抗酸化ビタミンとしてのビタミンEとビタミンC、補酵素の役割


今回のテーマは、

抗酸化ビタミンとしてのビタミンE
とビタミンC、補酵素の役割

について紹介します。

私たちは食事で摂った栄養を
体の材料として使うわけですが、

栄養がそのままの形でなく、

消化管で分解され、その後各器官で
他の物質に合成され、

細胞やホルモン、神経など
体を作ったり動かしたりする
物質に変化します。

この一連の変化が「代謝」
と呼ばれるシステムなのですが、

このスムーズな代謝こと、
健康、美容、長寿を目指す上での
鍵となるのです。

前回紹介したように、

栄養から、各物質に合成される
までの変化を手助けしてくれるのが、

酵素の役割です。

酵素は約2500種類ほど
存在した以内でそれぞれ合成します。

ところが、酵素そのものを
直接食事から補給することはできません。

そこで、酵素の働きに
欠かせなくなってくる物質が、

補酵素と呼ばれるものです。

補酵素というのは酵素の働きを
サポートするもので、

補酵素がなければ酵素はうまく
働けないのです。

そしてその代表例がビタミンです。

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抗酸化力を持つ補酵素ビタミン

ビタミンというのは代謝を
進めるために欠かせない栄養であり、

影の主役のような存在です。

そして中でも、

身体の酸化を食い止め、
体内の悪い油を消したり、

老化や病気を防ぐ為の
抗酸化力を持っている
ビタミン類には、

ビタミンEとビタミンCがあります。

ちなみにビタミンEは

「酸化防止剤」として
サラダ油に使われたり、

医療現場では動脈硬化
などの薬として用いられています。

ビタミンCは、医療用以外にも
缶入り飲料などの

酸化防止剤として抗酸化ビタミン
として利用されているのです。

そしてビタミンEとビタミンCは、
酵素と違って体内で作る事はできませんが、

普段食べているものから摂取できます。

その他にも、多くの
「補酵素」が抗酸化としての
役割を担っているのですが、

この補酵素というのは、

前回紹介したあらゆる生命
活動に関わっている、

体内酵素を助ける役割の存在です。

補酵素がなければスムーズに
働けない酵素も多いのです。

抗酸化ビタミンと補酵素の役割

これら酵素、補酵素の
役割を家造りに例えたなら、

筋肉や皮膚の材料であるアミノ酸が
材木や壁材などでしょう。

そして酵素は材料を形にする
のに欠かせない大工道具であり、

補酵素というのはその道具を使う
大工さんのような存在です。

材料、道具、そして職人さん、

彼らの力がハーモニーとして
動き始めて立派な家ができるよう、

体内でもあらゆる栄養素を
うまく働かさなければなりません。

中でも補酵素は重要な役割を担います。

ビタミンというのも補酵素として
働きますが、

コエンザイムQ10という補酵素は、

心臓の細胞の中にある
ミトコンドリアの膜に多く
含まれている物質です。

そしてこの補酵素は
心臓だけでなく、

脳をはじめ、各臓器や筋肉
などほとんど全ての細胞の
ミトコンドリアの他にも

様々な小器官があります。

これらの膜や細胞全体の外側にも
コエンザイムQ10が含まれていて、

血液中にも存在しているのです。

このコエンザイムQ10は、

身体の中にある脂肪の中に溶け込む、
「脂溶性」の物質で、

脂質の多い細胞膜では、
その中に散らばるように存在しています。

ビタミンEと補酵素の効果と役割

そして、脂質を活性酸素
によって酸化した

「過酸化脂質」に変えてしまう
憎き存在、

フリーラジカルの

「脂質ペルオキシルラジカル」

が生み出されると、

補酵素としての役割の
コエンザイムQ10は、

自分んが脂質の身代わりとなって
酸化される事で、

それを消去する力を持っているのです。

脂質ペルオキシルラジカルが
なくなれば、

過酸化反応は止まります。

こうして酸化された
コエンザイムQ10は、

酵素によって元に戻され、

再びフリーラジカルを
消去できる力を得ます。

身体にとって頼もしい
味方と言えるでしょう。

それだけではありません。

コエンザイムQ10は、

ビタミンEの抗酸化作用を
助ける役割もするものです。

ビタミンEは、コエンザイム
と同じ脂溶性で、

細胞膜などの脂質に
散らばっています。

脂質ペルオキシルラジカルが
発生すると、

自分の電子を一個渡して
これを消去し、

身体にさほど悪さをしない

「ビタミンEラジカル」

という安定したフリーラジカルに
変わります。

コエンザイムQ10は、

このビタミンEラジカルに
自分の電子を一個渡して

元のビタミンEに戻す役割を
果たしています。

抗酸化ビタミンとしてのビタミンE

つまり、

ビタミンEが悪の元凶たる
脂質ペルオキシルラジカルを倒し、

弱っている所を
コエンザイムQ10を助け、

そのコエンザイムQ10を
酵素が助けるという身体に良い
循環が機能すると、

老化や病気を防ぐ事に
繋がるのです。

コエンザイムQ10と
ビタミンEは、

血液中では、脂質である
コレステロールを運んでいる
「LDL(低比重リポ蛋白質)」

の中などに存在しています。

血液中にある脂質は、

フリーラジカルにとって
絶好のターゲットです。

ですから、狙われやすい
部分に事前に防衛戦が
しかれているようなもので、

この二つの抗酸化物質は、
LDLで怒る酸化反応を
食い止める働きもしてくれるのです。

ビタミンCと補酵素の役割

一方で、ビタミンCは

ビタミンEと異なり水に溶ける
「水溶性」のビタミンで、

細胞膜の外側を包んでいる
液体の「細胞外液」や、

血液中の液体成分である
「血漿」の中に多く存在しています。

水溶性ですので、

脂質の多い細胞膜を通れませんし、
細胞の内部にも入って行けません。

そこで、細胞から外に
漏れ出したフリーラジカルや、

血漿の中に生み出された
フリーラジカルに対して
抗酸化作用を発揮します。

こうしてビタミンCは

「スーパーオキシド」
「ヒドロキシラジカル」

という二つの悪しき
フリーラジカルを消去します。

そして、消去するときに
ビタミンC自身も酸化し、

「ビタミンCラジカル」になります。

しかし、ビタミンCラジカルは
安定した存在で、

しかも尿に混じって体外に
排出されますから

人体にとって無害なのです。

さらに、紫外線が生み出す
フリーラジカルの仲間で、

過酸化脂質やスーパーオキシド
を作る元になる

「一重項酸素」も、
ビタミンCは消去します。

これはビタミンC自体が
酸化されるわけではなく、

一重項酸素とくっついて
ひとつの安定した分子になるからです。

ビタミンEとビタミンC、補酵素の相乗効果

また、体内でビタミンCが
多く存在している場所は、

紫外線を良く浴びる目の中です。

水晶体や角膜、網膜など
高濃度に含まれています。

血液中には、ビタミンC
以外にも様々な抗酸化物質が
ありますが、

その中でも最も早く
フリーラジカルと反応し、

それを消去するのがビタミンC
という抗酸化ビタミンなのです。

そして最後の方に、
フリーラジカルを消去するのが
ビタミンEです。

それぞれの役割が異なっているのです。

代謝の材料である栄養が
不足してしまえば、

代謝の力が落ちたり流れが
滞るということになり、

それが病気や老化、

そして代謝が止まればそれは
「死」を意味するのです。

しっかりと栄養バランスを
取らなければいけません。

抗酸化ビタミンでも、

ビタミンCは、
コエンザイムQ10と同様に、

ビタミンEの抗酸化作用を
再生する力を持っています。

フリーラジカルを消去して
ビタミンEラジカルになって
しまったビタミンEに、

ビタミンCは電子を一個渡して、
元に戻してあげるのです。

抗酸化物質は、
ビタミンCとビタミンEを
再生させるように、

お互いに助け合いながら、

それぞれの抗酸化力を効率的に
発揮しています。

したがって、
身体の抗酸化力を高めて、

老化や病気を防げる身体
極上ボディを作る為には、

抗酸化ビタミンとしての
ビタミンEとビタミンC、
補酵素のコエンザイムQ10など、

様々な役割の種類の抗酸化物質を
とる事が効率的と言えます。

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