国際結婚で気になる子供の国籍、出生地主義と血統主義の国


今回のテーマは、

国際結婚で気になる子供の国籍、
出生地主義と血統主義の国

について紹介します。

国際結婚で重要になるのが、
生まれた子供の国籍です。

国籍なんて関係ないと、
考えた事もない、

という人が日本では
少なくありません。

自分には無関係と思っている
のかもしれません。

しかしこれからの日本社会は
外国文化を持った人に開かれる

グローバル社会がますます
発展していくでしょう。

だからこそまずは関心を持つ事が必要です。

いざ自分の身の回りに国際結婚や
子供の国籍問題が降りかかるかもしれません。

婚外子差別の問題や
複雑な権利問題があります。

そして個人、そして家族、
子供の幸せの為に、

しっかり検討する事が大切です。

アメリカの場合を考えてみましょう。

国際結婚は永住権や
市民権を獲得する

近道と言えますが、

将来アメリカで暮らしたい
と考えている日本人の場合、

子供をアメリカで産むという
手段もあります。

アメリカでは日本人夫婦が
アメリカで出産した場合、

その子はアメリカ国籍をもらえます。

これはアメリカが属地主義だからです。

親が日本人であっても
子供は無条件でアメリカ国籍が
取得できますし、

一方で日本の国籍は
属人主義なので

どこの国で生まれようとも
親が日本人の場合、

日本国籍が与えられます。

つまり子供は生まれた途端、

黙っていてもアメリカと
日本の国籍を持つ事になります。

そして子供がアメリカ国籍を
持っていれば、

親族に移民ビザを与えられますので
両親の永住権もとりやすくなります。

日本の法律では
21歳にどちらかに決める
という事になっていますが、

アメリカ国籍を公式な手続きで
放棄しないかぎりなくなりません。

出生地主義と血統主義の国

以上がアメリカの例ですが、

国によって違いがあるので
よく調べなければなりません。

基本的に子供の国籍は、

出生した国の国籍が与えられる
「生生地主義」

民族的な「血統主義」

に大別されます。

血統主義はさらに父親の国籍だけを受け継ぐ、
「父系主義」と

父親、母親両方の国籍から選べる
「父母両系主義」に分かれますが、

国によっては複数のシステムを
採用している場合もあります。

また、

「アメリカで出産して子供にアメリカ国籍を」

というのも一時はやりましたが、
意図的な人が増えるにつれて

妊婦の滞在が制限されるようになっています。

「父母両系血統主義が原則の国」

アイスランド、イタリア、インド、
エチオピア、エルサルバドル、オーストリア、
オランダ、ギリシャ、スウェーデン、
スペイン、タイ、中国、デンマーク、トルコ、
日本、ノルウェー、フィンランド、
ブルガリア、ポーランド、ルーマニア、
ロシア、スイス、ドイツ、韓国、
シンガポール、オールトラリア

「父系血統主義が原則の国」

イラン、インドネシア、エジプト、クウェート、
スーダン、スリナム、モロッコ、

「生地主義が原則の国」

アメリカ、カナダ、アイルランド、イギリス、
ニュージーランド、メキシコ、フランス、
アルゼンチン、ベネズエラ、ウルグアイ、
エクアドル、グレナダ、ザンビア、タンザニア、
パキスタン、パラグアイ、ブラジル、ペルー、

子供に日本国籍が与えられない場合

国際結婚した場合、
父親または母親が日本人であれば、

その子供は日本国籍を取得する
権利が生じますが、

国籍を保留した場合は、
21歳までに国籍を選択する必要があります。

日本では二重国籍を認めていないので、
日本国籍を選んだ場合は、

外国籍を放棄し、
外国籍を選んだ場合は、

日本国籍を放棄することになる
と覚えておきましょう。

が、外国の国籍も正式な手続きをして
放棄しない限り、なくならない
という事でもあります。

これから色々なケースが増え、

こうした国籍問題も変わるかもしれません。

海外に住む日本人が増加するにつれ、
二重国籍の必要性を訴える人、

深刻な問題としてとらえる人も増加し、

国会などへの請願も行われています。

一方で外国人女性と日本人男性との間で
未婚出産した場合は、

出生前に認知するか、
または出産後に婚姻しなければ、

国籍第3条によって、
生まれた子供に日本国籍は
与えられません。

国際結婚で気になる子供の国籍

ただし2006年、婚外子の
日本国籍を求める裁判で、

東京地方裁判所は
婚外子差別をしている
現行の国籍法は違憲として、

原告の子供たちに日本国籍を
認める判決を出しました。

国籍法がどう改正されるか
については今後の課題となっています。

世界の権利の不平等や差別は
もちろんなくなってはいますが、

出生地主義と血統主義の国など

法律の規制やルールによる
国籍の問題はまだまだ複雑です。

簡単に社会のルールを
変える事は出来ません。

永住権など権利がお金で買える
という側面も確かに事実です。

が、国籍というのは、
自分が属する民族と言う
精神的な要素もあります。

あるいはその国の出産医療も

値段や技術を含め
しっかり検討しなければなりません。

精神的なアイデンティティと
国籍としての権利など、

子供の将来の事も考え、

良く専門家に相談するなどして
慎重に考える事をオススメします。

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