旅のスタイルを変えた「フラッシュパッカー」という新しい旅人


今回のテーマは、

旅のスタイルを変えた
「フラッシュパッカー」という新しい旅人

について紹介します。

旅のスタイルというのは、

人類の旅の歴史から生まれ

そして人の生活に影響を与える
と言っても過言ではありません。

例えば欧米では、

かつて資産家の船旅のスタイルが
いくつものブランドを作りました。

巨大なスーツケースを
ポーターにいくつも持たせ、

白いスーツの貴婦人が
優雅にタラップを登るシーンなど
映画などで見た事があるかもしれません。

彼らは自分たちの日常の
生活に必要なものを、

そっくりそのまま旅の場に
持ってきて、

家と変わらぬ暮らしをするのが
ステータスであり、

それが欧米有産階級の
旅のスタイルでした。

この旅の生活道具を
そっくり運ぶ為に

ヨーロッパの馬具メーカーが、

競って大型の旅行トランク、
旅行カバンを作り、

それらカバンメーカーが
旅の衣装、小物、アクセサリー
などを顧客の要望で作り、

それがヨーロッパの現在の
ファッションブランドの確立
に繋がります。

スポンサーリンク

人類の旅人の歴史と旅のスタイル

ルイヴィトンやエルメスなどが
その典型で、

ご夫人お部屋のクローゼットを
そのまま運ぶトランクなども作られ、

どこの国に行っても
自分のライフスタイルをそのまま
持ち込もうとする、

特権階級の精神的な特徴が見られます。

こうした旅のスタイルは、

馬車や車を使った決して
自分の足で歩く事のない
旅が前提という訳です。

日本や東洋の歴史を見てみても、

西遊記に見る三蔵法師の旅のスタイル
東海道中膝栗毛の世界など見ると、

旅の荷物を極限まで簡素化したような、

今のバックパッカーに繋がるような
スタイルも存在しました。

前回まで、バックパッカーの歴史の変遷を
紹介して来ましたが、

そして近年に入り、

「フラッシュパッカー」という
という新しい旅人が出現しました。

インターネットの出現で2000年代から
旅のスタイルは変わってきています。

レオナルド・ディカプリオ主演の

2000年にタイを舞台とした映画
「ザ・ビーチ」が公開されると

タイをはじめとした
アジア諸国を旅する欧米人バックパッカーは増え、

欧米人であふれかえるタイのカオサン通りも
もはや単なる安宿街ではなく、

ショッピングスポットであり、
夜遊びの場所であり、

そしてバンコクを代表する
観光地となりました。

旅人の聖地は既に
一大都市へと変貌を遂げています。

時代の変化は旅のスタイルを変える

地価も急激に上昇し、
中級以上の宿泊施設も増え、

カオサン通りだけでなく
周辺の地域も「歓楽街」として
発展を続けています。

1980年代から90年代
ほんの数十年前からすれば

考えられないような変化です。

さらに21世紀に入って
バックパッカーの旅のスタイルが
一挙に変貌しました。

世界中にインターネットが普及したのです。

情報収集、チケットの手配、
人との連絡がすべてネットで簡単に、
即時にできる時代となり、

バックパッカーも旅先で
インターネットを利用するのが
当たり前になりました。

安宿街でも、各国の言語が
インストールされたPCがならぶ
インターネットカフェが必須の存在になっています。

WIFI、無線LANが利用できる
ゲストハウスも世界的に増えています。

最低限のネットの知識と技術が、
バックパッカーにも求められる時代なのです。

「フラッシュパッカー」という新しい旅人

インターネットの出現は
旅人の生活スタイルを大きく変えたものの、

当時はまだまだ
ノートッパソコンも大きく、

ネット回線に繋がらない
地域も多かったです。

パソコンをバックパックに入れるには
重すぎました。

だからこそ、地域のネットカフェを
上手く活用する旅人が

賢い旅人だったのです。

しかしさらに進化して、

今では当たり前のように

スマートフォンやタブレット、
ノートパソコンなどのデジタル機器を
持って旅をする旅行者も多く、

殻らの旅行スタイルを
「フラッシュ・パッキング」
「フラッシュ・パッカー」とも呼びます。

一台でネットも、カメラもビデオも、
音楽も映画も見れて、

スカイプに繋がれば
家族と無料で会話も出来ます。

現地で撮った写真を
フェイスブックにあげて

友人たちと交流を忘れず、

撮ったビデオを
YouTubeにあげることで、

新しい仲間を作ったり、

お小遣い稼ぎをする強者もいます。

ホテルの予約航空券の予約も
全てネットで完結します。

格安航空界社(LCC)の爆発的な流行も

旅行者のインターネット利用に
一役買っているでしょう。

なにせ、予約、購入はすべて
インターネットなのです。

航空券がバスのような感覚で買えるようになり、

バックパッカーの旅自体に
大きな変化をもたらしています。

旅先でのインターネット環境は
今後さらに増えていくでしょう。

そのための環境が
発展途上国においても整備されつつあります。

フラッシュパッカーの旅のスタイルは
当たり前になっていくでしょう。

旅人の根底の精神は
大昔から変わらない部分もあるでしょう。

しかしテクノロジーの発展と共に、
そして時代の影響と共に、

そしてバックパッカーの旅のスタイルも
こうしてどんどん変わっていくのでであり、

その旅人のスタイルが文化にも影響する訳です。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

こちらの記事もおススメ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>