社会生態学者ドラッカーの観察と思考法、既に起こった未来とは?

社会生態学者ドラッカーの観察と思考法、既に起こった未来とは?
今回のテーマは、

社会生態学者ドラッカーの
観察と思考法、既に起こった未来とは?

について紹介します。

ドラッカーは
独自の機会発見手法を編み出し
未来を次々に予測しました。

さらに「既に起こった未来」
という言葉を使いました。

「未来は先のことだから
既に起こったはおかしいのでは?」

と思うかもしれませんが、

ドラッカーはなぜ未来が見えるのか?

彼独特の観察眼と思考法と言えます。

「既に起こったことを観察すれば
そのもたらす未来が見えてくる」

とするドラッカー流の
観察手法を指します。

未来は誰にも知りえないとするのが、
ドラッカーの終生変わらぬ
考えであり、

厳密には未来予測に
意味を認めなかったのです。

未来について言えることは
二つしかないと、

第一に未来は分からない、

第二に未来は現在とは違う

そこから導き出される
方法論が、

「既に起こったことの帰結を見る」

つまり彼自身の未来予測(観察)
はいずれも既に起こったことの
帰結を知らせるものでした。

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社会生態学者ドラッカーの姿

これは社会生態学者である
ドラッカーの研究態度と
密接に関係しています。

社会生態学者
(Socio-ecologist)

と言う言葉は
聞き慣れない言葉かもしれませんが、

これはドラッカーによる造語で、
ドラッカー自身は

自分の事を観察者であり
文筆家であり社会生態学者である
と定義していました。

ここに彼の未来予測の
秘密があります。

ドラッカーによれば、
社会生態学者というのは

自然生態学者が生物の環境を
研究するように、

人間によって作られた
人間に環境を研究するものをさします。

従ってドラッカーは
「社会生態学者」であり、

それらを文字を通して表現する
「文筆家」だったと言う事です。

またドラッカーは

社会生態学者には
基本的態度があると言います。

まず「理念に反する事で、
既に起こっている事は何か?」

を問う事です。

次に

「その変化が一時的なものではなく
本当の変化である事を示す証拠はあるか」

を問います。

既に起こった未来とは?

ドラッカーはこうした通念に反する
本当の変化を「既に起こった未来」や

「新しい現実」と呼びました。

そして社会生態学者の基本的態度は
「既に起こった未来」「新しい現実」を
探索する事に他ならないのです。

これはドラッカー
お気に入りの表現で、

いくつも解釈が可能です。

世界についていくつもの
扉を持つにつれ

現在に根を張りつつ、
未来に目を向けることが出来ます。

ドラッカーは何よりも
「見る人」であり、

絶えず広い世界を胸躍らせて
観察する人でした。

ドラッカーはこの基本的態度を用いて
数々の発見、未来予測をしてきました。

こうして社会生態学者ドラッカーは
様々な知恵を紹介して行ったのです。

一般にはマネジメント、経営学の
大家として知られる事でしょう。

実はドラッカーがマネジメントの
重要性に気づいたのも、

この基本的態度を活用しての事です。

従って、ドラッカーにとって
マネジメントは、

社会生態学者としての
一分野にしかすぎないと言えるのです。

だからこそ幅広い分野に関して
知識があり深い造詣があるのです。

また「知識社会の到来」も同じで、

ドラッカーがこれに気づいたのは
第二次世界大戦後、

アメリカが制定した

「退役軍人援護法」

だったといいます。

この法律は退役軍人が
大学教育を受けられるよう
支援する法律でした。

ドラッカーはこの法律が
第一次世界大戦後に制定されていたなら

…と考えます。

結論は誰もそんな支援を
受けようとはしないだろう
と言うものでした。

なぜなら当時は大学に行く事は
それほど意味のあるものでは
なかったからです。

むしろ、商社や銀行につとめた方が
良いと言う価値観でした。

しかし第二次世界大戦では
事情が異なってきている。。

とドラッカーは考えるのです。

ドラッカーにとってこれが

「通念に反する事で、既に起こっている事」

でありました。

ドラッカーの見た未来とは?

ではこの変化が社会に対して
どのような影響を与えるのか?

この点について、
ドラッカーは自問自答します。

そして結論を得たのが、
知識が資本と労働を差し置いて、

最大の生産要素になったと言う
結論なのです。

このように、既に起こっていて
後戻りできない重要な影響力を
持つ変化にも関わらず

未だ一般に認識されていない事を
認識して分析するのが、

ドラッカーにとって生涯変わらぬ
基本的な勉強法と言う事です。

この態度を簡単に言えば、

1.新しい現実を看破する
2.新しい現実の証拠を問う
3.新しい現実を前提に未来を考える

この態度はドラッカー流の
未来観察術とも言えます。

既に起こった未来…

この未来予測を活用して機会を探り出し、
これにフォーカスを合わせる

これが社会人の成果を出す
勉強テーマにおいても欠かせない事です。

「未来を築くためにまず
始めになすべきことは、

明日何をなすかを
決めることではなく、

明日を作るために今日
何をなすかを決めることである」

これは『創造する経営者』
で述べられていた言葉ですが、

要するに、その勉強のテーマは
将来の機会にジャストミートするのかを

自分自身に問いかけなければ
行けないのです。

社会生態学者ドラッカーの
観察と思考法を参考にしましょう。

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