ドラッカーの組織論、階層を減らすフラットな組織が活性化のコツ


今回のテーマは、

ドラッカーの組織論、階層を減らす
フラットな組織が活性化のコツ

について紹介します。

前回リーダーシップに関して
紹介をしましたが、

これからの時代、

不要な階層を減らした
フラットな組織が会社の活性化の
コツと言えます。

ドラッカーの組織論は

ドラッカー理論の中でも
とりわけ優れたものですが、

現在、日本の企業にも浸透してきた
中間マネジメント層を省略化した

「フラット型組織」を「情報型組織」

と名付けて、新しい時代の
組織形態として提唱したのも、

他ならぬドラッカーです。

従来のヒエラルキー型の組織と
新しいフラット型の組織の

最も大きな違いを

「情報の流れ方」に見出し
このコンセプトを思いついたのでしょう。

ドラッカーによれば、

あるグローバル企業は
12の階層のうち7つを廃止し、
大きな成長を遂げたと言います。

それらの階層は、

権限の階層であっても、
意思決定の階層でも、
管理の階層でもなかったそうです。

情報の中継点に過ぎず、

情報を集結し、増幅し、
組み換え、発信するだけのものでした。

階層の一つ一つが
意識決定を遅らせてしまいます。

情報量は情報の中継点、

つまり階層の数が一つ増えるごとに
半減し、雑音は倍になるのです。

ある種、余計な脂肪とも言える
こうした階層は、

競争の激しい分野では
動きを鈍らせてしまいます。

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組織はヒエラルキーからフラットへ

確かに、

社長→副社長→取締役(上層部)
→部長→課長→係長(中間管理職)
→主任→一般社員

…と

従来の階層型の組織では

情報は命令や指示として
上から下に垂直に流れていくのに対し、

ドラッカーは新しい組織形態について
以下のように言います。

「新しいフラットな組織形態では

情報は水平に伝わりナレッジや知恵として
そして気のメンバー間で平等に共有されていく。

その結果、組織は上意下達型からネットワーク型へ

部課中心からチーム中心へと変わり、

情報も組織内をスピーディーに正確に流れ、

より現場に近い所で
状況に応じた意思決定を行うようになる。」

ヒエラルキーからネットワークへ

よりフラットになる
このドラッカーの描いた
組織論の「未来図」は

今や日本でも現実のものに
なりつつあります。

ここでも彼の先見性の
高さが証明されています。

特にコンピューターや
情報システムが発展した現代社会、

そして未来に置いては、

従来の組織論では、
無駄な部分があります。

その一つが、中間管理職です。

中間管理職不要の組織論

階層を減らす…という意味で、

日本では中間管理職と言うと、

上からのプレッシャー
下の面倒を見る板挟み、、

と言った哀愁が受けているのか、

良くドラマや映画の主人公でも
中間管理職が描かれ、

とても身近なものですが、

一方でドラッカーは

従来型組織に置ける

中間管理職に対して
辛辣な評価を与えています。

「管理とは『単に情報を入手する地位』にすぎず、
大半の管理職は『情報の中継機』にすぎない。

情報の中継ならコンピューターなどの
システムの方がより早く正確だ」

と言う具合です。

確かに、

旧体制の企業に勤める
会社員の方に話を聞くと、

部長は課長よりも
課長は係長よりも

多くの情報を知っているかが故に
偉いと言う側面があると言います。

よく

「実力もないのに
地位が上だから威張っている」

と言う愚痴を聞きますが、

確かに、これは時代遅れと言う
側面があるでしょう。

ポストや階層を保証するのは
情報量の差に過ぎないと言う事は、

情報がみんなに平等に
共有される情報型組織、フラットな組織では、

その優位性は自ずと消えてしまうのです。

「中間管理職不要論」

と聞いて、

ドキっとする人は多いでしょう。

しかし余計な階層を減らし
よりフラットな組織に向かうなら、

情報のスピードの優位性が
企業の競争力を決めるのであれば、

中間管理職の情報の
ハブと言う立場は無駄なものです。

組織の活性化のコツとして
中間管理職は不要という事、

「ということはつまり、、
私たちはリストラ候補という事でしょうか?(汗)」

という声も聞こえてきそうですが、

そうではありません。

安心してください。

これからの時代の中間管理職の役割

まさにフラットな組織に置いて
中間管理職受難の時代とも言えますが、

では中間管理職は
もう不要なのでしょうか?

恐らくそう言う訳ではないでしょう。

これからマネジメントの役割は
特に情報面での役割は、

中間管理職は

中継機と言う立場ではなく

「コミュニケーション・オフィサー」

と言う役割に移行する、

と言うのがドラッカーの意見です。

情報処理だけなら、
コンピューターが得意分野です、

私たちでは敵いません。

しかし誰がどんな情報を持っていて、

誰がいつ、どのような情報を
必要としているのか、

それをどう吸い上げて、
そこに伝えたら最も効果的か、

これはコンピューターにはできません。

有機的な情報処理、

こういった生きた情報の
見極めとタイミングの良い提供、

これによって組織の中に
コミュニケーションのインフラを整え、

組織の持つ経営資源を
活性化していく、

これがフラット型組織に置ける
中間管理職の大きな役割なのです。

こうしたコツを捉えた人は
今後ますます重宝されるでしょう。

情報化時代だからこそ、

生身の人間同士の
コミュニケーションはより重視されます。

これからの時代はより

テクノロジーしか出来ない事、
人間にしか出来ない事、

これらが明確になっていくという事です。

つまり前回言った
カリスマ性ではないリーダシップ

行動、責任、信頼と言う資質を備えた
新しいリーダーシップが必要と言う事です。

個人が力を磨く組織

ただ役職が上だから偉い

という組織はどんどん淘汰されます。

階層を減らしフラットな組織
が活性化のコツとなるからです。

フラットな組織に中では
より個人の力、

そしてコニュニケーション能力が
大切になってきます。

「未来の組織が
現実のものになりつつある。

それは、情報が基軸となり
構造体となる組織、

つまり情報型組織である」

と、著書『実践する経営者』

では述べていますが、

ドラッカーの説いた組織論

フラットな情報型組織では

組織内の無駄を最小限に
抑える事ができると言う
メリットがあります。

しかしそれだけに、

働くメンバーの仕事と言うのは

従来よりも多く、
組織内の無駄を最小限に
抑える事ができると言う
メリットがあります。

しかしそれだけに、

働くメンバーの仕事と言うのは

従来よりも多く、
責任も重いものにならざるを得ません。

前と同じ質と量の仕事を

責任も重いものにならざるを得ません。

前と同じ質と量の仕事を

より簡略化された組織で
こなさなくてはいけないのですから

ある意味当然です。

右から左(上から下)に
情報を流すだけと言う
簡単な仕事は機会に奪われつつあります。

いかに人間しかできない事を
効率的にやるか、

フラットな組織に身を置く人は

その事を職場で
日々実感しているでしょう。

しかしそれは視点を変えれば、

未来型の組織で働く大変さ、、

だけでなく同時にやりがいもあります。

必要な情報を取捨選択し、

自ら仮説を立て、
自らの裁量で実行していく。

フラットな組織では、

個人は組織の歯車ではなく、

一人の自立した人材として
問題発見力や解決力を磨き、

個人の競争力を高めていきます。

仕事にそう言った成長や
キャリアアップ、自己実現を
求める人にとっては、

ドラッカーの提示する

フラットな情報型組織は
フィットするもので、むしろ
歓迎されるものとなるのです。

そしてそれが、

「個人が組織に属しながら組織に依存しない」

という、

新しい時代の個人と組織の関係を
示唆しているとも言えるのです。

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