アメリカの抽選方式の公募永住権、ダイバーシティビザ(DV)

アメリカの抽選方式の公募永住権、ダイバーシティビザ(DV)
今回のテーマは、

アメリカの抽選方式の
公募永住権、ダイバーシティビザ(DV)

について紹介します。

永住権というのは、

「まず何年か滞在して」

という条件があったり、

「企業にスポンサーになってもらう」

など、投資目的であったり、

まず現地のビザを取得して
働いて実績を積む

必要なケースが多いですが、

ある一定の国からの移民が
大幅に増加しているアメリカでは、

移民のバランスに不均衡が生じています。

これを是正しようとして
1991年の移民法改正の時に始まったのが、

抽選方式を採用した
公募永住権です。

実際の募集開始は四年後の
1994年からですが、

多民族国家の民族バランスを
とる目的で運営されています。

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アメリカのダイバーシティビザ(DV)

移民多様化を意味する

「DV(ダイバシティ・ビザ)」

と言うのが正式な名称です。

婚姻や就労などで
アメリカの永住権を取得できない人、

アメリカに移民している人が
少ない国の人にも

永住権を与えようと言う意味を持つ
プログラムにもなっています。

毎年移民局の会計年度に合わせ、

8~9月ごろに応募要項が発表され、
秋にインターネットでの応募受付が開始、

全世界からの応募総数は
約1200万人と言います。

当選人数は移民率の低い国に
多くの数が配分されるようになっています。

抽選は6つの地域別カテゴリー
(アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、
南アメリカ、オセアニア)から

コンピューターによって無作為に選出され、

その結果、補欠を含めた
約10万人を候補者として登録します。

ただし最終的に永住権が与えられるのは、
5万から5万5000人となっています。

くじ引きですから、
原則として誰でも応募できますが、

若干の資格制限が設けられています。

いくらくじ引きだからと言って
ノーチェックで入国させて、

あとでとんでもない人間だったら
困るからでしょう。

応募資格は原則として
高卒以上の学歴、

日本人の場合は日本の
高等学校という事です。

しかし、中卒者であっても
過去5年間に二年以上の

職業経験があれば応募する事ができます。

日本人のダイバーシティビザ(DV)

応募方法はいかにもアメリカらしく、

特別な応募用紙もなく、

必要項目を自分で書いて
顔写真(裏に自分のサイン)をつけて

決められてアドレスに
エアメールで送付するだけです。

ただし封筒のサイズなどは
決められています。

なお必要項目というのは
以下の五項目です。

1.氏名

2.生年月日と出身地

3.配偶者や子供(21歳以下の未婚の子供のみ)
がいる場合は、その氏名と生年月日と出身地

4.住所と電話番号

5.出身国が対象国でなく、
配偶者か親が対象国生まれの場合は、
その国名(日本生まれの日本人は記入の必要なし)

抽選の方法はコンピューターに
登録された応募者の中から
任意抽選で選ばれます。

では日本人はいったい
何人当選しているでしょうか。

インターネットでの応募が開始された
2005年以降は、

だいたい300~400人ほどの
当選人数で推移しています。

当然、日本人の当選枠数も
毎年アメリカ政府によって
決められているため、

アメリカ国内の日本人移民数は
安定していると言えるでしょう。

当選結果の通知は、
応募の翌年の春から初夏にかけて、

7月ごろまでにDVシステムや
必要書類の重要事項説明書と
申請書がセットになった郵便物が届かなければ、

残念ながら落選したことになります。

落選していてもなにも通知はありません。

当選した場合は、
所定の必要書類を迅速にそろえて
送付します。

その後にアメリカ大使館での
面接が実施され、

「米国永住VISA渡航許可証」

が発給されます。

そして発給後6カ月以内に
渡米する必要があります。

アメリカの抽選方式の公募永住権

なお、アメリカ大使館で
面接を受けるのですが、

この際、語学ができない場合は
落選の材料になりませんが、

健康に問題のある人や
犯罪歴が分かった人は
不合格になる事があります。

こうしてアメリカに着けば、
くじ引き当選者はすぐに働く事もでき、

グリーンカードが住所に送られてくれば
晴れて永住権の獲得です。

またくじ引き永住権を獲得した人の
配偶者と21歳未満の未婚の子供は
自動的に永住権が認められます。

(ただし申し込みの際に、
申請予定者を記入しておく事)

シンプルで単純な仕組みと
特徴ですから、

人は殺到します。

年に一回の抽選で倍率は
300倍ほど…

宝くじのようなものなので、

一発で当たる人もいれば、
何十年応募しても当たらない人もいます。

また永住権を本当に
欲する人ではない人が
取得する事もあります。

本当に永住権を狙う人は、

こうしたギャンブルのような
やり方にかけて、

移住計画を練るのは
いかがなものでしょう。

アメリカには年間65万5千人ほど
移住を受け付けると言われますが、

このくじ引き永住権はその中で
5万5千人の処理です。

もちろん応募しておくに
越した事はなく

運に頼る事も良いですが、

正規のルートによる方法も、
しっかりと準備しましょう。

アメリカ移住を考える場合、

抽選方式の公募永住権、
ダイバーシティビザ(DV)
狙いではなく、

まず労働ビザから
始めるのが良いでしょう。

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