衣笠祥雄に学ぶ名選手と賢い選手、状況判断力を鍛えるメリット


今回のテーマは、

衣笠祥雄に学ぶ賢い選手と
状況判断力を鍛えるメリット

について紹介します。

このサイトでも「賢さ」という
事を考えてきましたが、

正確に言えば
「賢い人」というのはいません。

それは正しく言えば、

「色々な状況の中で、
賢さを発揮できるケースが多い人」

と言えるでしょう。

だからそういう人でも、

ときには失敗し、賢くない
行動をとる事があります。

でも失敗しつつ、
また学ぶ事ができますから、

今度は同じような
ケースでは失敗しません。

賢い行動をとる事ができます。

そうやって、だんだん賢さを
発揮するケースが増えていく、

そういう人なのです。

だから賢さというのは、

実体としてあるのではなく、

様々な上々の中で発揮される
バフォーマンスであり、

その状況判断力が認められるのです。

この事例を元プロ野球選手の

衣笠祥雄さんから
学ぶことができます。

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賢い選手の事例としての衣笠祥雄

例えば、

私の考える賢い選手として
元プロ野球選手広島カープの
衣笠祥雄さんがいます。

鉄人と呼ばれで国民栄誉賞を受賞した

衣笠選手を名選手として
評価する人はいますが、

賢い選手という人はあまりいないでしょう。

野球の世界で言えば、

賢い選手というのは

頭脳的なピッチングうする投手とか、

あるいは巧みなリードで
投手の力を引き出す捕手とか

そういう人のことをさす場合が多いです。

衣笠選手はご存知の通り、

「鉄人」と呼ばれ
連続出場の世界記録を持っていて

大リーグの選手に記録は抜かれましたが、

日本では彼の記録を破る選手は
そう出てこないでしょう。

連続出場記録というのは
当然実力があってレギュラーで
ある事が条件ですし、

どんな怪我や病気をしても
それを克服して出なければならないのです。

大変な記録なのです。

だからそういう目で
衣笠選手を見る人は多いのですが、

実は彼の大きな賢さが輝いた
ドラマチックな場面があったのです。

山際淳司著『江夏の21球』で有名な

昭和54年の日本シリーズ第7戦、
広島と近鉄の壮絶な最後の戦いで
興味深いエピソードがあります。

衣笠祥雄に学ぶ状況判断力を鍛えるメリット

状況はこうでした。

3勝3敗で迎えたその試合は

4対3で広島1点リードのまま
9回裏近鉄の攻撃となりました。

ピッチャーはリリーフの切り札
江夏投手です。

ところが、いきなり先頭バッター
にヒットを打たれ、

四球などが続いて、なんと
ノーアウト満塁の絶体絶命の
ピンチになってしまったのです。

犠打の一点でも同点、

ヒットを打たれて2点入れば、
逆転サヨナラ負けです。

大事な一年間の総決算が、
ここで決してしまうと言う
大変な場面です。

この時、江夏の心の中は
不愉快な気分でいっぱいでした。

というのも、ピンチになったからではなく、

ブルペンで他のピッチャーが
投球練習を始めたからです。

こんな事はペナントレース中は
なかった事で、

いつもは必ず江夏が最後を
託されていました。

江夏で負けたらしょうがないと。

そういう監督の信頼に、

男気のある江夏は意気に感じてやってきたのです。

ところが最後の最後の大事な時に、

その信頼は裏切られ、
他のピッチャーに練習を始めさせた

そう思いました。

腐ってしまったのです。

合理的に考えれば
万全を期して別のピッチャーに
準備させておくと言う、

監督の考えは「頭のいい、優秀」な
正しい考え方かもしれません。

しかし全体の状況をみて、
ベストの判断を下す為には、

ときに正しい考えは邪魔になる場合もあります。

そこで正しい判断も捨てられる
という判断能力がある人は、

局面を切り抜ける力強さ
というメリットがあるのです。

衣笠祥雄に学ぶ賢い選手の特徴

さて先ほどの状況の続きです。

そんな心が乱れた江夏選手のもとに
一人の男がマウンドにすっと寄ってきました。

それが衣笠祥雄選手です。

そしてこう言ったと言います。

「ベンチの事は気にするな。

今はあくまでもお前が中心なんだ。

お前が玉を握っているのだし、
お前がそれを投げなければ
始まらないんだ。

だからバッターの事だけに
集中して投げろ。

それで打たれたらかまわないじゃないか。

いっそすっきり打たれてしまえ。

それでお前が(チーム)やめるんだったら、
俺も一緒にやめるよ」

この一言で、モヤモヤしていた
江夏の気持ちは、

いっぺんに晴れました。

そして、開き直る事ができたのです。

この広い球場で、大勢いる中で
たった一人でも今の自分の気持ちを
分かってくれる奴がいた。

それが非常に嬉しかったと言います。

そしてプレーは再開され、
近鉄のスクイズを見破って外したり、

三振に切って取ったりして
遂に0点にしのぎ切り、

チームは日本一になったのです。

こうした衣笠祥雄の状況判断力が
江夏選手とチームを救い

優勝に導いたと言えるでしょう。

「がんばれ」と励ます事は
誰でもできるでしょうが、

「お前が辞めるなら
俺も一緒に辞める」

という言葉はなかなか出てきません。

ましてや個人の力を発揮する
プロ野球の世界ではなおさらです。

そうした状況判断力を鍛える事は
人生において非常に有利です。

名選手と賢い選手の違いを
衣笠祥雄に学ぶ事ができます。

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