イノベーションは天才もひらめきも優れたアイデアも必要ない

イノベーションは天才もひらめきも優れたアイデアも必要ない
今回のテーマは、

イノベーションは天才もひらめき
も優れたアイデアも必要ない

について紹介します。

イノベーションと聞くと普通は、

画期的な発明をした、
天才やアイデアに注目が集まり、

天性の才能やひらめきが必要…

と言うイメージがありますが、

イノベーションについて、

ドラッカーは世間の通説とは
反対の考えを披露しています。

「優れた技術革新をそれまでと
一線を画す革新的な行為のように
言うのは間違いである。

それはエジソンのような天才によって
生み出されるものでもなく、

天の啓示のような素晴らしい
ひらめきに基づくものでもない。」

このような逆説的な意見を
述べているのです。

つまり私たちは誰しもが
イノベーションを起こし、

ビジネスの成長を促す事ができるのです。

ビジネスの成功の為には
天才である必要も異次元の発想も
必要はないのです。

ノーベル賞受賞並みの
技術革新もいりません。

ただ適切な事を適切な仕組みで
やり続けられるか?

が重要になってくるのです。

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ドラッカーの説くイノベーションとは?

グーグルやアップルなど
技術革新に優れた企業が
勝ち組になる時代になっています。

この傾向はますます進むでしょう。

値段が安いだけ、
マーケティングがうまいだけ
の企業では、

立ち行かなくなる時代になってきます。

ではドラッカーの言う
イノベーションとはどういうものなのでしょうか。

それは

「明確な目的意識、良く練られた方法論、
精密な分析などによる凡人の地道な
努力から生まれてくるものであり、

画期的であるよりは継続的であり、
独創的であるよりは体系的な
性質を持つものである」

としています。

一部の天才的なアイデアマンや
技術者の専権事項ではなく

誰にも再現可能な科学的なものであり、

継続的な仕事、ルーティンワークの
積み重ねから生み出されてくるものが、

真のイノベーションであると
定義づけている訳です。

アイデアやひらめきと言うよりは
努力や継続と言った、

誰しもができるスキルの部分に
イノベーションの本質があるのです。

「創造的破壊」などという
言葉があるように、

確かに一般には、

イノベーションは前例の破壊から
生まれてくると言う誤解が多いようですが、

実際には新製品が
本当に「ニュー」である事は少ないものです。

ゼロからまったく新しいものを
生み出す必要もないのです。

少しの改善があればイノベーションとなる

大革新のように喧伝されても

実は既成商品や既存分野の
改善や改良から生み出されているものが多く、

それまであったものに付加価値を
プラスアルファしたものが

消費者に広く受け入れられているのです。

見方を少し変えただけで
思いがけない発想が生まれます。

例えば新車にしても、

大半はマイナーチェンジであり、

旧モデルとの部品共有率が
低い事を売り物にした画期的な新車などは

技術者は満足しても
消費者は使いにくいとソッポを
向く事が往々にしてあります。

革新的である事は、

必ずしも価値あるイノベーションには
つながらないのです。

メジャーチェンジではなく
マイナーチェンジを繰り返し、

一回きりの革新よりも
10回の改良を重ねていく方が、

優れたイノベーションにつながりやすいです。

そこには天才もいらないし、
アイデアマンもいりません。

それよりも正しい方向に向かう
マネージメントの方が大切と言えます。

つまり、

100点を取る事ではなく、

100点を取ろうとする
「永久運動」から

イノベーションは生まれてくると言える
かもしれません。

大企業とイノベーションの関係

右脳開発やアイデアワークセミナーなど

もちろん効果はあるでしょうが、

ビジネスに必要なイノベーションの
本質を捉える方が重要です。

ドラッカー流に言えば、

いつ訪れるかも分からない
ひらめきを待つよりも、

地に足をつけて
「さらに良くしよう」と

改良を重ねる継続的な
姿勢こそがイノベーションに
必要な条件なのです。

通説の否定と言えば

ドラッカーは

「大企業からはイノベーションは
生まれないと言う社会通念は、

半分も事実ではない」

と退けています。

大企業病と言う言葉に
象徴されるように、

官僚的な体質がはびこる大企業には
イノベーションやベンチャー精神が
生まれにくいと思いがちですが、

世界的な企業で優れた
イノベーションに成功している
例はいくらでもあります。

天才的な起業家が
イノベーションを起こし
世界を変えていく…

といったイメージがありますが、

それは現実を見れば
ほんの一部分です。

こうした誤解は

「組織の論理が優先する大企業では
個人の自由な発想や行動が抑制されがちだから」

と言う思い込みから生じるようです。

しかし、先程も述べたように、

イノベーションとは
個人のひらめきや発想力から
生まれるものと言うよりも、

不断の意識的な努力や
学習の継続から生み出されるものなのです。

だから大企業もイノベーションを起こせますし、
むしろ起こしやすい環境にいるとも言えるのです。

そして官僚的で保守的に
なってしまった日本の企業も
これから成長して行く事は

十分可能でしょう。

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