ドラッカー流起業家、ベンチャー企業が成功する4つの戦略

ドラッカー流起業家、ベンチャー企業が成功する4つの戦略
今回のテーマは、

ドラッカー流起業家、ベンチャー
企業が成功する4つの戦略

について紹介します。

ドラッカーのマネジメントや
ビジネス理論は

どちらかと言うと大企業など
既存組織に向けられた物と思われがちですが、

これからビジネスを興す起業家、
ベンチャー企業にとっての

成功のための戦略も説いています。

日本でもようやく起業家精神
広がってきましたが、

まだまだ不十分と言えるでしょう。

アメリカで働く知人
が言っていたのですが、

「ある会議で知り合った
アメリカ企業の研究所員が、

あるビジネスモデルを立ち上げ
ベンチャー企業を興して独立し、
成功して億万長者になった。

しかしそこで留まり事なく、
今度はその成功した資金を投資して
新しい産業を育てる側に回った

その間、わずか3年に満たない期間の事だった」

とたった3年で富豪に上り詰めた
起業家のエピソードを教えてくれました。

アメリカと言う国の
ダイナミズムと企業文化の
厚みを感じさせる逸話ですが、

大企業を善しとするブランド志向が強く、
リスクテイクにも消極的な日本では
なかなか望めない話だと、

その幹部はため息まじりに
話していました。

確かにそうかもしれません。

しかしこれから日本でも
起業家精神を持った人も増えてくるでしょう。

さてここで、

ドラッカー流起業家、ベンチャー企業が
成功する4つの戦略とは
どういったものでしょうか?

スポンサーリンク

起業家、ベンチャー起業につきまとう困難

ベンチャー企業にあるのは
「アイデアとやる気」

ないのが「お金と人」
などと言います。

確かに起業を志すのは
容易いのですが、

実際に成功させるのは
至難の技です。

アメリカでもこれは事情は同じでしょう

マイクロソフトのビル・ゲイツは
起業当初、あまりに働きすぎて

今の奥さんとデートの約束をした
レストランに入る前に寝てしまっていた…

など今では世界に
名だたる経営者たちも

起業当初は寝ずに働いたと言う
エピソードは良く聞きますが、

乏しい経営資源をフルに活用しながら

優れた発想や技術を製品化し、

商業ベースに乗せる苦労にくわえ

スポンサー探しや資金繰りに奔走する一方で、

人材マネジメントにも
力を注がなくてはいけない。

一人何役もこなさなくてはならない上に

やっと成功したと思ったら、

開拓した分野を有望と見た
大企業が潤沢な資金と宣伝力を武器に参入してくる

起業家、ベンチャー起業と言うのは
夢をつかむためのチャンスもありますが
そう言った困難もつきものです。

ベンチャー企業が成功する条件

ここで紹介したのは、
起業家の典型的なストーリーですが、

起業家が歩む成功への道は
けっして容易い物ではありませんが、

ドラッカーはベンチャー企業が
成功する条件をいくつか挙げています。

・常に市場中心で考える事、

・資金手当など財務上のプランをしっかり持つ事、

・創業者のワンマン体制ではない
複数幹部によるトップマネジメントの
仕組みを作る事

などです。

裏返して言えば、

信仰のベンチャー企業が失速していく
敗因もこれらにあると言う事です。

大企業でもベンチャー企業でも、

お客様の事
(マーケティング、イノベーション)

お金の事
(キャッシュフローや利益の確保)

人や時間の管理の事
(マネジメント)

と言った基礎的な部分が
大切な事は言うまでもありません。

高水準の技術を持ちながら

顧客の使い勝手を考慮しなかったために
商品化に失敗したなど、

いわば「独走」が「独走」に
なってしまったケースや

成功の階段を上るとともに
創業時の仲間が反目し、

遂には分裂してしまうと言った
例も珍しい事ではありません。

ドラッカー流ベンチャー企業の成功法則

それほど難しいベンチャー企業の戦略は
既存企業の戦略とは異なる

と言うのがドラッカーの考えで

彼はそれを4つに大別しています。

この分類はとてもユニークで、
論理的でありながら実用的です。

今後詳しく詳細を述べていきますが、
ここでは概要を紹介しましょう。

1.総力戦略

新しい製品、技術、イノベーションを
引っさげて市場の参入し、

総力を挙げて守意の座を勝ち取る方法、

起業家としては「英雄的」な正攻法ですが、
それだけに失敗のリスクも大きいです。

イノベーションに次ぐ
イノベーションが必要な
最も困難な戦略と言えます。

例えば、

トランジスタから始まった
ソニーの軌跡は、

総力戦略をとってきたように見えます。

ウォークマンやプレイステーション、
バイオ(VAIO)のヒットなど

イノベーションに次ぐイノベーションを
重ねて今日のイメージを作って来ました。

常に最初の一歩を刻む、

そしてその製品はソニーらしさに満ちている。

そう言ったイメージがソニーにはあります。

近年の低迷を気になりますが、

ソニーと言う企業のDNAから発した
驚くようなイノベーションに期待ですね。

ベンチャー企業の成功戦略その2

2.ゲリラ戦略

正攻法と言うよりは
奇襲法と言える戦略です。

総力戦略のように
新しい市場を創造するのではなく

既に先行する企業が作った
既成市場に後続的に参入して

先発企業の製品よりも
良い物を提供したり、

またライバル企業の弱みやスキルをつく事で
彼らから支配的市場を奪回する戦略です。

いわば二番手の特権をフルに生かしたやり方です。

ソニーとは対照的に
松下電器(パナソニック)は

イノベーションよりは
改良型の新製品をやや時間をおいて
市場に投入し、

市場の大きな部分を手に入れると言う
戦略をとってきました。

マーケティングを得意とする
企業の得意技と言えます。

起業家がとるべきニッチ戦略

3.ニッチ戦略

ニッチと言うのは
マス(大衆)とは反対の
既成市場の隙間(ニッチ)を狙う戦略です。

市場での支配的な地位を目指すのではなく、

限られた小さな分野で首位の座を得る。

それも、他に類を見ない特殊性や
専門性によって代替の効かない存在になるやり方です。

現在では安全ビジネスの
存在意義を疑う人はいないと思いますが、

SECOMが日本で最初に事業を立ち上げたときは、
安全なニッチ戦略をとっていました。

その後、数十年経って
安全ビジネスは分野の広がりを見せており、

ニッチから出発して大きな
市場を開拓した事になります。

最近ではインターネットの出現で
ロングテールなど多くのニッチ市場が生まれ
ニッチなビジネスも主流になっています。

起業家、ベンチャーが狙うべきイノベーションとは?

4.顧客創造戦略

新製品、新技術の開発が
起業家の使命ですが、

製品・サービスは既存のままで、

その使い勝手を良くしたり、
価格設定を変えて顧客が買いやすくしたりして、

製品以上の付加価値を付ける方法です。

新しい物を創造するだけが
イノベーションではなく、

既存の物を組み合わせて
新しい価値を作る事も
立派なインベーションです。

今では当たり前のホットドックも

パンとソーセージと言う
既成の物を組み合わせてヒットしましたし、

鉛筆に消しゴムをつければ
新しい価値となります。

その新しい価値を顧客に提供する事で
市場を作り出すやり方です。

ミサワホームの「蔵のある家」
がヒットしましたが、

中二階を作り
それを蔵に使うと言うアイデアですが、

最初は全く売れなかったと言います。

その後、ネーミングを変え、
新しい生活スタイルとして

市場に提案し直した所、
大ヒットしたと言う経緯があります。

起業家、ベンチャー企業の成功の秘訣

ドラッカーは、

この4つの戦略には、

それぞれリスクもあれば
限界もあるため、

どれか一つを選ぶよりも
いくつかを組み合わせて、

個別の事情にあった最良の
戦略を編み出せ

と言っています。

付け加えれば、ここに自分たちの持つ
強みに最適な戦略を組み合わせた時

「戦略×イノベーション」

と言うかけ算によって

ベンチャーの成功への道が
開けてくるでしょう。

日本にも多くの起業家が生まれるほど
経済も活性化していくでしょう。

ぜひ参考にしてください。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

こちらの記事もおススメ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>