ドラッカーの考えるマーケティングと未来予測と情報収集の本質


今回のテーマは、

ドラッカーの考えるマーケティング
と未来予測と情報収集の本質

について紹介します。

ビジネスの成功にドラえもんがいたら…

タイムマシンで未来に行けば
誰でもヒット商品を作れるのに。。

などと夢想した事がある人も
中に入るかもしれませんが、

もう少し未来予測について
現実的に考えてみましょう。

ドラッカーの考える
マーケティングの未来予測の
本質とはどのようなものでしょうか?

確かにマーケティングの役割は
「未来予測」にあります。

将来、起こるであろう
購買動向や新しい市場を
現在のデータから予測して、

それを企業活動に反映させる事です。

「しかし、この未来予測は
不確実性とリスクが大きすぎて
不可能である」

というのがドラッカーの説です。

未来を見通せる人はいません。

水晶玉を覗いて未来が見えるなら
ビジネスマンは苦労しません。

しかし逆にそう言った
不確実な占いにリスクをかけて
失敗してしまえば、

立ち直れないかもしれません。

だから、私たちがすべき事は、

明日のために今日何をすべきかを
考える事ではなく、

「既に今日に含まれている明日を探す事」
「今発生している事の未来への影響を見通す」

ことです。 

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ドラッカーの未来予測とは?

ドラッカーの説いた
マーケティングの未来予測と言うのは、

すなわちドラッカーの
有名にフレーズですが、

「既に起こった未来を探す」

事が大切なのです。

こう聞くと

「え、既に起こった事は過去なのでは…」

と言う意見があると思いますが、

「既に起こった未来を探す」

そいうことは、

基本的、不可避的な変化でありながら

その影響がまだ表れていない
事象を発見する事です。

特にドラッカー自身は

「企業活動においては
本業の外部における変化に着目すべき」

と言っています。

いずれにしても情報収集は
非常に重要という事です。

既に起こった未来とは何か?

未来の動向が分かれば
確かにマーケティングは上手くいきます。

失敗しようがありません。

ただ未来は読めませんが、
確実に起こるであろう未来を
計算する事はできます。

既に起こった未来を探すとは
どういった事なのでしょうか?

例えば、ドラッカーが
具体例として挙げている物に、

出生率の変化があります。

それは20年後くらいに
必ず労働人口の変化として現れます。

こうした既に起こっている
未来を現在の中に探す事が、

将来のビジネス機会を
発見する事につながるのです。

例えばあるレポートによれば
2050年に最も悲惨な国は
日本と言う話しがあります。

これは少子高齢化によって
経済の成長が難しい事を
見越しての未来予測です。

感情や好き嫌いを排除した
統計を使った未来予測です。

現在の日本では出生率の
低下が顕著ですが、

それは将来的な労働人口の
減少を意味すると同時に、

女性や高齢者、あるいは
外国人労働者の雇用機会の
増加を呼ぶでしょうし、

住宅事情の変化などにも
つながってきます。

したがって、例えば人口減によって
新築の住宅需要は減っても、

逆に中古住宅市場が
活発化する可能性もでてくる訳です。

こういう観点から情報収集をすれば、
未来の予測ができる訳です。

マーケティングの未来は顧客が持っている

さらに、企業には消費者の
苦情やクレームがつきものですが、

これも実は既に起こった
未来と言う事ができるでしょう。

苦情と言うのは現在の商品への
不満ですが、

それを改善する事によって
将来に新たなマーケットを生む
契機になるからです。

つまり、マーケティングの未来の種は
お客様が持っていると言う事です。

ところが、今寄せられている
苦情としてしか捉えず、

対応に追われて、解決すれば
それで一件落着としか考えない
企業が多いようです。

しかしこれはとっても
もったいない事と言えます。

現在、苦情は消費者の1%から
しか寄せられてないかもしれませんが、

往々にしてそれは
先進的な消費者であり、

同じような不満を持つ人が
5%、10%、50%と増え、

やがて多数の声になっていったりします。

つまり苦情は進化していくのです。

こうなっては手が付けられないかもしれませんが、

早めに手を打てば次につなげる事があります。

そこで、そう言った情報を
未来情報として活用する事で、

将来的に有力な市場の創造に
つなげていく事ができるのです。

苦情には未来の市場動向が
既に潜在していると捉えるべきなのです。

こうした考えがドラッカーの考える
マーケティングと未来予測と情報収集の
本質と言えるでしょう。

未来予測はマーケティングだけでなく人生設計にも大切

そんな風に考えていくと、

ドラッカーの「既に起こった未来論」は
とても分かりやすく説得力のある話しで、

私たちのビジネス活動にとっても
また人生設計にとっても
有効で普遍性のある考え方です。

では、その未来をどこに
探せば良いのでしょうか?

ドラッカーはその領域を
いくつか挙げています。

先ほど紹介した
人口構造の変化の他にも、

「知識の領域では、現在の企業に
直接関係の有る無しに関わらず、
基本的な知識の変化を探す事。

他の国や他の産業分野、
他の市場の状況を注視しして、

そこに自分たちの国、産業、
市場を変える要素がないかを考えてみる事。

或は産業構造の変化、
例えば、いま素材産業に大きな
イノベーションが起こっていれば、

それは必ず製造業など他の
産業の生産方法や工程、経費や価格、
機会やリスクなどに影響を与えずにはおかない。」

そんな風に視野や行動範囲を
広く大きくとって、

異分野の動きにも注意を払いながら、

異質な情報や人間とできるだけ
多く接触する事が

「既に起こった未来」の発見の
為に必要な事柄なのです。

ただ闇雲に情報やデータを集めるのではなく、
本質を見極めた上で、

未来を見据えた情報収集を
しっかりとしていきましょう。

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