水墨画、日本画とドラッカー、社会人の為の趣味の勉強のやり方


今回のテーマは、

水墨画、日本画とドラッカー、
社会人の為の趣味の勉強のやり方

について紹介します。

勉強というのは本来楽しいものです。

人間は好奇心を持ち、
学習をしたいと思う生き物です。

仕事に活かすための勉強術と言う
テーマについてこれまで

重点的に紹介してきました。

つまり具体的成果を上げるためのもので
利益や成果と直結するための
効率的な手法を紹介してきました。

しかし、勉強と言うのは何も
仕事に活かすためだけのものではありません。

ここで、社会人のための
趣味の勉強のやり方

勉強テーマの選び方について

ドラッカーの手法を参考に
紹介していきましょう。

趣味寄りの勉強テーマと言うのは、

俳句や漢詩、水墨画、美術鑑賞、
歴史、デザイン、楽器演奏、ゴルフ、、

などなど

それが仕事に直接的に関係ない場合でも

単純に楽しいから学ぶ、

これは人間の持つ特性のひとつです。

例えば、漢詩が趣味の場合、
読めるだけでなくかけるレベルにまでなれたら、

想像するだけで人生楽しくなりそうです。

さらにいえば、そういった趣味の勉強が
仕事に役立たないかと言えば、

決してそういう訳ではありません。

勉強と言うのは短期的なものでなく、
長期的なもの、

もっと言えば死ぬまで学び続ける
人生をかけたものでもあります。

だからこそ趣味のための勉強テーマというのも
そのやり方や選び方を知っておく必要があります。

ここでドラッカーさん自身が
趣味の勉強の達人でもあるのです。

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社会人にとっての趣味の勉強の特徴

ただ趣味の勉強の場合、

具体的な成果が見えにくいという
欠点があります。

この成果をいかに具体化するか
がポイントでしょう。

また勉強期間も3か月や
3カ年で捉えるべきではないかもしれません。

趣味の勉強はもしかすると、
一生の物として選ぶべき性格の
ものかもしれません。

ドラッカーは趣味が高じて
水墨画、日本画の著名コレクターになったのですが、

ドラッカーが日本画に始めて
触れたのはきわめて古く、

イギリスでマーチャント・バンクに
勤めていた1934年の事、

ドラッカーは6月のある天気の良い
土曜日の午後と述べていますから、

まだ24歳の事です。

この日ドラッカーは、
ロイヤルアカデミー会員の作品展を見に
ロンドンのバーリントン・アカデミーに向かった、

ところがドラッカーは、
たまたま同所で開催されていた

日本美術の巡回展に迷い込んでいまいます。

ここでドラッカーは始めて
日本語に接触する事になります。

そして未だかつて見た事も無い
その画風に大きなショックを受けます。

展覧会場を後にした時、

「私は自分に何かが起こった事を感じていた。

美術の新しい世界を発見したと言うだけではなく、
私自身について何かを発見したのだった。」

とドラッカーは著書で述べているくらいなので、

その衝撃は激烈な物だったでしょう。

この1件があってから
ドラッカーにとっての日本画は
生涯の勉強テーマになります。

この勉強テーマは
趣味色の強い物だったのですが、

最初は仕事の合間の昼休み
図書館で資料写真を見たりしていたようです。

アウトプットとしての趣味の勉強の成果

その後、1959年に日本を初訪問する、

これは本場で日本画に接したかったのも
日本行きの大きな要因だったと言います。

この初来日のときにドラッカーは、

室町時代および、江戸時代初期の
日本画を一点ずつ購入しています。

これがドラッカー最初の日本がコレクションです。

その後もドラッカーの日本画熱は
とどまることはない、

やがて奥さんも日本画に目覚め、
夫婦でコレクションを充実させていく事になります。

また、ニューヨーク大学から、
カルフフォルにクレモント大学に
移ったドラッカーは、

この地にあるポモナ・カレッジで、

自分の日本画コレクションを
教材にした日本画の教授も行っています。

ちなみにこれは、日本画を生徒に教える事で、
ドラッカー自身も学ぶとした物に違いありません。

趣味の勉強においても
アウトウップトを忘れなかった
ドラッカーの姿勢は参考になります。

ドラッカー夫婦による日本画コレクションは
徐々にその数が増えていき、

驚くべき事に、やがて
日本で展覧会を開催するまでになります。

「ドラッカーコレクション水墨画名作展」

と名付けられた展覧会がそれで、
主催は日本経済新聞社、

1986年9月から87年1月にかけて

東京2会場、大阪、名古屋の
都合4会場で開催されました。

しかし24歳のときにひらめき、

勉強テーマが

50年経って展覧会開催として
花開くのだから、

何とも素晴らしいアウトプットと
言うほかは無いです。

趣味の勉強は何も生まないから
後回しと言うのは、

非常に短絡的な意見でしょう。

趣味としての勉強テーマの選び方

ただ趣味だからといって
ダラダラと無計画にやれば、、

やはりそれは効率的ではありません。

ドラッカーは、水墨画、日本画を収集する中で、
コレクションを充実させるには

次の3つのコツがある事を学んだと言います。

1.私たちが注目すべき事は何か?
2.私たちが良く犯す間違いは何か?
3.私たちが注目しなくて良い物は何か?

この3か条は、このサイトの
テーマの最初の方で述べましたが、

勉強テーマ設定の3基準、

すなわち「価値観」「強み」「機会」
と通じる所があります。

長距離型勉強すなわち
継続学習を続けている中で、

「注目すべき事」
「良く犯す間違い」
「注目すべきでない事」

についても理解し、
新たな勉強テーマを掲げ続けるべきなのかもしれません。

或はこれは、一生涯の勉強テーマに
関するフィードバック分析の
3ポイントとも言えるかもしれません。

ドラッカーは一般にマネジメントと
結びついて論じられます。

一方でドラッカーの本質は
社会生態学者であり、

マネジメントはその研究の過程で
発見された「新しい現実」であったと言います。

学びに終わりはありません。

常に発見があるのです。

そのドラッカーは、自身が
社会生態学者として独り立ちする以前から
水墨画、日本画に魅せられそれを追い続けました。

その日本画の勉強が彼の
キャリアをさせたと言う可能性も十分あります。

良くビジネスマンの中には、

趣味は定年後とあきらめて
しまっている人も居ますが、

それは実はもったいない事です。

勉強を継続させる上で
最も大切なのは情熱です。

趣味の勉強はとにかく情熱が高いです。

ドラッカーは20代で趣味の勉強を始めました。

そういう意味で日本画は
ドラッカーにとって最も長期に及ぶ勉強テーマ、

一生涯の勉強テーマだったと言っても
言い過ぎではない気がします。

そして彼の輝かしいキャリアを
支えた勉強だとも言えるのです。

社会人こそ趣味の勉強を充実させる事は
大変有意義と言えるのです。

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