日本人海外旅行者のブームの流れ、バックパッカーの変遷と歴史


今回のテーマは、

日本人海外旅行者のブームの流れ、
バックパッカーの変遷と歴史

について紹介します。

前回紹介した
ヒッピー的価値観や文化は
廃れましたが、

彼らが開拓したルートは残ります。

そこをバックバックを背負って
旅する旅行者が、

いつしかバックパッカーと
呼ばれるようになっていきます。

欧米でもこの言葉が
定着したのは1980年代になってから
と言われます。

当時はどちらかと言うと、
規制や既存の文化からの逃亡…

という雰囲気が強く、

自由気侭に憧れる
旅人スタイルがありましたが、

最近ではむしろ、多文化との融合を図る、

経験や学習を目的とした
旅人スタイルも増えてきています。

旅は現実逃避ではなく
生活スタイルになっています。

そしてそのスタイルは実に
多様なものになってきています。

世界の距離はますます縮み、
旅人のスタイルも様々な歴史を経て
変化してきているのが見えます。

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日本人海外旅行者のブームの流れ

島国である日本は「鎖国」という
政策があったくらい、

ある種閉鎖的な文化を持っていました。

遣唐使や遣隋使など
歴史の教科書を見ると、

命がけで海外に渡る人たちの存在も
あったわけです。

しかし近年に入り、日本も
グローバル社会の一員となり、

1985年には、
日本人旅行者が急増するきっかけに
なった年です。

それまで海外旅行というのは
一部の特権階級のみに許された
究極の娯楽と言うイメージでしたが、

先進諸国の間で
米ドル高の是正に向けた
協調介入についての

「プラザ合意」が発表された年です。

この結果、1米ドル235円は
一年で150円にまで下落、

日本円は国際的に高い価値を持つ
通貨となりました。

これがきっかけで
海外旅行のブームが起き、

パックツアーが欧米に殺到する
時代となりました。

まだ、個人旅行者や発展途上国を
旅する旅行者は少なかったのですが、

そんな少数派の旅人の支えとなっていたのが
1979年創刊のガイドブック

「地球の歩き方」です。

今では中高級ホテルを
メインに編集していますが、

80年代はバックパッカー向けの
マニュアルとして、

相当に濃い情報が掲載されていたのです。

また海外旅行者が増える中、
パックツアーに適用される団体用の
割引旅行券をばら売りするという方法で、

「格安航空券」という存在が誕生します。

バックパッカーの変遷と歴史

当時、個人旅行者がなかなか
増えない理由のひとつは、

航空券を個人で手配する際の
料金の高さだったのですが、

これで敷居がぐっと低くなります。

こうした流れを受け、
日本でもバックパッカーと呼ばれる
旅行者が増え始めたのが

1980年代後半から
1990年代にかけての事です。

旅の舞台として一気に人気になったのがタイで、

当時は安い航空券を買うなら
タイのバンコクと決まっていました。

バラ売りの航空券でバンコクに飛び、
そこから次の目的地を目指す

という、現代でも共通している
日本人バックパッカーのスタイルの
原型が作られたのです。

日本人海外旅行者の数やスタイルには
ブームの流れがあります。

海外の遺跡や歴史に触れると

そこには長年変わらない
悠久の歴史を感じる人類の知恵が
垣間みられます。

しかし、そこに住む人も都市も
一年ごとに変わっているのには
驚かされます。

そうです。

世界も常に時代を進化しているのです。

旅人のスタイルもどんどん
進化しているのです。

日本人海外旅行者スタイルは変わる

そして最近になり旅人にとって
大きな事件が二つ生まれました。

ひとつはスマートフォンの登場
もうひとつがLCCの登場です。

LCCという格安航空会社が登場し、

今までの常識を覆すような
低価格で飛行機に乗れるようになりました。

従来の航空会社のサービスを
有料化し、予約はウェブからのみ、

徹底的にコストを切り詰めたLCCは
少しでも安く海外に行きたい
というニーズを満たしてくれます。

今までは短距離しか運行しなかった
LCCも長距離運行をするようになり、

LCCを組み合わせれば信じられない
価格で世界一周旅行も可能になります。

日本でも世界に大分遅れて
ようやくLCCの就航も始まって行きました。

またLCC会社の競争も激しくなり

ますます旅人にとって
都合のよい環境が生まれるでしょう。

そしてスマホの登場も旅の
スタイルを変えたでしょう。

以前はノートパソコンを
持って行くか行かないかは?

悩みどころでした。

カメラを持つ変わりにパソコンを諦めて
現地のネットカフェでネット接続…

という人が多かったのですが、

今や携帯電話一台で、

ネット接続、カメラだけでなく
ビデオも撮れる時代なのです。

GPS機能が充実し、地図も不要になりました。

バックパッカーの荷物は
スマホによりほとんど減ってしまいました。

こうしてバックパッカーの変遷と歴史を
振り返ると興味深いものも見えてきます。

そしてこれからの旅人の
スタイルを作っていくのは私たちです。

グローバル化、そして
情報化社会の進化が進む
これからの時代、

海外旅行のスタイルも
変わっていくでしょう。

最もエキサイティングで楽しみな
時代に生まれたと言っても
過言ではありません。

一緒に旅を楽しんでいきましょう。

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