。

しかし、

ユダヤ人は幼少期からタルムード
に触れその教えを実践しています。

タルムードに書かれていること自体は、

ユダヤ人も言うように、
時代に合っていないものありますし、

その内容の意味や言葉自体が
ユダヤ人の成功に直接つながっている
訳ではないのでしょう。

しかし幼少期からのこうした習慣にこそ
ユダヤ人の成功の秘密があると感じます。

では一体具体的に何が良いのか?
私たちはどこを真似すべきなのか?

次回以降じっくりと
そんな彼らの優秀さの土台を作る
習慣について見ていきましょう。

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