リーマンショックで利益を上げたジョン・ポールソンの投資手法


今回のテーマは、

リーマンショックで利益を上げた
ジョン・ポールソンの投資手法

について紹介します。

2007年秋に、金融市場は
崩壊の一途をたどり、

この10年間に荒稼ぎしたお金が
数ヶ月で奪われるかのように、

ウォール街の企業は大きな
損失を生み出し、

その余波はアメリカだけでなく
世界中に飛び火しました。

そんな中、

リーマンショックに経済危機の中
大きな利益を上げた男が

ジョン・ポールソン

サブプライムローン問題に始まり、

ウォール街の巨人リーマン・ブラザーズの
破産申請に至る暴落は、

1929年からの大恐慌以来
最悪の経済危機を世界中にもたらしました。

直前まで好況を謳歌していた
日本企業も、

リーマンショックによって
相次ぐ大幅赤字決算を
余儀なくされたのも記憶に新しい所です。

この時期に、世界的な大手銀行などが
被った被害は3兆ドル

株式など投資家の損失は
30兆ドルを超えるとも言われますが、

そんな中、

2007年だけで
150億ドルもの利益を上げたのが

ジョン・ポールソン率いる
ポールソン&カンパニーです。

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一年で世界有数の資産家に

150億ドルと言うのは、

人口1200万人以上の
南米諸国(ボリビア、ホンジュラス、パラグアイ)
のGDPを超えます。

そのうち約40億ドルがポールソン
個人の取り分と言われていますが、

年計算すれば1日1000万ドル
以上稼いだ計算になります。

これは
J・K・ローリング
(ハリーポッターの作者)
オプラ・ウィンフリー
(アメリカの人気司会者)
タイガーウッズ
(世界的ゴルフプレイヤー)

の年収を合計した額より多く、

一年で、ウォーレンバフェット、
ジョージソロス、ジェシー・リバモア

と肩を並べる一流投資家の仲間入りをし、
世界有数の富豪になったのです。

が、そんなポールソンの経歴を見ると
意外な人物像が浮かんできます。

ジョン・ポールソンの投資手法

リーマンショックで利益を上げるまで
ジョン・ポールソンさんは

普通の人から見れば
十分な成功をしているように得ます。

ヘッジファンドのマネージャーとして、

マンハッタンの一等地にオフィスを持ち、
高級な家に住み、高価な絵画が飾られ、
リゾート地に別荘を持つ

…しかし他のヘッジファンド
マネージャーに比べれば、
地味な生活をしており、

業界では際立った存在ではなかったと言います。

ポールソン自身、自分は
この世界に向いていないと感じていたそうです。

彼の投資手法は堅実で用心深く
地道なもので、

長い時間をかけ徹底的に調査を行う
ポールソンの投資スタイルは

当時、高性能コンピューターで
取引を行う多のトレーダーに比べ
時代遅れで古くさいとされていました。

2005年、既にポールソンの
キャリアはピークを迎えている
ように見えました。

それでも自分がひとかどの
人間である事を証明するような
大きな取引を諦めていた訳ではなく、

そんな彼に転機が訪れます。

それまで彼が注目していた
目を見張るような住宅価格の高騰を
始めてから、

四年が経った頃、

誰もがバブルに熱狂していた時代、

ポールソンだけは
疑念を抱いていたわけです。

そこで彼は逆張りを始めた訳です。

リーマンショックで利益を上げた男

「私たちが住宅ローン市場に
対する不安を口にすると、

世界有数の投資家の多くが、

私たちの方が間違っていると
言い張りました。

双方とも、公表された
同じ情報を分析していたのですがね。

そして喜んで私たちの
反対に賭けると言ったのです。」

ポールソンが後に
会社と個人に巨額の利益をもたらした
CDSを始めて購入したのは2004年後半の事です。

(CDSはリスクの高い住宅ローンを証券化した
債券投資の損失に対する保険のようなもの)

当時、アメリカでは不動産市場が過熱状態で、

個人も企業も不動産投資で
好況の真っただ中にありましたが、

ポールソン自身は不動産の下落を
不安視していました。

だからこそCDSを安価で購入すれば、
わずかの年間保証料は必要ですが、

バブル破裂によって
大きな利益が得られると考えました。

そしてその目論見は見事
実現したのです。

自分自身の見る目を養うのが大切

ポールソン自身は
極秘情報を元に投資を勧めたわけではなく、

みんなが目にするデータを見て、
普通の人が感じる疑問からスタートしています。

ところが専門家の多くは、
熱狂の渦の中で住宅価格の下落などない、

不動産バブルの破裂など起こらないと信じ込み、

ひたすら楽観論を周囲に振りまいて、
多くのものを失う事になりました。

人は同じものを目にしても、
同じように考えるとは限りません。

熱狂の中で、
多くの人が口にする事を
「真実」と信じこんでしまいがちですが、

そこにいつも真実があるとは限りません。

常識を疑い、ブームに疑問を投げかける

そうすることでジョン・ポールソンは
大胆に行動することができ、

経済危機の中でも
巨額の利益を上げられたのです。

もちろんただ世間の逆を行けば
成功する訳ではありません。

実際投資家の中には
株価暴落バブル崩壊を予見し、
仕掛けたものの、

最後の最後でつまずき、
巨額の利益を掴み損ねる人もいました。

最後は、自分の責任で
自分の投資哲学を信じる…

リーマンショックで利益を上げた
ジョン・ポールソンの投資手法から
学べる事は多そうです。

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