ドラッカーの考えた社会の変化、ネクストソサエティ論とは?


今回のテーマは、

ドラッカーの考えた社会の変化、
ネクストソサエティ論とは?

について紹介します。

これからの未来はどうなるのでしょうか?

日本は世界はどうなるのでしょうか?

もちろんそれは正確には
誰にも分かりません。

しかし、思想家の考えた未来を
知っておく事は大切なのでは
ないでしょうか?

ドラッカーは
『ネクスト・ソサエティ』の中で

来るべき社会の様相を
俯瞰的にスケッチしています。

例えば、
企業については

「自ら変革機関(チェンジ・エージェント)たれ」

と鼓舞するように訴えています。

変化を恐れ安定を求めていれば、
やがて成長は止まり衰退が始まります。

これは個人でも組織でも、
社会でも国でも同じ事と言えるでしょう。

変化をマネジメントする
最善の方法は、

「自ら変化を作り出す事であり、

変化対応ではなく変化創造こそが
企業が次なる社会に生き残る道だ」

とドラッカーは言います。

そのために企業が行わなくては
ならない事として挙げている条件は、

これまで述べてきた事と
さほど変わっている訳ではなく、

その総まとめのような
印象を受けます。

つまり、

成功していない部門、
システムや活動の廃棄、
製品やサービスの継続的な改善、
成功の追求、体系的なイノベーション

などです。

たゆまぬ改善、イノベーションこそが
成功を生むと言う事です。

言ってみれば当たり前の事ですが、
実際には難しい事です。

しかしこうしたシンプルな所に
本質があるのでしょう。

変化が求められるネクストソサエティ

人も組織も大きくなり成熟すれば
どうしても保守的になります。

そして変化を好まなくなりますが、

それでは停滞し、成長は望めません。

さらに重要な事は、

変化を脅威としてではなく
チャンスとして捉えるマインドや
行動を組織全体に作り出し、

共有していく事だとしています。

また未来の企業組織が
変えていくべき事は、

例えば人事では、

若年社員偏重の風土を改め、

中高年社員の有効な
活用方法を考えていかなくてはなりません。

「若手社員が財産だ!」
「中高年社員こそ有能だ」

といった偏重した考えでなく
どちらも大切と言う事です。

それは高齢化社会の到来によって

そうせざるを得ない事である
と言うよりもそうすべき事です。

若さやコストを重視するあまり、

ベテラン社員の「知」を
軽視して外へ排除してしまうのは、

会社にとって目に見えない
大きな損害となります。

この辺りの論述は中高年社員の
リストラに忙しい日本企業への
警告のように聞こえない事もありません。

同様に

正社員ではない契約社員や
パート社員の経験と能力を
活用する方法も、

今以上に考えていかなくてはならない

としています。

ドラッカーの考えた社会の変化、

ネクストソサエティ論を学ぶと、

今やらなければ行けない事、
そして未来にやらなければ行けない事、

それは似たような事である事に気づきます。

ポスト産業資本主義の社会

ドラッカーのネクストソサエティ論

いずれも何気ない指摘ですが、

とても重要な意味を含んでいます。

ポスト産業資本主義の
中心資源はあくまで人であり、

人の価値をカネ(コスト)や
労働力で計るのではなく、

人の内部にある知識や能力で計り、

利潤を生む最大の資産として
尊重、活用していくべきと言う
提言だからです。

そして私たち個人ができる事も、

これまで以上に知能を伸ばし
能力を伸ばす事を考えなくてはいけません。

そして後進の能力開発にも
積極的に関わらなくてはいけないのです。

今後ますます、目に見えない
そう言った部分がビジネスに置いても
重要なリソースとなるのです。

個人であれ組織であれ、
この傾向は進んで行くでしょう。

ネクストソサエティ=自由性

ドラッカーの描く、
ネクストソサエティの本質は、

インターネットの普及に
象徴される「自由性」にある
ものと思われます。

例えば、

EUやNAFTAのような
新世紀への変わり目に現れた
地域共同体は、

従来の国民国家(ネイション)の
持つ境界を否定する事無く、

しかし、それを自由に超える
ボーダレスな存在ともなっています。

これはほんの数十年前には
考えられない事でした。

しかし情報社会が出現し、
世界中のネットワークが緊密化し、

グローバル社会が訪れたのです。

国の独自性を維持しながら
周辺国とも共同して、

共存圏を作っていくと言う
新しいあり方がそこに実現しているのです。

いつまでも日本の島国で
鎖国のような暮らしで生き続ける
訳には行かないでしょう。

このように次なる社会の
新しい理念や制度は、

インターネットが代表するような
自由さを母体として生み出されていく、

それはドラッカーの予測であり、

また、そうなってほしいという
彼の願いのようにも思えます。

それは心の豊かさや平和をもたらす
人間の進化にも繋がるのかもしれません。

情報化、そしてグローバル化は
今後間違いなく進むでしょう。

そんな時代にどう生きて、
どう活躍するか?

考えておく事は重要でしょう。

もちろん未来は予測できません。

しかし膨大な知識に裏付けされた
彼の理論はいつも的確なものです。

ドラッカーの考えた社会の変化

彼のネクストソサエティ論を
活かすも殺すも私たち次第なのかもしれません。

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