企業成長が止まるのはワンマン経営のマネジメントの欠如が原因


今回のテーマは、

企業成長が止まるのはワンマン
経営のマネジメントの欠如が原因

について紹介します。

サッカーやバスケット野球など
スポーツでもそうですが、

「攻める」ことも「守る」ことも
どちらも大切です。

優れたチームほどこの両者の
バランスが良いという訳ですが、

ビジネスも同じく攻めも守りも
重要なのです。

創業以来、順調に成長した会社が
突如成長を止める事があります。

ドラッカーは
その原因の大半は

マネジメントの欠如にある
と指摘しています。

前回まで起業のための
戦略について解説しましたが、

上手く波に乗り起業して
市場でそれなりの地位を占めるようになっても、

マネジメントの欠如があれば、
成長は止まり、低下してしまいます。

企業の成長が止まる理由

つまり、企業の成長速度に
それまでの経営体制や経営幹部の
能力が付いていけなくなった状態です。

よく見られるケースとしては、

創業当初、経営者を中心として
突撃隊のような会社で、

まだ組織の体をなしていない、

ただそれだけ意思決定も早く、
機動力も効くので

スピードを武器に成長ができた。

しかし次の成長段階に入ると、
勢いだけではそれ以上に
伸びる事ができなくなるのです。

雪だるまを作るときも、
最初は小さくコントロールができますが、

徐々に大きくなり、
そんな状態で坂道を転がれば、

大雪崩のように巨大な力となり、
もはや普通の人の力ではコントロールできません。

組織としても、

カリスマ創業者による
ワンマン経営では

もはやコントロールできなくなります。

内部の能力以上に
事業が大きくなってしまったと言う事です。

企業人は成長させるのが上手い
攻めるのが得意なタイプの人がいます。

が、そう言った人は守りが苦手です。

企業にとって成長と言うのは良いものですが、
それだけ危うい面もあると言う事です。

マネジメントは移行させるもの

こういったときは、

チームによるトップマネジメント

すなわちトップチームの形成
(集団経営体制による組織の近代的運営)
が必要になります。

ワンマン体制から「組織マネジメント」への
以降が上手く行かなかったり、

その能力が欠如していたり、
時期を逸してしまうと、

成長どころか企業の存続も
危うくなってしまう事があります。

かつて西和彦をリーダーとした
アスキーは、

ワンマン体制で破竹の勢いで
コンピューター業界を
席巻していましたが、

事業領域の拡大を目指す社長と
それに反対する勢力との争いによって
何度も苦境に陥りました。

ワンマン体制から
集団マネジメントへの移行が
上手く行かなかった例です。

ドラッカーはここで

「互いに理解と信頼に基づいた
チームが機能するまでには
3年以上はかかるので、

成長期に入った企業は
事前にトップチーム形成の準備に
取りかかる必要がある」

と言っています。

企業成長を止めない為に
マネジメントの欠如を予防すべきなのです。

トップチーム形成に必要な準備とは?

トップチーム形成に
どんな準備が必要なのでしょう。

ドラッカーは以下の3点を主張します。

1.創業者と幹部が自社の重要な
事業活動に付いて再検討し、

事業の方向性を明確にし、
経営幹部の合意を形成する

2.主な幹部の強みや得意分野をはっきりさせる

3.各自の強みに応じて
それぞれ最適な担当分野を決める

この時肝心なのは、

ある分野に付いて経営責任者以上の
能力と実績を持った人材がいるならば

その人をその分野の責任者にする事です。

つまり

「ワンマン体制を意図的に壊して
分業体制を敷く事が

トップチームを組むときの原則だ」

とドラッカーは言います。

これは意外に難しい所で、
この点が多くの企業がマネジメントの
欠如に陥るポイントでもあります。

トップがワンマンであればあるほど、
分業制への移行を嫌うからです。

しかしワンマン経営の弊害は
やがて表面化するものです。

マネジメントを欠如させずに成長をはかる

ある不動産会社では、
営業のカンに優れた創業者が、

街の不動産屋を歩きながら
これぞと言う物件を見つけると、

その場ですぐに購入する方法を
とっていました。

原始的なやり方ですが、
事業にはスピードがありました。

所が、株式公開を控え
社内の人事体制を整備したとたん、

物件購入は財務部長の
採決が必要になり

それをめんどくさがる社長と
財務部長の間に対立が目立ち、

社内マネジメントが混乱する
と言うケースがありました。

こういったきっかけで
マネジメントが欠如するケースも
珍しくありません。

特にベンチャー企業にとって

近代的な集団経営体制への移行は
難しい問題でしょう。

しかしそれは企業の
更なる成長と継続に不可避の事です。

必要な時期が来たら
トップチームを組織して、

成長期に相応しいマネジメント
システムを整える必要がある事は、

ドラッカーの指摘の通りです。

言い換えれば、市場志向、財務政策に続く、

ベンチャー企業の3晩目の成長要件は
この「マネジメント」にある、

経営人材の整備にあると言えるのです。

企業成長が止まるのも
ワンマン経営のマネジメントの
欠如が原因だからです。

ドラッカー流マネジメントの極意を
これから学んで行きましょう。

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