ドル・オークションと埋没費用、体系的廃棄は勉強、仕事に活きる

ドル・オークションと埋没費用、体系的廃棄は勉強、仕事に活きる
今回のテーマは、

ドル・オークションと埋没費用、
体系的廃棄は勉強、仕事に活きる

について紹介します。

これまで何回か、サンクスコスト
(埋没費用)と言う言葉を使いましたが、

さらにドル・オークション
について知っておくと

サンクスコストの重要性も
さらに深く理解できるでしょう。

体系的廃棄も上手くできるようになり、
それが勉強、仕事に活きるのです。

オークションというシステムは
あなたもご存知でしょう。

インターネットオークションなどで
何か買い物をした経験があるかもしれません。

しかしドルオークションというのは
少し毛色が違います。

例えば、

ここに1万円札があります。

ドルオークションでは、
この二つのルールでオークションにかけます。

まず1万円札に1番高い値で
入札した人が落札すると言うルールです。

この点では一般的な
オークションと変わりません。

ただし通常のオークションと異なるのは、

2番目に高い値で入札した人も、
その額を支払わないと行けないと言う点です。

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ドル・オークションとは?

つまり2番目の人は、
もちろん1万円は落札できないの
で丸損になります。

ではオークションを始めてみましょう。

最初は10円からです。

10円で1万円を得られるかも
知れないので、

競りに参加する人はきっといるでしょう。

そうすると、やがて
競り値は「20円」「50円」「100円」

さらに1000円とどんどん
上がっていくでしょう。

ではこの競り値はどこまで上がるか
予想してみてください。

そうですね、多くの人は

9999円と答えるでしょう。

でもこのドルオークションでは

もしあなたが9999円で
入札をしたとします。

すると2番目になった入札者は
新たに「1万円」で入札するでしょう。

ドル・オークションと埋没費用

1万円札のオークションに
1万円入札して意味あるの?

…と言う疑問が浮かぶと思いますが、
これがドルオークションの特徴です。

2番目になってしまうと
丸々入札額を支払わないと行けないからです。

だから今度はあなたが
2番目の入札者になります。

このままオークションが終了すると
無駄な9999円を支払わないと
行けなくなります。

これは大きなジレンマです。

より高額を入札すると
1万円を超えてしまうからです。

しかし背に腹は代えられません。

あなたは「1万1円」で入札します。

しかしそうしたとしても、
今度は2番目の入札者が
「1万2円」で入札するでしょう。

結果、競り値はいつまでも上昇し、

あなたの損失は膨らんでいく、、、

これがドルコークションの仕組みなのです。

人間心理に沿った罠とも言えます。

体系的廃棄は勉強、仕事に活きる

ではこれを防ぐにはどうすれば良いか?

もちろん一番賢明なのは、
始めからこんなゲームには
参加しない事です。

しかしもし不運にも入札に参加した後ならば、

そのお金はサンクスコスト、
埋没費用と考えるべきなのです。

人は損をしたくない、
損を取り戻したいと言う心理があります。

株式取引で損切りできない
というのはその特徴でしょう。

しかし、です。

冷静に考えたら損してでも
切っておく方が得なのです。

体系的廃棄と言う概念を
以前にも紹介しましたが、

これは現在やっている事を
やっていないと考えて、

今からは実行しないと決めたなら、
即中止すると言うものでした。

ドルオークションも
この体系的廃棄の原理原則に
当てはめてみれば、

やはり答えは、

そんなゲームに始めから参加しない

と言う事です。

よって、入札相手の損得勘定など考えず

今まで費やした費用は
もはや返ってこない費用

すなわちサンクスコスト、
埋没費用と考えて、

ゲームから撤退するのが
合理的な判断なのです。

勉強テーマや目標の設定、
勉強計画をつくるというのは、

いわばドルオークションに
参加する前に相当します。

勉強を一度始めたら、
もはやゲームはスタートしたようなもの、

そこで無駄な投資をしないため

フィードバックで
一週間ごとに自分の位置を確認し、

計画を修正し、モチベーションを
維持しながら、

計画を最後まで遂行できるよう
後押しします。

ドル・オークションで勉強、仕事に活きる

そういう意味では
フィードバックと言うのは、

マラソンにおける給水のようなもの
といって良いかもしれません。

同時にフィードバックと言うのは、

自分が選んだ勉強テーマが、
実はドルオークションかもしれない、

と言う事を定期的に
検証する事を強います。

そして途中で、それがドルオークション
すなわちもはや実行すべきでない
勉強テーマだと判断したら、

計画は即座に取りやめるのです。

本当に自分にとって無意味な
勉強テーマであれば

傷はこちらの方が明らかに浅いのです。

ドラッカーはこういった
フィードバック分析を

日々の仕事の中に組み込むように
提唱しました。

そういう意味で、勉強計画の作成は、
フィードバック分析に欠かせない活動
とも言えます。

もし勉強計画をして
タイムマネージメントを始めた人も、

継続して実行してほしいのですが、

その際にはドルオークションのような

無駄になりかねない勉強テーマにはくれぐれも
眼を光らしてチェックすべきなのです。

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